RED HOT hair salon kasai　松本 広樹

バーバーなび：こんにちは。本日はよろしくお願いします。まずは、松本さんが理容師を目指すきっかけについて教えてください。

松本氏：よろしくお願いします。父が理容室を経営していたこともあり、物心ついた時からその姿を見て育ちました。家がお店だったため、自然と理容師という職業を意識するようになり、それが理容師を目指すきっかけとなりました。

バーバーなび：親御さんからの影響が大きかったのですね。では、専門学校卒業後に地元ではなく東京でスタートされたのには、どのような理由があったのでしょうか。

松本氏：親としても私に理容師になってほしいという思いはあったと思います。ただ、自分自身としては、日本の最先端である東京で一度働いてみたいという夢がありました。最新の技術やトレンドを肌で感じ、そこで技術を磨きたいという思いから、東京に出てきました。

バーバーなび：理容業界全体に対して、どのような思いや考えをお持ちですか。

松本氏：現在は理容師と美容師とが明確に分かれてしまっていますが、本来は一つの職として扱われる方が良いのではないかと考えています。理容師にはカミソリを扱える技術があるという利点はありますが、それだけに固執する必要はないと思います。理容と美容が変に隔てられるのではなく、同じ「理美容」という職業として捉えられることで、業界全体がより良い方向に進むのではないでしょうか。

バーバーなび：今後の業界の発展について、特に意識されていることはありますか。

松本氏：正直に言えば、業界全体がどうあるべきかという大きな視点で考えたことはあまりありません。私が常に意識しているのは、目の前にいるお客様を幸せにすることです。ご来店いただいた一人ひとりに最高のサービスを提供することこそ、何よりも大切だと思っています。

バーバーなび：それでは理容師としてのこだわりを教えてください。

松本氏：私のこだわりは、技術が4割、接客が6割だと思っていることです。お客様に愛されてこそ通ってもらえるようになると思っているので、そのための空間づくりや接客の仕方にはこだわっています。お客様と一対一で集中して施術に取り組めるよう、プライベートな空間づくりも意識しています。

バーバーなび：接客での空間づくりを強みとされているのですね。

バーバーなび：どのようなお客様にお店に来てほしいですか。

松本氏：こちらから「こういうお客様に来てほしい」と決めるこだわりは特にありません。30代がいい、40代がいい、若い人がいいといった区切りもなく、来ていただいたお客様一人ひとりを確実に幸せにして帰っていただくことに全力を尽くしています。

バーバーなび：お客様に選ばれるサロンを目指しているのですね。

松本氏：はい。こちらからお客様を選ぶのではなく、お客様の側から「このサロンに行きたい」と選んでもらえるサロンにしたいと考えています。当店を選んでご来店いただけたなら、技術はもちろん、心から満足していただけるよう最高のサービスを提供します。

バーバーなび：理容師を目指す若者に向けたメッセージをお願いできますか。

松本氏：理容師の道は、最初はきっと厳しいと思います。修行の時期など大変なことも多いですが、そこでくじけずに努力を続けて頑張ってほしいです。

バーバーなび：困難を乗り越えるためのアドバイスはありますか。

松本氏：その大変な時期を乗り越えれば、この仕事はとても楽しいものですし、お客様を幸せにでき、素晴らしい出会いもたくさんあります。特に私自身が独立を目指して強い夢を持っていたように、大きな目標や夢をしっかりと掲げ、それに向かって努力することが困難を乗り越えるためには大切だと思います。努力は必ず結果につながりますからね。

バーバーなび：素敵なメッセージをありがとうございました。