BARBER BINGO HAIR WORKS 山川 大輝

今回は多くの若者で賑わう街、渋谷で髪技理容師と出会うべくリサーチをかけていたところ、東口近くでBARBER BINGO HAIR WORKSさんを見つけたのでアプローチ。その結果快く山川さんが取材に応じて下さった。山川氏は理容師歴7年目、その場だけではなく、伸びてもカッコいいヘアスタイルを作るように心掛けているというフェードカットのプロ理容師だ。

BARBER BINGO HAIR WORKS

山川 大輝

出身地:山形県
出身校:(旧)大宮理容美容専門学校
得意技術:フェードカット
得意スタイル:フェードスタイル
趣味:ショッピング、サウナ、自然に触れること

サロン紹介

渋谷駅東口を出て明治通り沿いを原宿方面に歩き、1つ目の交差点を渡って更に歩き続けると1分後くらいの位置にファミリーマートキャットストリート店が見えてくる。その手前の路地を右に曲がり、パーキング駐車場を左に曲がったらお店にたどり着く。渋谷は人も車も多いので焦らず落ち着いて向かっていこう。

ここは1階に理容室、2階に美容室、3階にブラックヘア専門店が入っている珍しい形態のサロンだ。それぞれの階に専門技術に長けたスタッフがおり、どんなお客様が来ても希望の髪型を叶えてくれるとのこと。おしゃれな若者が集まる渋谷に位置することもあり、どのようなスタイルが良いか迷っている方は、一度ここに相談してみればおしゃれに詳しいそれぞれのスタイルのプロたちが理想を実現してくれるかもしれない。 アクセスとお店の概要を紹介できたところで早速、今回の主役である山川氏のインタビューを進めて行こう。

理容師を目指したきっかけ

バーバーなび:こんにちは、本日はよろしくお願いします。まず山川さんが理容師を目指すことになったきっかけを教えてください。
山川氏:もともと小学生の頃からバスケットボールをしていて、NBAがかっこいいなと思い好きな選手もいるので調べていたら、髪型とかもカッコよくて。そこから理容師に憧れてきて、かっこいいなと思ったんです。小学生の頃になると決めて、そのまま変わらず理容師になれた感じです。

バーバーなび:なるほど、かっこいいですね。アメリカンスタイルとかそういった影響を受けられたんですね。今もずっとバスケットボールはやられているんですか?
山川氏:いえ、今はもうやっていないですがタイミングがあれば、先輩とかも近くにいるので誘ってもらったら一緒にやるくらいですかね(笑)

理容業界への思い

バーバーなび:ありがとうございます。次に、理容業界全体に対してはどのような思いや考えをお持ちですか?
山川氏:理容室って、コンビニの数より多いと思うんですけど、昔いた会社は規則だったりルールだったりとかが厳しい感じで。お客さんに対しての接客だったりとかも。そこでやはりお客さんとして来ていただく時にはかしこまって皆さまご来店されていたんです。そうではなくもっとフランクに行ければいいのかなと思って、もちろん堅苦しさも大事なのですが商売的にもよりお客様との距離が近いようなサロンがもっともっと出来て、一つのたまり場のようなイメージで世間から認知されるようになれば、理容業界ももう少し違った方向に行くんじゃないかなと思います。どうしても今やはり理・美容師はおしゃれでかっこいいというイメージを大事にしている人が多いと思うのですが、そういうのではなくて。僕らもお客様がいなければ商売できない仕事なので、もっとWIN-WINでフランクな関係で、業界的に盛り上がって色々なお客様が来たり色々なサロンができたりして欲しいと思います。

バーバーなび:そうなんですね。この店舗の雰囲気も普通の理容室と違った部分を感じましたが、そういったフランクな関係でいられるようにすることなどを意識されているんですか?
山川氏:そうですね、ここは結構特殊なサロンで。1階がバーバーで2階が美容室、3階がブラックヘアができるようになっていて、それぞれに特化している人がそろっているんです。皆、正社員とかではなくそれぞれが個人事業主で集まっているので特にルールとかはないんです。お客様が来た際にはしっかり技術を提供するとか、挨拶だったりとかは他のサロンとは変わりないのですが、自分のやるべきことだったりとか、やるやらないとかは自分自身で決めるんです。他の理・美容師とは働き方が違うんですよね。僕は基本理容師なので1階で働いているんですけど、2階には美容師の方たちがいて、3階はブラックヘアの人たちなのでここに来たらどんなスタイルでもできますよっていうサロンを作っています。

バーバーなび:なかなかそういったサロンはあまりないですよね。
山川氏:そうですね、日本でも少ないんじゃないですかね。全部できる人っていうのはいると思うのですが、僕らの場合はそれぞれに特化している人がそろっているので、それぞれレベルの高い技術で施術できるようになっています。

バーバーなび:そういったところがお客様のご要望に応じて対応できるようになっている強みなんですね。

髪技理容師としてのこだわり

バーバーなび:それではこだわりを教えてください。
山川氏:やはり理容師って結構見られる仕事なんですよね。カッコいいとか、この人の雰囲気が好きだとかで結構来てくれるお客様も多いと思うので、常にどう自分が見られているかということを考えて過ごしています。服装や髪型だったり、身に着けるものだったり、お店の外での行動だったりとか。やはり自分という看板があるのでそういうところの見られ方などを意識して毎日過ごすようにしています。

バーバーなび:確かにそうですよね。そういった部分とても重要ですよね。

お客様へのメッセージ

バーバーなび:どのようなお客様にお店に来て頂きたいですか?
山川氏:今まで色々なサロンに行っているお客さんたくさんいると思うんですけど、ここは特化してる部分がそれぞれあるサロンで、僕はもちろんフェードカットとかに自信があるので、フェードカットを始めてみたい方とかに来ていただきたいですね。

これからフェードカットはより需要が高まっていくとは思っているのですが、初めてフェードカットをしたいけど理容室に行ったら多分刈り上げられるという印象がやはりまだ強いと思うんです。その点僕は全然そんな高く刈り上げなくて、合わせることとかも結構得意な感じでやらせてもらってるので、これからフェードカットを始めたい方とかには今1回切らせてほしいなっていうのはすごい思いました。

バーバーなび:ありがとうございます。ちなみに山川さんは普段どのようにして髪を切っているんですか?
山川氏:僕は基本同僚のスタッフに切ってもらっていますね。フェードが苦手なスタッフがいれば、ちょっとモデルになったりとかしています。

未来の理容師に向けたメッセージ

バーバーなび:理容師を目指す若者に向けたメッセージもお願いできますか?
山川氏:最初のアシスタントっていう時代はみんなそれぞれ厳しいとは思うんです。やはりスタイリストになると全然待遇も違ってきたりとか。昔だとそのサロンに合わせるっていうのが主流だと思いますけど、今は自分が働きやすい環境のサロンは絶対探せばあると思うのでそういうところに身を置くことがサロン選びで重要なことかと思います。

あとはやはり技術がすごいものを言うので、学生時代から友達の髪を切ったり、親の髪を切ったりとか、少しでもそういうのに携わってるか携わっていないかで、サロンで働いた時のスタートラインが全然他の人と違ってくるので、上手い下手と関係なく経験値としてやった方がいいかなと思います。

バーバーなび:山川さんはこれまで働かれてた中で大変だった部分はどこですか?
山川氏:1番厳しかったと思うのは、お客様が満足して帰られなかった時とかです。そういう時は自分もモヤモヤしますし、お客さんもモヤモヤしますし、そこで満足させられなかったというのは結構悔しいです。あとはアシスタント時代はどうしても給料も少ないし労働時間も長くて、練習も夜にしなきゃいけなくて自分の時間がなくて、やめようかなあと思ったことは何度かありましたね。

バーバーなび:そこで続けようとなったきっかけや理由はありますか?
山川氏:僕は一社目の上司が厳しい人で、絶対見返してやろうというマインドが出てきてしまったんですよね(笑)そこでまず腐らず頑張ったから、そういう怒ってくれる人がいて、反骨精神みたいなものが出たのかなって思います。

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