BARBERSHOP NOR 2nd 杉山 陽飛

今回は武蔵小山エリアで理容室をリサーチしていたところ、BARBERSHOP NOR 2ndを見つけ、取材を申し込むと杉山 陽飛さんが快諾してくださった。理容師歴3年目の杉山氏は、「どこから見てもかっこよく仕上げる」ことにこだわり、表面だけでなく全体のバランスを意識して施術されている。理容業界全体の発展に情熱を注ぐ、将来が楽しみな若き髪技理容師である。

CREDIT : Photo/Yuki 文/Yuki 編集/Manami(バーバーなび)

BARBERSHOP NOR 2nd

杉山 陽飛

理容師歴:3年
出身校:中央理美容専門学校
出身地:神奈川県
得意技術:フェード
得意スタイル:刈り上げスタイル、動かすスタイル
こだわり:どこから見てもかっこよくなるように、表面だけでなく全体的に整える。お客様との会話を大切にしつつ、綺麗に整える。
趣味:自然巡り (自転車で海などに出かける)

サロン紹介

まずはサロンへの道順をご案内しよう。武蔵小山駅ロータリーに出て、ミスタードーナッツ前の交差点を左に曲がり、420号線を300メートルほど直進するとモスバーガーの横の建物だ。

店内は、タイルをふんだんにあしらったバーバーフロアと落ち着いたウェイティングスペースが広がる、本格派の男の隠れ家だ。ヴィンテージ仕様のバーバーチェアに腰を下ろせば、バーバーでしか味わえない非日常の時間を堪能できるだろう。

理容師を目指したきっかけ

バーバーなび:こんにちは。本日はよろしくお願いします。まずは杉山さんが理容師を目指すことになったきっかけを教えてください。

杉山氏:よろしくお願いします。小さい頃から美容に興味がありました。兄が髪をセットしているのを見て、真似したのが最初だったと思います。そこから「美容師になりたい」という気持ちはあったのですが、親に止められたりして、大学に行こうかと考えていた時期もありました。

バーバーなび:はじめは美容業界への憧れがあったのですね。そこから理容師の道へ進まれたのは、何か大きな転機があったのでしょうか?

杉山氏:はい。ちょうどその頃にバーバーヘアが流行していて、僕もそのスタイルに惹かれました。実際に自分がその髪型にした時に「かっこいい」と感じましたし、髪を切ってくれたのが今の師匠で「僕、理容師になりたいです」と伝えました。そこから業界に引っ張っていただき、イベントや現場にも参加させてもらう中で「楽しくて、いい人がたくさんいて、こんな人たちみたいになりたい」と思いました。それが、この道を目指す決定的なきっかけです。

理容業界への思い

バーバーなび:理容業界全体に対してどのような思いや考えをお持ちですか?

杉山氏:「理容業界にはもっと盛り上がってほしい」という思いが一番強いです。理容は専門職でありながら、一般の方にはまだ十分に理解されていない部分もあります。しかし、好きなことを仕事にして、さらにそれでお金を稼げるというのは、ごく限られた人にしかできないことだと思います。だからこそ、この業界をさらに発展させ、多くの人に魅力を知ってもらいたいと思っています。

バーバーなび:素晴らしいですね。今後、業界に対して具体的に取り組んでいきたいことやチャレンジしたいことはありますか?

杉山氏:はい。僕は仲間と一緒に「YGBB(ヤングガンバーバーバトル)」というイベントを開催していて、今後はそれをさらに大きく発展させていきたいと思っています。また、業界内だけでなく、異業種とも連携して新しいものを作り上げられたら面白いですよね。そういったイベントや取り組みを通じて、これからも業界を盛り上げていきたいと考えています。

髪技理容師としてのこだわり

バーバーなび:それでは理容師としてのこだわりを教えてください。

杉山氏:僕自身カット中にお客様と会話することが多いので、何を話したら気持ちよく感じてもらえるか、どんな話題を求めているかを汲み取りながら会話するようにしています。理容師は定期的に月1回お客様と会う職業なので、日常の会話を大事にすることがこだわりの一つです。

バーバーなび:お客様とのコミュニケーションを大切にされているのですね。

杉山氏:はい。ただ、意識しているのは「友達にはならない」ということです。あくまでお客様として向き合い、きちんと整えて差し上げる。その絶妙な距離感を大切にしています。専門職である以上、技術はもちろんですが、人と人との関わりや会話の中にこそ、この仕事の楽しさがあると思っています。

お客様へのメッセージ

バーバーなび:どのようなお客様にお店に来て欲しいですか?

杉山氏:特にスタイルを限定するつもりはありません。僕自身、髪を切ることが好きなので、どんなスタイルでも大歓迎です。強いて言うなら「かっこよくなりたい」という気持ちを持っている方に来ていただけると嬉しいですね。でも「かっこいいバーバーショップに来てみたい」という動機だけでも構いません。ぜひ気軽に足を運んでいただきたいです。

バーバーなび:なるほど。「かっこよくなりたい」という気持ちがあれば、どんな方でも歓迎されているのですね。

杉山氏:はい。その思いを持って来ていただけると、僕たちも「絶対かっこよくしてやる!」という気持ちになれますし、そうやってお互いの気持ちが重なることで、より良い空間とスタイルを提供できると思っています。

未来の理容師に向けたメッセージ

バーバーなび:理容師を目指す若者に向けたメッセージをお願いできますか。

杉山氏:まず伝えたいのは、「理容業界はとても楽しい」ということです。この仕事は、お客様が結婚式や入学式、卒業式、社会人としての節目、飲み会やデートといった人生の大切な場面を迎える前に髪を整えることが多い。そうした特別な瞬間に関われるのは大きなやりがいです。決まったサイクルの中でお客様と深く関わり、家族でもなかなか築けない一歩踏み込んだ関係性を持てるのは、この仕事ならではの魅力だと思います。

バーバーなび:お客様の人生の大切な瞬間に寄り添えるのは、まさに理容師ならではの魅力ですね。

杉山氏:そうですね。心から喜んでもらえたり、感謝の言葉をいただけたりする仕事って、実はそう多くはありません。それを日常的に感じられるのが理容師の魅力であり、かっこよさだと思います。だから、もし少しでも興味を持っているなら、ぜひ話を聞きに来てみてほしい。きっとこの仕事の奥深さに気づけるはずです。そして、僕たちと一緒に理容業界を盛り上げてくれる仲間になってくれたら嬉しいですね。

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