今回は以前バーバーなびでご紹介させていただいたThe premium salon Arcadia　牧田 洋平さんにご紹介いただき、BOND HONDAの柿本 宗春さんを取材させていただいた。柿本氏は理容師歴6年。コンテストをきっかけに理容の魅力に惹かれ、技術の向上はもちろん、おもてなしの心を大切にする髪技理容師だ。

Profile

Muneharu Kakimoto　(柿本 宗春)

BOND HONDA

理容師歴：6年
出身校：アリアーレビューティー専門学校
出身地：愛知県
得意技術：メンズ全般・フェード・パーマ
得意スタイル：七三バックスタイル・海外風スペインカールスタイル
こだわり：リラックスしていただきながら、早くて上手い技術を提供すること
趣味：カメラ・動画作り

BOND HONDA について

まずはサロンへの道順をご案内する。大和駅南口を出て左に銀座通り方面へ進む。銀座通りをそのまま直進すると、やまと芸術文化ホールが見えてくる。

1階にあるスターバックスのすぐ横のスロープを上がるとお目当てのサロンが見えてくるだろう。駅からは徒歩約3分だ。

店内は居心地の良さと温かみのある空間が広がりセット面3席と、個室が1席あり、ゆったりとリラックスしながら、カットはもちろん、お顔そりで至福の時間を堪能できる。スタッフの細やかな気遣いと確かな技術が、多くの口コミで高評価を集めるサロンだ。

お店の簡単な紹介が済んだところで早速、柿本氏のインタビューを進めていくとしよう。

BOND HONDA　柿本 宗春氏

理容師を目指したきっかけ

バーバーなび：こんにちは、本日はよろしくお願いします。まずは柿本さんが理容師を目指すことになったきっかけを教えてください。

柿本氏：よろしくお願いします。実は、学生時代はそこまで理容師になろうとは思っていませんでした。高校生の時に就職するか、何かしらの専門学校に進むかを考えていて、実家が理容室をやっていたこともあり、両親から「とりあえず免許だけ取っておけば仕事には困らないから」と勧められたんです。最初は深く考えず、「じゃあまあ…」くらいの感じで専門学校に入りました。なので、今思えば、うまくそそのかされた部分もありますね（笑）

専門学校に入学してみると「カリスマ美容師になる！」と気合いの入ったクラスメイトがいる一方で、僕は「卒業したらどうしようかな…」くらいの気持ちでいたので周りとの温度差をすごく感じました。そんな時に、学生向けのコンテストと出会い、元々勝負ごとが好きで「ちょっと面白いかも」と思い始めたんです。部活でも競い合うことが好きだったので、その感覚に近かったのかもしれません。

あとはパソコン作業が得意なわけではなく、人と話すことが好きだったので、お客様と会話しながら働けるこの仕事って、意外と自分に合ってるなと感じるようになりました。そこから少しずつ意欲が湧いてきて、「だったら行けるところまで極めてみよう！」と思うようになり、今もこの道を突き詰めようと頑張っています。

バーバーなび：そういった経緯があったのですね。実際にたくさんの賞も取られていますし、すごいですね！

柿本氏：僕の場合は出会った人に恵まれていた部分も大きいと思います。素晴らしい方々の元で学べたからこそ、ブレずに目指し続けることができたのかなと思うので、本当に感謝しています。

理容業界への思い

バーバーなび：理容業界全体に対してどのような思いや考えをお持ちですか？

柿本氏：理容師としての技術の美しさ、例えば昔から受け継がれているシェービング技術や、日本の理容ならではの品のある仕事がすごく好きなんです。だからこそ、こうした技術の魅力を若い世代にも知ってもらいたいですよね。このサロンには女性のお客様でシェービングを希望される方も多いので、そういった面でも男女問わず「人を美しくする仕事」だということを実感しています。

そういう部分も含めて、理容師という職業はすごく素敵だなと感じていますし、だからこそ理容業に携わる人だけでなく、もっと多くの方にその魅力を伝えていけたらと思っています。

バーバーなび：今後、力を入れていきたいことはありますか？

柿本氏：今って、SNSやYouTubeを通じて簡単に情報を得たり発信できる時代ですよね。だからこそ、そういったツールを活用して、自分自身が発信者となり、理容業界の魅力を伝えていけたらいいなと思っています。そのためには、やっぱり技術をしっかり磨くことが大前提ですし、発信の仕方についても学ぶ必要があるなと感じています。なので、今後はそういった分野にもどんどん挑戦していきたいですね。

髪技理容師としてのこだわり

バーバーなび：それではこだわりを教えてください。

柿本氏：僕のこだわりの一つは、お客様をお迎えする際の“道具の整え方”です。ワゴンにはハサミやバリカン、トリマー、シェーバーなどの道具を並べていますが、それをまるでコース料理のナイフやフォークのように、きちんとセットしています。お客様がご来店された時に、「これからこの道具で施術を行いますよ」と、視覚的にも伝わるように意識しています。

実際に「こんなハサミがあるんですね」と興味を持たれるお客様もいらっしゃいますし、道具がしっかり整っていることで施術への安心感にも繋がると思います。また、こうした準備を徹底することで、仕事のスピードも上がり、施術に余裕が生まれます。余裕がある分、より丁寧なサービスを提供できるので、そこはかなりこだわっています。

バーバーなび：綺麗に並んでいることで見た目で気持ち良いですし、確かに安心感と期待感に繋がりそうですね。

柿本氏：そうなんです。僕自身、レストランに入った時に食器が綺麗に揃っているとちょっと嬉しくなるんですよね。なので、その感覚に近いかもしれません。そういった細かい部分のおもてなしにもこだわって、お客様に気持ち良く過ごしていただける空間を作りたいです。

バーバーなび：素敵なこだわりですね！

お客様へのメッセージ

バーバーなび：どのようなお客様にお店に来て欲しいですか？

柿本氏：このサロンでは美容室も併設しているため、レディースのカットを担当させていただくことも多いです。なので、老若男女問わず、素敵になりたいと思うすべての方が気軽に来られるようなサロンにしたいと思っています。もちろん何か特定の技術に特化してやることも好きですが、どんなお客様に対しても一流の技術を提供できるスタイリストでありたいです。

バーバーなび：実際、Instagramを拝見しましたが、お子様も含め幅広い層のお客様を施術されていますよね。

柿本氏：そうなんです。うちのサロンは住宅地にあるので、ご家族で来店も多く、今日は家族みんなでカットをしようといった感じで、小一時間ほど席を並べて施術することもあります。最近は特に、SNSを見たお客様が「ここ、子供のカットもやってるんですね」と興味を持ってくださることが増えました。元々通ってくださっているお客様が「娘も一緒に連れてきていいですか？」と聞いてくださることもあり、そうした口コミを通じて、お子様のご来店も増えている印象です。本当にありがたいですね。

未来の理容師に向けたメッセージ

バーバーなび：理容師を目指す若者に向けたメッセージをお願いできますか。

柿本氏：技術を学ぶことには時間を惜しまなくていいと思います。もちろん、ゆっくり長い年月をかけて学ぶことも大切ですが、やはり体が元気なうちにできる限り学んでおくべきです。年齢関係なく学び続けることも出来ますが、やっぱり20代、30代のうちに身につけた技術が今後の理容人生を決めていくと思います。だからこそ、学べる時に妥協せずしっかり技術を磨いておくことが大事だと伝えたいですね。

バーバーなび：シンプルでとても分かりやすい真っすぐなメッセージですね。

柿本氏：それと、勉強だけではなくしっかり遊ぶことも大切です。仕事も100%、遊びも100%、どちらも全力で楽しんでほしいです！そうやってメリハリをつけることで、きっとその経験が将来に繋がっていくはずです。

バーバーなび：素敵なメッセージをありがとうございました。

最後に

バーバーなび：本日はお忙しい中取材のご協力いただきありがとうございました。最後に柿本さんおすすめのメニューを紹介してもらえますか？

柿本氏：はい。こちらこそありがとうございました。おすすめのメニューをご紹介します。

店舗基本情報

店舗名	BOND HONDA
住所	神奈川県大和市大和南1-8-1 YAMATO文化森 2F
営業時間・定休日	10:00～19:00 定休日：毎週月火曜日
最寄駅沿線	小田急線・相鉄線
最寄駅	大和駅
電話番号	046-264-3839
ホームページ	https://www.honda-phi.com/bondhonda.html

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