理容師が語る“香り”の大切さ。秋に似合うフレグランスとは
秋風が心地よくなり、身だしなみを整えたくなる季節。髪型だけでなく、香りまで気を配る男性が増えています。
理容師さんたちは、髪を整えるだけでなく、お客様の「印象」そのものをデザインしています。その中で欠かせない要素のひとつが“香り”。
香りは、「見えない身だしなみ」として、人の印象を左右する大切なポイントです。理容室では、シャンプーやシェービングクリーム、スタイリング剤の香りにまでこだわり、お客様が心地よくリフレッシュできる空間を演出しています。
香りがもたらす3つの効果
- 清潔感: 不快なニオイを抑え、爽やかな印象を与える。
- 記憶効果: 香りは記憶と結びつきやすく、印象を深める効果がある。
- 自信と気分の高揚: 好きな香りをまとうことで自然と気持ちが上向く。
秋は香りが穏やかに、そして長く楽しめる季節。少し深みのあるフレグランスを選べば、季節感と共に自分の印象も高められます。
秋のメンズフレグランス選び、ここがポイント!
夏の軽やかさから一転、秋には「温もり」と「落ち着き」を感じさせる香りが似合います。代表的なのは次のようなタイプです。
- ウッディ系: シダーウッドやサンダルウッドなど、森林のような落ち着いた香り。
- スパイシー系: シナモンやカルダモンなど、知的で温かみのある印象。
- アンバー系: 甘く柔らかな樹脂の香りで、大人の色気を演出。
- レザー系: 革のような渋みと高級感。上品で洗練された印象に。
香りの強さにも種類があります。
オードトワレ(EDT)は軽めで日常使いに、オードパルファム(EDP)は深みがあり持続時間も長め。
空気が冷たくなる秋には、ふんわりと漂う温かな香りが一層引き立ちます。
年代・ライフスタイル別!似合う秋の香り
20代:
フレッシュさを残しつつ、落ち着きをプラス。ウッディ×シトラスの軽やかな香りが◎。
30代:
仕事にもプライベートにも品格を。スパイシーやアンバー系で大人の余裕を演出。
40代以上:
深みと個性を表現。レザーやムスクの香りで、成熟した印象を際立たせます。
香りは“なりたい自分”を演出する手段のひとつ。ライフスタイルや季節に合わせて選ぶことで、自然に魅力が引き立ちます。
香りを長持ちさせる!プロが教えるスマートなつけ方
- つける場所: 首筋・手首・ひじの内側など、体温の高い箇所に。
- タイミング: 外出30分前がベスト。シャワー後の清潔な肌に少量を。
- NG例: 擦り合わせる・服につける・つけすぎるのは避けましょう。
また、髪にはヘアフレグランスを活用すると◎。アルコールの刺激が少なく、自然な香り立ちを楽しめます。
香水だけじゃない!バーバー流・全身“香りケア”
- シャンプー・ボディソープ:清潔感の基本。香り系統をそろえると統一感UP。
- スタイリング剤:ヘアセットのたびに心地よい香りをプラス。
- 洗濯・柔軟剤:衣類からの香りも印象を左右。
- 口臭ケア:清潔な呼気も“香り”の一部です。
香りは、香水だけでなく“生活全体”で整えるもの。バーバーが提案する香りの重ね使い(レイヤリング)は、上品で自然な印象を作り出します。
ネクストアクション
- まずはテスターで香りを試す。
- お店のスタッフに相談して、自分に合う香りを見つける。
- 小さなボトルから試し、TPOに合わせて使い分ける。
- 理容室で香りとスタイルのバランスを相談してみる。
よくある質問
Q1. 香水が苦手でも清潔感を出せますか?
香りの良いシャンプーやボディクリーム、柔軟剤を使うだけでも十分印象は変わります。
Q2. 香りの持続時間は?
オードトワレで約3〜4時間、オードパルファムで5〜7時間程度。少量の付け直しで調整を。
Q3. 髪に香水をつけてもいい?
一般的な香水はNG。ヘアフレグランス専用の製品を選びましょう。
Q4. 香りを使い分けるのはアリ?
シーンや季節に合わせて使い分けるのは大人のたしなみです。
まとめ
香りは、自分を印象づける“もう一つの身だしなみ”。
秋の深まる空気に合わせて、温かみある香りをまとうことで、清潔感と魅力が一段と引き立ちます。
理容師さんは、あなたの髪だけでなく香りのトータルバランスまで見てくれる存在。
ぜひ次の来店時には、「香りの相談」もしてみてください。新しい季節を、自分らしい香りとともに迎えましょう。
✏️ バーバーなび編集部より
香りは“記憶に残る身だしなみ”。清潔感と季節感を上手にまとうことで、印象は見違えるほど変わります。
この秋は、香りの力であなたの魅力を静かに引き出してみてください。