髪技理容師を探せ Vol.242 -ヘアーサロンオダノ 小田野 淳一

今回は以前バーバーなびでご紹介させていただいたBlueHair 南舘 弘子さんにご紹介いただき、ヘアーサロンオダノの小田野 淳一さんを取材させていただいた。小田野氏は理容師歴35年、これまでの経験の技術を活かした上で、最後にお客様が思わず”気持ち良かった”とこぼすような気持ちの良い施術を追求する髪技理容師だ。

Profile

Junichi Odano (小田野 淳一)

ヘアーサロンオダノ

理容師歴:35年
出身校:東京理容専修学校
出身地:東京都
得意技術:直バサミ、アイロンパーマ、アイパー
得意スタイル:ツーブロックスタイル(特に子供のスタイル)
こだわり:気持ち良いと言ってもらえる直バサミ技術、バリエーションの多いツーブロックスタイルを作ること
趣味:山登り、電車に乗って出かけること

ヘアーサロンオダノ について

サロンへの道順としては、練馬駅~中野駅間を走る京王バスを利用するといいだろう。「徳田」バス停を降りるとすぐにサロンを見つけられる。駐車場も完備しているので、車で行く場合は一度サロンに電話をして確認することをおすすめする。

店内にはセット面3席があり、小田野氏のお母様や奥様も含め施術され、アットホームなサロンが強みである。赤ちゃんからお年寄りまで幅広い年代のお客様に愛されており、女性の顔そりエステは女性スタッフが担当されるとのことで、女性のお客様も気軽に来店しやすいだろう。また、幅広いカラー対応もしているため、個性豊かなカラー需要のある若者にとっては打ってつけのサロンではないだろうか。そのような方にはぜひ一度訪れていただきたい。

お店の簡単な紹介が済んだところで早速、小田野氏のインタビューを進めていくとしよう。

ヘアーサロンオダノ 小田野 淳一

理容師を目指したきっかけ

バーバーなび:こんにちは、本日はよろしくお願いします。まず小田野さんが理容師を目指すことになったきっかけを教えてください。

小田野氏:よろしくお願いします。元々、うちは代々床屋で祖父の代からやっていて僕が三代目になります。高校生で進路を考え始める頃に、みんなが大学行くだのという話なった時に、仲良い友達から「淳一は良いじゃないか、自分家が床屋なんだから」と言われたことが結構印象に残ってまして。また、祖父が跡を継いでほしいという思いが強かったようで「淳一、床屋やらないか」とよく言われていました。あまり重くは捉えず、気にしていませんでしたが、その流れで専門学校を受けて、この道に進みましたね。

バーバーなび:おじい様は継いでほしい思いを持っていたのですね。

小田野氏:はい、思いは強かったみたいです。祖父は入院してまして、専門学校に入ったことを知って、相当嬉しかったようで、看護師さんや面会に来る人みんなにそのことを言ってたみたいです。面会に行った友達のおじいちゃんがお店に来ると、「ジュンちゃん後継ぐっておじいちゃんすごい喜んでたよ!」と教えてくれるんです。僕が専門学校卒業する前に亡くなってしまったので残念でしたが、後を継ぐことを喜んでくれたことはやっぱり嬉しかったです。今では、祖父・父・僕と三代で切らせてもらっているお客様もいるのでそれも嬉しいことですよね。

バーバーなび:素敵です。ずっと来ていただけるお客様を代々切らせていただけることも感慨深いですね。

理容業界への思い

バーバーなび:理容業界全体に対してどのような思いや考えをお持ちですか?

小田野氏:最近ですと、資格を取ってもすぐ仕事を辞めてしまうケースもあるじゃないですか。この業界は免許取得後、そこから修行していく中で仕事を覚えていく形なので、その間に辞めてしまうと理容師はどんどんいなくなってしまうのでは、という不安な思いはあります。大変ではありますが、続けていくことで楽しいことも沢山あるので、そういったところも若い世代には伝えていきたいところですね。

バーバーなび:特にどういった部分でそういった楽しさややりがいは感じられますか?

小田野氏:やっぱり人相手ということはすごく良いと思いますね。お客様の数だけ色々なお話もありますし、色々な分野のエキスパートのような方も来るし、逆にわからないことを聞くと、何でも教えてくれる方もいたり。お客様から学ぶこともたくさんあるので、そのあたりがすごく良い商売だなと思いますね。

うちは総合調髪一人4,500円ですが、来店してから一時間後に、「あー気持ち良かった、さっぱりした」と言ってもらえる仕事というのが僕はすごく良かったなって。なので、最近は、かっこよくなった、かっこよくしてくれてありがとうよりも、「気持ち良かった」という言葉の方がなんか嬉しくなってきましたね。こういった部分を若い世代にも気づいていってほしいなという思いもあります。

髪技理容師としてのこだわり

バーバーなび:それではこだわりを教えてください。

小田野氏:こだわりですね、今少し話していたことですが、やっぱり最後終わった後に、「気持ち良かった、スッキリした」と感じてもらえるようにすることはいつも心がけていますし、そういった気持ちを大事にしたいです。技術ももちろんですが、その上でお客様を気持ち良く帰そうという意識の方が大きいですね。

バーバーなび:カット以外に癒しや気持ち良さを求めてるお客様も多いと思うので、小田野さんの思いはよりダイレクトで伝わりそうですね。

小田野氏:そうですね、気持ち良さを追求するように僕もなってきたので、楽しかった、またここに来たいと思ってもらえるようなサービスをしていきたいですね。あと、うちの場合だと、レディースシェービングのお客様も結構多いですね。そういった気持ち良さ含め楽しい時間を過ごせてもらえると嬉しいです。

お客様へのメッセージ

バーバーなび:どのようなお客様にお店に来て欲しいですか?

小田野氏:住宅街エリアなので、本当に子供からおじいちゃん、おばあちゃんなど様々な方が来てくれているので、どのような方でも来ていただければ気持ち良くしてあげたいなと思っています。子供との会話も楽しいですよね。子供の世界のその分野に関しては、子供たちはプロなのでそういった話を聞くと最近の流行りなどもわかりますし、ご年配のおじいちゃんおばあちゃんからは、僕が経験したことのない思い出や経験など、そういうことを聞けるのはとても貴重なので嬉しいですよね。

バーバーなび:各世代によって会話や得られる情報はそれぞれ違うので、一つひとつ貴重な体験になるわけですね。

小田野氏:取材始まる前にカットしていた子は、あの子のおじいちゃんがうちの父親と仲良くて、おじいちゃんに連れられて生まれた時からずっと来てくれているんです。今は引っ越してしまって近くにいないですが、実家に帰って来た時はうちに寄ってくれるので嬉しいですね。

あと、最近本当嬉しいなと思ったのは、僕の友達の子供のカットしている時はなんだかすごい感慨深いです。小中学校一緒の昔からの友達の子供の刈り上げとかをさせてもらっている時はどこか不思議な感覚があるんです。そういったことも地元でやっているからこその楽しみでもありますね。

未来の理容師に向けたメッセージ

バーバーなび:理容師を目指す若者に向けたメッセージをお願いできますか

小田野氏:そうですね、頑張らなくていい、と言いたいです。楽しんでもらいたい。そんなに一生懸命じゃなくたっていいんですよ。ずっと一生懸命仕事、一生懸命早く覚えなきゃ、とばかりなりすぎず、そのお客様が満足してくれることをやれればいいと思うんです。頑張りすぎると疲れちゃうじゃないですか。なので、やっぱり楽しみながら、お客様とコミュニケーションを取って、何を求めてるかをしっかり理解出来るようになれればいいかなと思います。頑張りすぎず楽しんで!というメッセージになります。

バーバーなび:経験値のある小田野様だからこそ言えることですね。素敵なメッセージをありがとうございました。

最後に

バーバーなび:本日はお忙しい中取材のご協力いただきありがとうございました。最後に小田野さんおすすめのメニューと作例を紹介してもらえますか?

小田野氏:はい。こちらこそありがとうございました。おすすめのメニューをご紹介します。

髪技理容師おすすめメニューメンズ総合調髪 ¥4,500

モデル写真提供:ヘアーサロンオダノ

髪技理容師おすすめメニューアイロンパーマ ¥8,000~

モデル写真提供:ヘアーサロンオダノ

髪技理容師おすすめメニューカラー(ブリーチ) ¥8,000

店舗基本情報

店舗名ヘアーサロンオダノ
住所東京都練馬区豊玉中2-4-6
営業時間・定休日平日 9:00~19:00
土日祝 8:30~19:00
定休日:毎週月曜 第2第3火曜
最寄駅沿線都営大江戸線
最寄駅新江古田駅
電話番号03-3991-5030
ホームページhttps://hairsalon-odano.jimdofree.com/

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