THE BARBER STYLE MAGAZINE
2025.10.11

「短髪って清潔感があってカッコいいけど、いざ挑戦しようとすると『何ミリがいいの?』って迷いますよね?」
特に、最近人気のバーバースタイル(男らしい刈り上げや短髪をベースにしたスタイル)に興味がある方なら、一度は「ミリ数」の壁にぶつかったことがあるかもしれません。
自分でバリカンを使う方も、理容室でオーダーする時も、この「ミリ数」を知っていると、理想の短髪への道がぐっと開けます!
今回は、そんなバリカンの「ミリ数」について、プロの視点から徹底解説。髪質や顔型、ライフスタイルに合わせて、どんなミリ数が似合うのかを具体的に紹介します。
さあ、一緒に理想の短髪を見つけましょう!
「ミリ数」とは、バリカンで髪を刈る時の「長さ」を表す単位です。
バリカンには長さを調整するアタッチメント(コーム)があり、3mm、6mm、9mm、12mmなど様々な長さに設定できます。
アタッチメントを使わない「直刃(じかば)」の状態では、0.1〜0.8mmほどの超短髪に刈ることも可能です。
ミリ数が短いほど地肌が見えやすく、長いほど髪の存在感が残ります。
特にフェード(下から上へグラデーション状に長くなる刈り上げ)を美しく仕上げるには、このミリ数の組み合わせがとても重要です。
ミリ数ごとの印象やおすすめポイントを見ていきましょう。
0.8mm〜3mm:究極の清潔感!「攻め」の極短スタイル
地肌がうっすら透ける短髪で、ワイルドで男らしい印象に。特に0.8〜1.5mmはスキンフェードのベースとして人気です。
メリット:抜群の清潔感・スタイリング不要。
デメリット:頭の形が出やすく、セルフでは難易度高め。
似合う方:髪が硬め・毛量が多い方、顔立ちがシャープな方。
スタイリング:ツヤ系ポマードを少量馴染ませる程度でOK。
3mm〜6mm:ビジネスにもカジュアルにも◎ 定番の短めスタイル
清潔感と落ち着きのバランスが良く、幅広い層に人気。フェードのグラデーションもきれいに出やすい長さです。
メリット:好印象で失敗しにくい。
デメリット:個性を出したい方には少し控えめ。
似合う方:ビジネスマン・清潔感重視の方。
スタイリング:ジェルやグリースでタイトに仕上げ、トップを少し立ち上げると◎。
6mm〜9mm:自然で親しみやすい!初めての短髪にも
地肌はほぼ透けず、柔らかくナチュラルな印象。ツーブロックの内側にも使われる定番の長さです。
メリット:優しい印象で扱いやすい。
デメリット:伸びてくると少し重さを感じることも。
似合う方:直毛や軟毛の方、自然なボリュームを出したい方。
スタイリング:バームでラフに動きを出すと◎。
10mm〜15mm:長さを残してスッキリ!自然なショートヘアに
トップの長さを活かしたい方や、パーマをかけている方におすすめ。ボリューム調整がしやすく、ショートヘア感覚で楽しめます。
メリット:頭の形をカバーでき、アレンジ自由度が高い。
デメリット:スッキリ感は控えめ。
似合う方:トップに長さを残したい方、白髪染めをしている方。
スタイリング:ワックスで毛束感を出し、自然な動きをプラス。
自分に合うミリ数を決めるには、年代・髪質・顔型のバランスを見るのがポイントです。
年代別おすすめ
20代:0.8〜3mmのスキンフェードなど、トレンドを意識した短髪に挑戦。
30代:3〜6mmで清潔感と落ち着きを両立。
40代〜:6〜9mmでボリュームを保ちつつ、自然な若々しさを演出。
髪質別おすすめ
直毛・硬毛:3mm以下で立ち上がりを抑えるか、6〜9mmで重みを残す。
くせ毛:3mm以下で癖を消すか、6〜9mm以上で動きを活かす。
軟毛・細毛:サイド3〜6mm、トップは長めでボリュームを出すと◎。
顔型別おすすめ
丸顔:サイドを3mm以下で短くし、トップに高さを出す。
面長:サイド6〜9mmで横のボリュームをキープ。
逆三角形:サイド3〜6mm、ハチ周りを少し長めに残して柔らかく。
バリカンの「ミリ数」は、短髪の印象を決める重要な要素。
0.8mmのスキンフェードから15mmのショートまで、長さ一つで印象は大きく変わります。
「自分に似合うミリ数が分からない」と感じたら、ぜひ理容室に相談してみてください。プロが頭の形や髪質を見極め、あなたに最適なスタイルを提案してくれます。
ミリ数を味方につけて、理想の短髪を手に入れましょう。新しい自分に出会えるはずです!
THE BARBER STYLE MAGAZINE TOPに戻る