Loisirs【ロワジール】 横田 拳己

バーバーなび：こんにちは。本日はよろしくお願いします。まず横田さんが理容師を目指すことになったきっかけを教えてください。

横田氏：はい！こちらこそよろしくお願いします。元々中学の時に美容師さんかっこいいなと思ってたというのが背景としてあって、高校で進路考えた時に独立して自分で出来る仕事って何があるだろう？って。それで美容道目指そうと専門学校に見学に行った際に顔剃りって良いなって言うのと、自分の４０代を想像した時にプレイヤーとして若い女性に触れた仕事は気を使いそうだなって考えると理容の方が良いのかなと思って理容科を選びました。

バーバーなび：先を見据えて理容を選択されたと言うことですね？ありがとうございます。

バーバーなび：理容業界全体に対してはどのような思いや考えをお持ちですか？

横田氏：そうですね。お客様目線だと理容と美容の違いを明確に認識されている方って少ないと思っています。私自身の考えとしては理容・美容って分けるのではなく将来的には一緒になっても良いんじゃないかなって言うのは考える時がありますね。

バーバーなび：結構柔軟な考えをお持ちなんですね。何かきっかけがあったのでしょうか？

横田氏：きっかけというきっかけではありませんが、元々勤めていた時のサロンが女性オーナーだった理容室と言うのもあってあまり抵抗もなく、もちろん理容師・美容師で技術やこだわりの部分は違うのは事実ですが、うまくお互いの良い所を引き出し合いながら共存していければ良いと思います。

バーバーなび：ありがとうございます。それではこだわりを教えてください。

横田氏：一番はカウンセリングですね。お客さまが求めているスタイルとどこまで歩み寄ることが出来るのか？はここをしっかりやらないと、お客様ご自身での再現性に対してもそうですし、例えばパーマの巻き量や始点、カラー剤の配合などを決めるのにも必要な情報ですのでかなりこだわっていますね。

バーバーなび：カットやテクニック的な部分はいかがですか？

横田氏：もちろん技術にはこだわりを持っています。正直質感の作り方やカラーのセンスなんかニュアンス的な部分は美容師さんの方が上手い方が多いと思いますが、1mm単位の細かいカットや顔剃りの様に理容にしかない付加価値的な部分は理容の特権でもあるので、切るだけなら1000円カットでも切れるんですけどしっかり時間をかけてお客様に合わせたスタイルや再現性を鋏で実現出来る技術にはこれからもこだわり続けて行きたいですね。

バーバーなび：どのようなお客様にお店に来て欲しいですか？

横田氏：基本的には男性全般ですが、もっとカッコ良くなりたい。ここの悩みを改善したいという方には一度足を運んでいただきたいですね。少しでもご自身に気を使いたいという方にはスタイルの提案も含めてアドバイスさせて頂けると思いますよ！

私自身も色んなお客様のお手伝いをさせて頂いた経験がありますので引き出しは多い方です（笑）。来ていただいて、こういうやり方があるんだ、セットの仕方があるんだって改めてバーバーの魅力を感じて頂けると思っていますので是非お待ちしております！

バーバーなび：理容師を目指す若者に向けたメッセージもお願いできますか？

横田氏：これから理容師を目指す人に向けてですか。。。努力と諦めないことですかね。もちろん今学校に通っている方は何かのきっかけがあって理容師を目指しているとは思いますが、離職率の高い業界で私自身も新卒１週間でもう辞めようかなって感じていた経験もあります。

バーバーなび：１週間でですか！

横田氏：はい。でも独立が夢で、根本この仕事が好きっていう思いがあったので続けてこれました。なので目の前のことじゃなくて先の自分をイメージして努力することで乗り越えていけるものもあると思うので、もし迷っている人がいれば「なぜ自分は理容師を目指しているのか？」と、もう一度原点に戻ってみると良いんじゃないかな？って思います。

バーバーなび：素敵なメッセージありがとうございます。