THE BARBER STYLE MAGAZINE
2025.10.20

秋風が心地よく吹くこの季節。高校生や専門学生の皆さんの中には、そろそろ将来の進路について考え始めている方も多いのではないでしょうか。 特に「髪を扱う仕事」に興味がある人にとって、「理容師」と「美容師」、この2つの職業の違いはとても気になるところです。 同じ“ヘアのプロ”でありながら、資格や技術、仕事内容、さらにはお客様との関わり方にも違いがあります。 今回は、理容師と美容師のそれぞれの特徴をわかりやすく比較しながら、進路を考えるヒントをお届けします。
まずは、それぞれの職業がどんな仕事をしているのかを見てみましょう。
理容師は主に男性を中心に、カット・パーマ・シェービング(顔剃り)などを行う“身だしなみの専門家”です。 中でも、カミソリを使ったシェービングができるのは理容師だけ。 フェードカットなどの精密な刈り上げスタイルや、清潔感のあるビジネスヘアなど、男性の魅力を引き出す施術を得意としています。
美容師は男女問わず幅広いお客様に対応し、カット・カラー・パーマ・ヘアセット・メイク・着付けなど“トータルビューティー”を提供します。 最新のトレンドやファッション性を取り入れたデザイン提案が得意で、華やかでクリエイティブな世界で活躍する職業です。
理容師と美容師は、どちらも国家資格が必要な専門職です。 ただし、それぞれの資格は法律上の根拠が異なり、できることも違います。
どちらの資格も専門学校で技術と知識を学び、国家試験に合格する必要があります。 また、両方の資格を取得する「Wライセンス」という選択肢もあり、技術の幅を広げたい人には人気の進路です。
理容師と美容師、それぞれの技術には個性があります。
お店の雰囲気や客層にも、それぞれの職業らしさがあります。
理容師と美容師。どちらも人の「魅力を引き出す」素晴らしい仕事です。 理容師はシェービングを含む身だしなみのプロフェッショナル、美容師はデザインと美を追求するアーティスト。 どちらの道にも“人に喜ばれるやりがい”があります。 この秋の進路選びの参考にしながら、自分の「好き」が輝く方向を見つけてみてください。
✏️ バーバーなび編集部より
理容と美容。二つの職業は、どちらも“人を笑顔にする技術職”です。
髪を整えることは、心を整えること。どちらの世界を選んでも、あなたの手が誰かの自信を作ります。
この秋、ぜひ自分らしい未来への一歩を踏み出してみてください。
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