THE BARBER STYLE MAGAZINE

2025.11.20

【12月版】忘年会・イベントで好印象!30代・40代向け清潔感アップのメンズヘアスタイル特集

12月は、忘年会や仕事の打ち上げ、クリスマスの集まりなど、人前に出る機会が一気に増えるシーズンです。スーツやジャケットを整えるのと同じくらい、「ヘアスタイルの清潔感」が印象を左右します。特に30代・40代の男性にとって、髪型は「信頼感」と「大人の余裕」を伝える重要な要素です。

バーバーなび編集部では、理容師さんへの取材や現場の声をもとに、2025年の年末シーンで好印象を狙えるヘアスタイルと、その選び方・整え方のポイントを整理しました。派手さよりも「清潔感」と「きちんと感」を軸に、ビジネスシーンから忘年会まで幅広く対応できるスタイルをご紹介します。

12月のイベントで求められる「清潔感」とは

忘年会やイベントで「感じがいいな」「きちんとしているな」と思われる人に共通しているのは、トレンド感よりもまず清潔感が整っていることです。清潔感は、特別なテクニックではなく、次のような基本が押さえられているかどうかで決まります。

  • 髪が伸びきっておらず、サイド・襟足がスッキリ整っている
  • 寝ぐせやボサボサ感がなく、全体のシルエットが整っている
  • 顔周りが重くなりすぎず、表情が明るく見える
  • フケやベタつきが目立たず、清潔な頭皮・毛先の状態が保たれている
  • 香水が強すぎず、シャンプーや整髪料のほのかな香りにとどまっている

逆に言えば、髪型そのものが多少シンプルでも、これらのポイントが整っていれば、それだけで「きちんとしている人」「信頼できそうな人」という印象につながります。本特集では、そのベースとなる清潔感を押さえながら、30代・40代らしい大人の雰囲気を出せるスタイルをピックアップしました。

忘年会・イベントで輝くおすすめメンズヘアスタイル3選

スタイル1:好感度抜群の「クラシックフェード」

サイドや襟足を短く刈り上げ、上に向かって徐々に長さをつなげていくグラデーションカットがフェードスタイルです。トップは少し長さを残し、流したり、分け目をつくったりすることで、クラシックかつ現代的な雰囲気を両立できます。

  • サイド・襟足がタイトに収まり、顔周りがシャープに見える
  • ビジネスでも浮かない「大人の清潔感」と、適度なトレンド感を両立
  • トップの長さや分け方次第で、オン・オフの表情を切り替えやすい

その一方で、刈り上げ部分は伸びてくるとラインがぼやけやすく、3〜4週間に一度のメンテナンスが理想的です。スタイリングには、ポマードやグリースなど、ツヤとホールド力を両立した整髪料が向いています。

・仕事では控えめに流して端正に、忘年会では少しボリュームを出して華やかに――そんな“さじ加減”を楽しみたい方におすすめのスタイルです。

スタイル2:手軽さと品のよさを両立する「ショートバック&サイド」

サイドとバックを短めに、トップに少し長さを残したショートバック&サイドは、年代や職種を問わず支持されている定番スタイルです。いわゆる控えめなツーブロックや、自然な刈り上げもこのグループに含まれます。

  • どんな髪質・顔型にも合わせやすく、失敗が少ない
  • サイドと襟足がしまることで、清潔感と小顔効果を両立
  • ワックスやジェルをなじませるだけで、短時間で形が決まりやすい
  • ビジネスシーンにも休日スタイルにも馴染みやすい万能タイプ

仕上げのポイントは、トップに少し動きを出しながら、サイドはタイトに抑えること。前髪を上げれば爽やかに、下ろせば落ち着いた雰囲気に寄せることができるため、「会社では控えめに、忘年会では少し華やかに」といった使い分けがしやすいスタイルです。

スタイル3:知的さが際立つ「七三分け(サイドパート)」

髪を横に分けるサイドパートは、きちんと感と知的な印象を両立したスタイルです。分け目を7対3ほどにするクラシックな七三分けはもちろん、少しラフに流した現代的アレンジも人気です。

  • フォーマルな場面や重要な商談でも通用する信頼感のある印象
  • メガネやスーツとの相性が良く、「仕事ができそうな雰囲気」に直結
  • 分け目をきっちり決めるか、少し崩すかでニュアンスを調整しやすい

分け目がつきにくい方は、ドライヤーで乾かすときにコームや指でしっかりと分け目をつくり、根元からクセづけしておくとスタイルがキープしやすくなります。ポマードやジェルでツヤを出せばクラシック寄りに、マット系のワックスを使えば少しカジュアルな印象に寄せることができます。

あなたに合うスタイルは?髪質・顔型から考える選び方

同じスタイル名でも、髪質や顔型によって仕上がりの印象は大きく変わります。ここでは、30代・40代の男性に多いお悩みと組み合わせながら、選び方の目安を整理します。

髪質別・おすすめの方向性

直毛タイプ

  • ラインがはっきり出るので、クラシックフェードや七三分けとの相性が良い
  • ボリューム不足が気になる場合は、トップに軽くパーマをかけると扱いやすくなる

くせ毛タイプ

  • ショートバック&サイドでサイドと襟足を短くし、くせの動きをトップで活かす方向がおすすめ
  • 無理に伸ばすより、自然な「動き」として生かすと大人のこなれ感につながる

細毛タイプ

  • ペタッとしやすいため、トップを長く残しすぎず、根元が立ち上がりやすい長さを意識
  • ドライワックスやボリュームアップスプレーで、軽さを保ったままふんわり感を演出

硬毛タイプ

  • 広がりやすいサイド・襟足は、フェードや刈り上げでしっかりタイトに
  • 少し長さを残す場合は、パーマで動きをつけると収まりやすくなる

顔型別・バランスの取り方

丸顔タイプ

  • トップに高さを出し、サイドをタイトにすることで縦長のシルエットを意識
  • アップバングや、トップを立ち上げるショートバック&サイドが好相性

面長タイプ

  • サイドに適度なボリュームを持たせ、前髪を下ろす・流すスタイルで縦長感をやわらげる
  • 七三分けをやや低めに取り、前髪を深めに下ろしたアレンジも有効

逆三角形タイプ

  • ハチ周りを抑えつつ、耳周りや襟足に極端な軽さを出しすぎないことがポイント
  • サイドをやや長めに残したショートバック&サイドや、パーマで柔らかさを足すスタイルがマッチしやすい

今日からできるネクストアクション

スタイル選びに悩んだときは、「どの髪型が似合うか」を一人で決めようとするより、準備を整えたうえで理容師さんに相談する方が近道です。ここからは、実際に理容室へ足を運ぶ前にできる具体的なステップをまとめます。

1. 信頼できる理容室を探す

  • 公式サイトやSNSで、フェードやショートスタイルの仕上がり写真をチェックする
  • 同年代の男性客が多そうかどうかも、雰囲気を判断する目安になる
  • 仕事帰りに通いやすい立地かどうかも、継続しやすさの観点で大切

2. イメージ写真と「なりたい印象」を用意する

  • スマートフォンに「このくらいの長さ」「この分け目の雰囲気」という写真を数枚保存しておく
  • 「これは避けたい」というNGイメージも一緒に見せると、理容師さんが判断しやすくなる
  • 「若々しく見られたい」「信頼感を出したい」など、キーワードを言葉にしておく

3. 日常のケアを習慣にする

  • 自分の髪質に合ったシャンプー・トリートメントで、頭皮と毛先を清潔に保つ
  • ドライヤーで根元からしっかり乾かし、寝ぐせの原因を減らす
  • スタイリング剤は「少なめスタート」を基本にし、清潔感を損なわない範囲で調整する
  • 3〜4週間に一度のカットを「身だしなみの定期メンテナンス」として予定に組み込む

よくある質問Q&A(2025年版)

Q1. 薄毛が気になります。清潔感を保ちながらカバーするスタイルはありますか?

A. あります。無理に長く残して隠そうとするよりも、全体を短く整えたスタイルの方が清潔感が出て若々しく見えるケースが多いです。ショートバック&サイドや、前髪を短く切り揃えたクロップスタイルなどは、頭頂部のボリューム感をほどよくなじませるのに向いています。気になるポイントは素直にお伝えいただくと、理容師さんが「見せ方」のバランスを調整してくれます。

Q2. どんなスタイリング剤を選べばよいか分かりません。

A. 目指す仕上がりと髪質で選ぶと分かりやすくなります。ツヤとホールド力を重視するならポマードやグリース、自然な動きとマットな質感を出したいならクレイワックスやドライワックスが目安です。雨の日や長時間スタイルを崩したくない場合は、ジェルやハードワックスに少量のスプレーを足す方法も有効です。不安な場合は、カットの仕上げ時に「今使っているスタイリング剤で再現できますか?」と理容師さんに確認してみてください。

Q3. どのくらいの頻度でカットすれば、きれいな状態を保てますか?

A. 一般的には、3〜4週間に一度のカットが理想的とされています。特に、サイドや襟足を短くしているスタイルは、伸びてくるとシルエットの乱れが目立ちやすいため、定期的なメンテナンスが清潔感維持のカギになります。12月のイベント前には、日程に余裕を持って予約しておくと安心です。

Q4. くせ毛でも、清潔感のあるスタイルにできますか?

A. くせ毛は、扱い方次第で大きな武器になります。サイドと襟足を短く整え、トップのくせを活かして動きを出すデザインにすれば、「無造作だけれどきちんとして見える」スタイルに仕上がります。重く見えやすい部分を間引きながらカットすることで、広がりを抑えつつ、自然なボリューム感を残すことも可能です。くせ毛に慣れている理容師さんに相談してみるのがおすすめです。

12月の忘年会や仕事のイベントは、日頃の感謝を伝える場であり、これからの一年に向けて気持ちを整える節目でもあります。ヘアスタイルは、その場にふさわしい印象づくりを支えてくれる心強い味方です。清潔感のあるスタイルに整えておくことで、写真に残る姿にも自信を持てるようになります。

2025年の年末は、「何となくいつものまま」で過ごすのではなく、一度プロの理容師さんに相談しながら、自分に合った大人のヘアスタイルを見直してみるタイミングにしてみてはいかがでしょうか。小さな変化が、周囲からの印象とご自身の気分を大きく変えてくれます。

✏️ バーバーなび編集部より

清潔感のあるヘアスタイルは、特別な日だけでなく日常の信頼感を支える大切な要素です。気になることがあれば、ぜひお近くの理容師さんに相談して「自分らしい一番ちょうどいい」スタイルを見つけてみてください。

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