Bob’s hair 369 穴久保 光

今回は綾瀬エリアで理容室をリサーチしていたところBob’s hair 369を見つけ、取材を申し込んだところ、穴久保 光さんが快諾してくださった。理容師歴2年目の穴久保氏は、技術面だけでなく細やかな気配りにも定評があり、特に「業界一」を自負する毛払いへの心配りは、お客様への深い配慮から生まれている。会話の端々から明るくアクティブな一面が伝わる、将来が楽しみな髪技理容師だ。

CREDIT : Photo/Yuki 文/Yuki 編集/Manami(バーバーなび)

Bob's hair 369

穴久保 光

理容師歴:2年
出身校:国際理容美容専門学校
出身地:栃木県
得意技術:パーマ
得意スタイル:髪が寝てしまう男性のボリュームを出すパーマスタイル、自然な毛流れを出すツーブロックやミディアムヘア
こだわり:お客様の髪質や状態に合わせたパーマ液の選定と、技術以外の細やかな気配り
趣味:バイク、古着屋巡り

サロン紹介

まずはサロンへの道順をご案内しよう。足立区・綾瀬駅東口の改札を出て右に進み、そのまま直進してT字路を右折する(千代田寿司が目印だ)。さらに二つ目のT字路を左折し、直進すると左手に当店が見えてくる(袋橋公園前だ)。

店内は、カリフォルニア西海岸のような開放感を取り入れ、紳士たちの交流の場となるよう設計されているこだわり空間。現地の雰囲気がここ綾瀬で再現され、本格バーバーを完成させた、メンズ専門の『大人の身だしなみを整える理容室』として、ぜひカットやシェービングを通じた男の身だしなみを体感してほしい。

理容師を目指したきっかけ

バーバーなび: こんにちは、本日はよろしくお願いします。まずは穴久保さんが理容師を目指すことになったきっかけを教えてください。

穴久保氏: よろしくお願いします。きっかけは高校2年生の頃です。当時、進路に迷っていたのですが、姉がトリマーとして犬の毛を切っている姿を見て、「ハサミを持つ仕事もいいな」と思ったのが最初でした。実際にトリマーという選択肢もありましたが、姉から「人の髪を扱う理容や美容の方が、将来の可能性が広がるんじゃないか」とアドバイスをもらい、理容師という道を意識するようになりました。その時に通っていた床屋の店長さんからも「理容師になってみたら?」と声をかけてもらいました。最初は半ば冗談のように聞いていましたが、その言葉がきっかけとなり、「理容師の道もいいかもしれない」と考えるようになりました。

バーバーなび:ありがとうございます。トリマーをきっかけに、そこから理容師に関心を持たれたのですね。理容師を目指す上で、何かアドバイスはありましたか?

穴久保氏: はい。理容師を目指すなら「東京のような激戦区で技術を磨け」とアドバイスをいただきました。そこで東京の専門学校を探し、技術だけでなく人としての教育にも力を入れている学校に惹かれて入学しました。そのまま卒業して理容師免許を取得し、今に至ります。

理容業界への思い

バーバーなび:理容業界全体に対してどのような思いや考えをお持ちですか?

穴久保氏:業界全体への思いとしては、まず「人を幸せにする職業」だと考えています。僕たち理容師が疲れた顔をしていたり、心が豊かじゃなかったりしたら、お客様を幸せにすることはできないと思います。だからこそ、まず自分たちが心も経済面も幸せになることが大切だと感じています。

バーバーなび:自分たちが幸せであること、それがお客様への良いサービスに繋がるということですね。

穴久保氏:そうですね。自分たちが幸せで、生き生きと働いていれば、お客様にもその良い雰囲気や技術を提供できるはずです。業界全体を変えるのは難しいかもしれませんが、まずはこの店舗から、そして将来的には店舗を増やしていくことで、働く仲間たちが「ここにいて楽しい」と感じられるような環境を作っていきたいと思っています。身の回りの人から幸せを作っていきたいですね。

髪技理容師としてのこだわり

バーバーなび:それではこだわりを教えてください。

穴久保氏:私のこだわりは、技術以外の部分、特に接客での細やかな気配りを徹底することです。お客様が不快に感じること、例えば水が垂れてくる、顔に毛がついているのに払われていない、シャワーの時に耳に水が入る、といった細かいところにはなりますがそんな「不平不満」を取り除くことに全力を注いでいます。

バーバーなび:細部への配慮にこだわられているのですね。

穴久保氏:はい。お客様に触れることに対して非常に気を遣っているので、おそらくですがこの業界で一番「毛払い」をしていると自負しています。私自身、他のお店に行ったときに、技術以外のところで気遣いが足りないと感じることがあったので、自分のお客様には決してそのような思いをさせたくないという強い思いがあります。理容師をしていると毛に慣れてしまって気にならなくなってしまってきている部分だと思うので、そういった手の届く気遣いを大切にしていきたいです。

お客様へのメッセージ

バーバーなび:どのようなお客様にお店に来て欲しいですか?

穴久保氏:当店は、髪に関する様々なお悩みを持つ方にぜひ来ていただきたいです。例えば「髪が跳ねてしまう」「角が張りやすい」といった、ちょっとした悩みでも構いません。私たちはお客様のどんな小さなお悩みにも寄り添い、業界ナンバーワンの姿勢で解決できる自信があります。

バーバーなび:髪の悩み以外でも相談できることはありますか?

穴久保氏:もちろんです。髪の毛のことだけでなく、お肌のことなど、私たちが調べて情報を入れていることもありますので、何か一つでも悩みがある方、他店で解決してくれなかったことでも、ぜひ一度ご相談いただきたいです。また、私自身が細かい気配りを大切にしているので、そういった部分も含めて安心して相談できる理容師をお探しの方にも、ぜひお越しいただきたいですね。

未来の理容師に向けたメッセージ

バーバーなび:理容師を目指す若者に向けたメッセージをお願いできますか。

穴久保氏:理容師という仕事は一生働ける業界だと思います。ただ、この業界には必ず「ギャップ」があるということを伝えたいです。キラキラした世界を想像して入ってきても、現実とのギャップに苦しむことは少なくありません。

バーバーなび:現実とのギャップを埋めるためには、どのようなことが大切だとお考えですか?

穴久保氏:そのギャップを埋めるために、できるだけ多くのサロンを見てほしいです。実際インターンシップで学生さんが訪れる際は、猫をかぶらずに厳しい部分も正直に伝えるようにしています。一つや二つのサロンを見ただけではわからないので、肌感覚で「この店舗の雰囲気は自分に合っている」と感じるまで、たくさんのサロンを見てほしいです。そして、「これをやりたい」という明確な信念を持って入ってくれば、途中でぶれることなく、この素晴らしい業界で長く活躍できるはずです。

バーバーなび:素敵なメッセージをありがとうございました。

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