Heya 湘南台 中島 敦

今回は以前バーバーなびでご紹介させていただいたattachの須佐 尚也さんにご紹介いただき、Heya 湘南台の中島 敦氏を取材させていただいた。中島氏は理美容業界で21年のキャリアを持ちながらも、学びを止めることなく技術と感性を磨き続けている人物だ。「1日幸せになりたければ床屋に行きなさい」という言葉を大切にし、施術そのものだけでなく、空間や時間を含めたコミュニケーションを重視する姿勢が印象的であった。

CREDIT : Photo/Yuki 文/Yuki 編集/Manami(バーバーなび)

Heya 湘南台

中島 敦

理容師歴:9年(美容師12年、理容師9年)
出身校:中央理美容専門学校(習得者コース1期生)
出身地:神奈川県
得意技術: フェードカット
得意スタイル:フェードスタイル
こだわり:丁寧なカウンセリングと、お客様が周囲を気にせず自分らしく過ごせる個室空間の提供
趣味:毎朝豆を挽いて淹れるコーヒー、銭湯、サウナ

サロン紹介

まずはサロンへの道順をご案内しよう。湘南台駅B(西口)を出て、マクドナルドの入るビルを右手に見ながら直進する。右手にダイソーを過ぎ、さらに進むと左手に業務スーパー石黒が見えてくる。当サロンは、業務スーパーの向かいにある「博多串酒場 和田や」の2階だ。和田や横の階段から入っていただきたい。

当サロンは、湘南台エリアにある個室型シェアサロン「Heya湘南台」内の一室で、メンズ専門の施術を行っている。最初のカウンセリングから仕上げまでを一人で担当してくれる完全マンツーマンスタイルのため、周囲を気にせず自分のペースで過ごせる空間設計から、施術中は動画や映画、読書、仕事、休息など、それぞれのスタイルで時間を使うことができる。落ち着いたプライベート空間の中で、髪を整える時間そのものを大人の嗜みとして提供するサロンだ。

理容師を目指したきっかけ

バーバーなび:こんにちは、本日はよろしくお願いします。まずは中島さんが理容師を目指すことになったきっかけを教えてください。

中島氏:よろしくお願いします。きっかけは中学生の頃に初めて美容室へ行った時の経験です。初めてカットとスタイリングをしてもらい、格好良くなった自分の姿を同級生に褒められた時の高揚感が忘れられなくて、美容師という仕事に憧れを持ちました。当時はカリスマ美容師ブームで「男性も美容室に行く時代」だったので、まずは美容師としてスタートを切りました。

バーバーなび:そこからなぜ理容師へ転向されたのですか?

中島氏:もともと「男性の顔剃りができる技術者になりたい」という思いが、根底にありました。30歳を過ぎた頃、メディアでバーバーブームが盛り上がっているのを目にし、改めて「理容師は格好いい。男の嗜みだ」と強く感じたのです。ちょうどそのタイミングで法改正があり、美容師免許を持っていれば短期間で理容師免許を取得できる「習得者コース」が新設されました。これは絶好の機会だと感じ、迷うことなく理容の道へ舵を切りました。

理容業界への思い

バーバーなび:理容業界全体に対してどのような思いや考えをお持ちですか?

中島氏:正直に言えば、業界全体に対して大きな野望があるわけではないのですが、環境はどんどん良くなっていると感じます。僕が入った頃は低賃金で拘束時間が長いのが当たり前でしたが、今は福利厚生を整えようとする経営者の方が増えています。僕らのような世代が中心になっていくことで、今後より魅力的な業界に変わっていくのではないかと期待しています。

バーバーなび:今後取り組んでいきたいことはありますか。

中島氏:僕は細く長く、学びを止めずにこの仕事を続けていきたいと思っています。特に今は10代のお客様の中には、床屋に行ったことがなかったり、シャンプーやシェービングの心地よさを知らない方も多いです。そういった若い世代に、理容室ならではの施術の価値を正しく伝え、ブランディングしていくことが僕の役割かなと考えています。

髪技理容師としてのこだわり

バーバーなび:それでは理容師としてのこだわりを教えてください。

中島氏:一番はお客様の要望に徹底的に耳を傾けることです。例えばフェードカット一つとっても、刈り上げの高さや肌の見え方の好みは人それぞれ違います。そこを曖昧にせず、しっかりカウンセリングでお互いのゴールを確認してからハサミを入れるようにしています。技術はもちろんですが、お客様のライフスタイルに寄り添うことを大切にしています。

バーバーなび:空間作りや接客面でのこだわりはいかがですか?

中島氏:個室という空間を活かし、お客様それぞれが最も心地よい過ごし方を選べるようにしています。ご職業によっては周囲に人がいると話しづらい仕事の話をされる方もいれば、最初から最後まで目を閉じて、静かにリラックスされる方もいます。私自身が大切にしている「1日幸せになりたければ床屋に行きなさい」という言葉のとおり、店を出るときに「すっきりした」「格好良くなった」と感じていただけること。その幸福感の余韻まで含めた、満足度の高い時間を提供することが、私のこだわりです。

お客様へのメッセージ

バーバーなび:どのようなお客様にお店に来て欲しいですか?

中島氏:美容室が少し苦手だと感じている方や、自分のやりたいスタイルをうまく言葉にするのが難しいと感じている方にこそ、ぜひ来ていただきたいです。当店は予約時間をしっかり確保して、お話を伺う余裕を常に持つようにしています。マンツーマンの個室ですので、髪の悩みはもちろん日常の何気ない会話も含めて、リラックスして過ごしていただけるはずです。自分だけの落ち着ける場所を探している大人の男性に、ぜひ一度足を運んでいただければ嬉しいです。

未来の理容師に向けたメッセージ

バーバーなび:理容師を目指す若者に向けたメッセージをお願いできますか。

中島氏:理容師という仕事は、自分が提供した技術に対して、お客様から喜びの反応をダイレクトに受け取ることができる、非常にやりがいのある仕事です。一度その魅力を体感すると、きっと夢中になれるはずです。少しでも興味があるのであれば、ぜひ飛び込んでみてほしいと思います。

バーバーなび:これからダブルライセンスを目指す方へのアドバイスはありますか?

中島氏:何よりもまず、「自分が将来どうなりたいのか」をしっかりと考えることが大切だと思います。現在は美容師免許のみでも、バーバースタイルを打ち出すことは可能です。ただし、シェービングを自身の強みにしたい、あるいは理容室ならではの文化や価値観を大切にしたいという明確な意志があるのであれば、免許取得に費やす時間や費用は決して無駄にはなりません。大切なのは、ダブルライセンスという肩書きそのものではなく、その免許をどのように活かしていきたいのかという点です。自分自身としっかり向き合ったうえで取得し、実践に結びつけることができれば、大きな武器になると思います。

バーバーなび:素敵なメッセージをありがとうございました。

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