ヘアーサロンダイヤ 中出頌之

今回はヘアーサロンクドウの工藤さんからのご紹介で、専門学校時代の同級生で、足立区の竹ノ塚にあるヘアーサロンダイヤの中出さんを紹介していただき取材を行った。中出氏は理容師歴20年、地元の雰囲気を崩さないスタイルを大切にするヘアーサロンダイヤ3代目の髪技理容師だ。同級生では、過去取材させていただいたbarbershop POPPOの矢島さんとも身近な繋がりがあるそうだ。

ヘアーサロンダイヤ

中出 頌之

理容師歴:20年
出身校:東京理容専修学校
出身地:東京都足立区
得意技術:カット・シェービング
得意スタイル:フェードスタイル・濡れパン
こだわり:一つ一つの仕事を丁寧にすること・会話しやすい空気作り
趣味:スニーカー集め・ランニング・お酒

サロン紹介

まず、サロンへの道順を案内させていただく。竹ノ塚駅東出口を出ると〈バス〉青井六丁目行に乗車。4つ目の停留所、保木間三丁目で下車すると目の前にブルーの3階建ての建物が待ち受ける。こちらがヘアーサロンダイヤである。

自宅兼サロンの店内は、清潔感あふれる雰囲気で座席は3席。落ち着いた空間で、技術面の評判はもちろんのこと、心のこもった丁寧なサービスも好評だ。そのため、来店前の事前予約をおすすめする。また、無料駐車場も完備しており、車でのご来店にも便利である。 お店の簡単な紹介が済んだところで早速、中出氏のインタビューを進めていくとしよう。

理容師を目指したきっかけ

バーバーなび:こんにちは、本日はよろしくお願いします。まず中出さんが理容師を目指すことになったきっかけを教えてください。

中出氏:よろしくお願いします。理容師を目指すきっかけは、両親が理容師だったことです。小さい頃から両親の仕事ぶりを見て育ち、自然と自分も理容師になるだろうと感じていました。両親の背中を見て、理容の道が自分の進むべき道だと考えるようになりました。

バーバーなび:ご両親がきっかけで理容師になられたのですね。

中出氏:僕たちの世代では、僕みたいに実家が床屋だったことが理容師になるきっかけだったという同期が多くいました。しかし、最近は「実家が床屋ではないけれど理容師を目指しています」という話をよく聞くようになり、業界が変わってきているのを感じます。僕が若い頃は、家族から床屋になることを反対されることもあった時代でしたが、こうした流れは非常に良い傾向だと思い、嬉しい限りです。

理容業界への思い

バーバーなび:理容業界全体に対してはどのような思いや考えをお持ちですか?

中出氏:理容業界には明るい未来があると感じています。この10年でバーバーブームが起こり、若い人たちが理容に対して良い印象を持ち始めてくれているんだなと思う場面あります。また、AIがさまざまなな業界に進出してくると予測されていますが、この業界はAIには真似できない技術が求められるので、若い世代の方達にも安心して入ってきて、自信を持って理容師を目指してほしいなと思っています。

バーバーなび:理容コンテストに出場された経験があるとお伺いしましたが、その経験が現在の仕事に活かされていると感じる場面はありますか。

中出氏:そうですね、理容師として活動し始めた頃はコンテストがメインでしたが、基本的な技術が土台となっているからこそ、コンテストのスタイルにも応用が利くのだと思います。ちょびっとかじったくらいの経験でしたが、コンテストを通して学んだことは大きいです。特に制限時間内に仕上げる力が、実際のサロンワークにも役立っています。コンテストで得た技術をこれからの仕事にうまく取り入れ、さらに活かしていきたいと思います。

バーバーなび:なるほど!ありがとうございます。

髪技理容師としてのこだわり

バーバーなび:それでは理容師としてのこだわりを教えてください。

中出氏:肌と肌の触れる仕事なので、仮にお客様が遅刻されてしまった場合があっても焦らず、でも一つ一つ丁寧に落ち着いて施術させていただくことにこだわっています。喜んでいただけるお顔が直に見れるお仕事ですし、リピートで来ていただけた時は、もろに対価じゃないですけどお客様の満足度が見えるので楽しいなと感じています。僕の生まれ育った地元で営んでいるお店なので、はじめこそポスティングからはじまり集客に苦労しましたが、今のお店があるのは地域の方々のおかげなので、僕の中の理想のバーバー像ではなく地域に馴染むスタイルでやっています。

バーバーなび:地域に寄り添ったスタイルで営まれているのですね。

中出氏:そうですね。時代に合ったかっこいいバーバーいいな〜なんて思うこともあるのですが、やっぱりこの辺の人たちが来やすいお店を目指して、それこそ部屋着みたいなラフな格好でも気軽に来てもられる雰囲気でやっています。BGMも普段僕が聞いている趣味のものではなく、歯医者さんで流れているようなリラックスできる雰囲気のものを流しています。

お客様へのメッセージ

バーバーなび:どのようなお客様にお店に来て欲しいですか?

中出氏:一番は同世代の方に来てほしいなと思っていますが、20〜50代のお客様でいつまでもおしゃれでいたいと思っている男性に来ていただきたいなと思っています。毎週来てくださる方もいますし、半年に1度のお客様もいますが「さっぱり綺麗にしたいな!そうだ、ダイヤに行こう!」って思っていただけるように頑張っています。技術面はもちろんですが、会話を楽しんでもらうという意味でも、お客様の趣味や思い出話を共有できる場にしたいなと思っています。

バーバーなび:中出さんだからこそ作り上げられる、地域のニーズに応えながら、お客様に喜んでいただけるサービスを提供されているんですね。

中出氏:床屋というと年齢層が高いイメージが僕の中ではあったのですが、僕みたいな同世代の人がカットしてくれるほうがいいなという方に来ていただきたいです。美容師で切ってもらうには若いな、、、と思いはじめてきたお客様や、だからといって競馬新聞見ながら足組んで店番している昔ながらのスタイルはちょっと、、、のちょうど間のちょうどいい存在の理容師でいたいです。それを今の脂乗った年代の方にもっと知ってもらいたいなと思います。例えばキムタクのヘアスタイルをオーダーした時に、いつの時代のキムタクのヘアスタイルを相手が想像するかって年代で分かれてくると思うんです。ちょうど同世代で同じイメージを共有し合える存在でありたいと思います。

未来の理容師に向けたメッセージ

バーバーなび:理容師を目指す若者に向けたメッセージもお願いできますか?

中出氏:理容師を目指す中で、期待とは異なる場面に遭遇することもあるかもしれません。それでも信じて努力を続けてほしいです。この職業は、お客様の感想を直接感じることができる楽しい仕事だから、「一緒にこの道を目指しましょう」と伝えたいです。

バーバーなび:理容師を目指す上で勉強以外に大事だなと感じることはありますか。

中出氏:サービス業の中でも、お客様に良いと思ったことをすぐに提供できる職業は珍しいと思います。遊びや旅行で感じたことも大切にしながら、この業界にとらわれずにさまざまなことに挑戦してほしいです。

バーバーなび:素敵なメッセージをありがとうございました。

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