Know Your Barber 伊東 宏祐

今回は先日取材させていただいたLA SCUDERIAの小山さんにKnow Your Barberの伊東 宏祐さんをご紹介いただいたので、ぜひお話を伺いたいと思いインタビューに伺った。伊東氏は理容師歴16年、理容師技術はもちろんのこと、プラスアルファの仕事を心掛ける髪技理容師だ。

Know Your Barber

伊東 宏祐

理容師歴:16年
出身校:北海道理容美容専門学校
出身地:北海道
得意技術:カット、シャンプー、シェービング
得意スタイル:フェードスタイル
こだわり:見た目も質感も、自然で奥行きのある グラデーションを意識すること
趣味:お酒、散歩、音楽、映画、仕事

サロン紹介

まずはサロンへの道順を案内しよう。浅草橋駅の西口改札から左方向に出発し、さらに左に曲がるとファミリーマートが見える。そのファミリーマートの角を右に曲がり左衛門橋通りを直進、その後Log浅草橋(マンション)を右に曲がるとお目当てのサロンにたどり着ける。提灯と陽の当たり具合で丁度良く色あせ、綺麗なグラデーションになっているサロン名の入った藍染めの垂れ幕が目印になるだろう。

シンプルで洗練されたスタイリッシュな空間でありながら、ところどころに置いてある観葉植物が差し色になっていてとてもオシャレな店内。 お店の簡単な紹介が済んだところで早速、伊東氏のインタビューを進めていくとしよう。

理容師を目指したきっかけ

バーバーなび:こんにちは、本日はよろしくお願いします。まず伊東さんが理容師を目指すことになったきっかけを教えてください。

伊東氏:よろしくお願いします。正直に言うと、大学に行きたくなかったからですね。高校で進路を決める時に、まだやりたいことがなかったので、親からはとりあえず大学に行ってその4年間で探しなさいと言われていました。勉強が苦手だったのできついなと感じ、働きたいと相談すると、それなら手に職を付けて床屋か料理人が良いとアドバイスをもらい、その上で床屋をやろうと決めました。自分は友達が多い方だと思っていたので、友達が来てくれれば何とかなるだろう!くらいな気持ちでいましたね(笑)また、中学まで野球をやっていてスポーツ刈りで、部活を引退してから髪をいじるようになり、そういったオシャレも嫌いじゃないなと感じていたのも理由の一つだと思います。

もちろん理容・美容か悩みましたが、「理容師はお客様とともに歳をとっていくことができて、ずっと現場に携われる」という言葉を聞き、ずっとカットしていたいなと思ったので理容師を選択しました。また、当時、地元に学生の溜まり場のようになっている床屋があったので、そのような床屋を作れたら良いなと思っていましたね。

理容業界への思い

バーバーなび:理容業界全体に対してはどのような思いや考えをお持ちですか?

伊東氏:カットができれば仕事があるので、理容業界が潰れるということはないと思いますし、シンプルに良い仕事だと思いますね。理容・美容ともに免許は国家資格なので、そういうものがあり続けられるように守って行かないといけないなと思っています。そのために、コロナ禍であってもなくても、清掃・消毒をきちんとしたり、自分たちの理容師としての仕事を健全に続けられるような意識を忘れないようにしていきたいなと思っています。あとは、免許は更新がある訳でもないので、お客様を怪我させないように定期的に気を引き締めて、見直すことも大切だと最近思うようになりましたね。

バーバーなび:業界の発展のためにも技術面はもちろん、衛生面などもしっかり整えることも重要ですね。

髪技理容師としてのこだわり

バーバーなび:ありがとうございます。それではこだわりを教えてください。

伊東氏:丁寧に、自分がお客様になった時にされて嬉しいことを、お客様目線で考えて行うようにしています。また、一番最初に銀座マツナガに就職した際に「お客様と感動を」という社訓があって、カットでもシャンプーでも感動してもらいたいと思うので、それは今でもすごく大切な事だなと感じています。あとは、僕らがカットなどが上手いのは当たり前で、それプラスアルファのところで勝負をしなければいけないので、自分たち”人”が商品だと思って仕事をしています。なので、言葉遣いや名刺の交換の仕方などから、理容以外のことも学ばなければいけないという意識を持ち、これからも追求していきたいと思っています。

それに加え、僕らは個人で埋もれないように発信し、「Know Your Barberの伊東に切ってもらいたい」と思っていただけるようにしないと、20年後、30年後にお客様が居なくなってしまうと思うので、そのために今何ができるかを考えながら仕事をしています。

お客様へのメッセージ

バーバーなび:どのようなお客様にお店に来て欲しいですか?

伊東氏:仕事が好きな人、仕事を頑張っている人をカットさせていただきたいです。そういった人をカットさせていただくと私もテンションが上がりますし、月に1回このお店でリフレッシュして、もうひと月頑張っていただいて、またこのお店でエネルギーチャージをしていただくというルーティーンの中で役立ちたいと思うからです。今僕は36歳で働き盛りです。全力出している人に関わらせていただけるとパワーももらえますし、逆も然り、心地よく働けるかなと思うので、ぜひそういった人に来ていただきたいと思いますね。

バーバーなび:お互いにプラスになれることが良いですよね。施術中はお客様と色々なお話しされることが多いですか?

伊東氏:話す時もありますし、話さない時もありますね。お客様の様子も見ながら、その時の状況や気持ち次第で、少しお疲れかなという場合はマッサージを気持ち増やしたり、リフレッシュしていただけるように努めています。

未来の理容師に向けたメッセージ

バーバーなび:理容師を目指す若者に向けたメッセージもお願いできますか?

伊東氏:理容師は自分らしくいられる職業であり、人を幸せな気持ちにすることが可能な仕事だと思います。そして、お金だけではない何かが得られる仕事だということは確かで、人の人生も自分の人生も楽しくできる仕事だと思いますので、ぜひ一緒にこの業界で頑張っていただける方が増えると嬉しいです。

バーバーなび:そういった気持ちが共感できる方が増えると嬉しいですよね。メッセージありがとうございます。

理容師のおすすめメニュー

SHOP INFORMATION

Previous article 前の記事

芦川 雅以

Smile hair豊田店

New article 次の記事

牧田 洋平

The premium salon Arcadia

THE STYLIST INTERVIEW|理容師特集へ戻る