ヘアーサロン ルモンド 高橋 秀雄

今回は国分寺エリアで理容室をリサーチしていたところ、ヘアーサロン ルモンドさんを見つけ、取材を申し込むと高橋秀雄さんが応じてくださった。高橋氏は、お客様がリフレッシュし日常を忘れてゆったりとした時間を過ごせるよう、会話と居心地の良さを重視したアットホームなサロンづくりをモットーとしている。カット技術へのこだわりはもちろん、お客様のライフスタイルに合わせたスタイルの持ちを大切にしている点も特徴だ。卓越した技術に加え、会話を大切にする社交的な一面を併せ持つ理容師である。

CREDIT : Photo/Yuki 文/Yuki 編集/Manami(バーバーなび)

ヘアーサロン ルモンド

高橋 秀雄

理容師歴:35年
出身校:窪田理容美容専門学校
出身地:東京都 (東久留米)
得意技術:カット (全般)
得意スタイル:ショートスタイル
こだわり:スタイルの持ち(時間が経っても馴染む/まとまること)
趣味:馬、フリーダイビング(素潜り)、自転車、スキー、登山、釣り

サロン紹介

まずはサロンへの道順をご案内しよう。JR国分寺駅から徒歩3分。南口を出て都道145号線を直進すると、右手に藤和ハウス国分寺店が見える。その角を右折し、すぐに左折すると、左手にバーバーポールが目印の当サロンがある。

当サロンは落ち着いた空間で、心地よい時間を提供するヘアサロンだ。ゆったりとしたシートと落ち着いた照明の中で、リラックスしながら施術を受けられる。お客様一人ひとりの時間を大切にし、丁寧なサービスで理想のスタイルを叶えることを信条としている。また、当サロンは予約優先制ヘアサロンだ。大切なお客様の時間を無駄にしないため、数日前からの予約や当日の予約状況の確認も電話で承っている。

理容師を目指したきっかけ

バーバーなび: こんにちは。本日はよろしくお願いします。まずは高橋さんが理容師を目指すことになったきっかけを教えてください。

高橋氏: よろしくお願いします。きっかけは、高校生の時に理容室でアルバイトをしていたことです。そのまま卒業と同時に専門学校に進学しました。

バーバーなび: 高校生の時に理容室でアルバイトを始めたきっかけは何だったのでしょうか?

高橋氏: もともと通っていた理容室で「バイトしてみないか」と声をかけていただいたのが始まりです。周りにも同じようにアルバイトをしている人がいましたが、最終的に理容師になったのは自分だけでした。積極的にこの仕事を探して選んだというよりは、縁に導かれて気づけば理容師になっていた、というのが正直なところです。

理容業界への思い

バーバーなび: 理容業界全体に対してどのような思いや考えをお持ちですか?

高橋氏: 業界全体として、いまはまず成り手が少ないことが大きな課題だと感じています。価格が上がらないことももどかしく、結果として働く環境や条件にも影響してしまうのではないかと心配しています。労働時間が長いという面もありますが、価格が適正に評価されれば、この仕事はやりがいがあり誇れる仕事だと考えています。

バーバーなび: 価格の適正化は業界の大きな課題ですね。どのようにすれば実現できるとお考えですか?

高橋氏: 価格の適正化は、この仕事の「価値」が社会に認められることで実現できると思います。理容は手作業であり、機械化やマニュアル化ができない仕事です。その技術の価値が評価されれば、自然と価格にも反映されていくはずです。もちろんカットは基本として最も大切ですが、当サロンにはヘッドスパが得意なスタッフも在籍しているので、ヘッドスパやパーマといったカットと合わせた付加価値のある技術を磨くことも、価格の適正化には欠かせない取り組みだと考えています。

髪技理容師としてのこだわり

バーバーなび:それでは理容師としてのこだわりを教えてください。

高橋氏:一番こだわっているのは、お客様との会話を楽しむことです。雰囲気作りの一環として積極的に会話をするように心がけていて、会話を通して居心地の良い時間、ゆっくりとした時間を過ごしてもらいたいと考えています。会話は、お客様の好みを引き出すためにも、リピーターになってもらうためにも、とても大事だと考えています。

バーバーなび:会話による居心地の良さがポイントですね。技術面でのこだわりはいかがでしょうか?

高橋氏:技術としては、時間内に丁寧さを詰め込むということを意識しています。また、一般的に言われる「似合わせ」もそうですが、スタイルが長持ちすることや、時間が経っても髪が馴染んでまとまることにこだわっています。この技術と、会話による居心地の良さの両方で、お客様にリピートしてもらいたいと思っています。

お客様へのメッセージ

バーバーなび: 色々なお客様がいらっしゃると思いますが、どのようなお客様に来ていただきたいですか?

高橋氏: 床屋さんには1か月に一度など定期的に来られる方が多いですが、当店は単に髪を切る場所ではなく、リフレッシュや気分転換を求めて来ていただけると嬉しいですね。お客様がリラックスできる、心地よい空間でありたいと思っています。

バーバーなび: 髪型を変えることでのリフレッシュだけでなく、空間そのもののリラクゼーションを求める方ということですね。

高橋氏: そうですね。髪を切るという行為だけではなく、「リフレッシュできた」「リラックスできた」と感じていただけることに価値を持ってもらいたいです。どんな髪型であっても、そうした気分で帰っていただけることが大切だと考えています。

未来の理容師に向けたメッセージ

バーバーなび: 理容師を目指す若者に向けたメッセージをお願いできますか。

高橋氏: 理容師は、楽しみながら仕事ができるだけでなく、自分のやりたいことや興味を見つけやすい職業だと思います。お客様との会話を通じてさまざまな世界に触れ、自分自身の視野も広がるという魅力もあります。また、技術を追求し続けられる仕事でもあるので、探求心を持って技術を高めたい方には特におすすめしたいです。理容師はグループで取り組むというよりも、個人の力が問われる場面が多い仕事です。そのため、自分なりのこだわりを持っている人には向いていると思います。技術職に終わりはなく、追求すればするほど新たな発見があり飽きることがありません。もちろん体力は必要ですが、1人で完結でき、長く続けられる仕事という部分でもとてもやりがいのある仕事だと感じています。成り手が少ないからこそ、多くのサロンが新しい人材を求めています。自分の成長や探求に喜びを感じられる方には、ぜひ挑戦していただきたいと思います。

バーバーなび: 素敵なメッセージをありがとうございました。

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