艶肌アトリエとも 内藤 知美

今回は以前バーバーなびでご紹介させていただいたki caera 金谷 実智惠さんにご紹介いただき、艶肌アトリエともの内藤 知美さんに取材をさせていただいた。お客様との空間を大切にする姿勢が取材の随所から伝わり、紹介を通じて広がりを見せる人柄の良さが印象的で、誠実な人間性と技術で信頼を築く理容師だ。

CREDIT : Photo/Yuki 文/Yuki 編集/Manami(バーバーなび)

艶肌アトリエとも 

内藤 知美

理容師歴:37年
出身校:中央理容専門学校
出身地:神奈川県川崎市
得意技術:女性お顔そり、バザルトストーン、お顔ほぐし
こだわり:フローシェービングの滑らかさ・お客様との会話や繋がりを大切にすること
趣味:御朱印集め、街ぶら散策

サロン紹介

まずはサロンへの道順をご案内しよう。蓮根駅西口を出てココカラファイン蓮根店方面へ進む。突き当たりを右折、二つ目のまいばすけっとを左折し、蓮根商店街を進み、業務用スーパーを越えて一つ目の十字路の角の黒い外観の建物「プレシャスキューブ」があり、201号室が当サロンだ。1階は学習塾が入っている建物である。

当サロンは完全個室のプライベート空間で、お客様に癒やしの時間を提供するサロン。施術の質はもちろん、温かみのある人柄と会話を大切にする地域密着のスタイルが、多くの信頼を集めている。紹介によって広がっていくのも、その人柄の良さがあってこそだと納得できる。

理容師を目指したきっかけ

バーバーなび: こんにちは。本日はよろしくお願いします。まずは、内藤さんが理容師を目指すことになったきっかけを教えてください。

内藤氏: よろしくお願いします。進路を決める際、実は理容師と税理士の二つの道で迷っていました。ただ、実家が理容室であり、父や母が働く姿を身近で見て育ったことが大きかったと思います。将来を考えた時に、自分が一生続けていける仕事は理容師ではないかと考え、最終的に理容の道を選びました。

バーバーなび: 税理士と理容師という全く異なる選択肢があったのですね。最終的に理容師を選ばれて良かったと感じる瞬間はありますか。

内藤氏: 最近、15年ぶりに高校時代の同級生と再会したのですが、その際に「当時はとても迷っていたけれど、やはり理容師になって良かったね」と言ってもらいました。その友人は、私が迷っていた時期に両方の学校へ見学に一緒に行ってくれたので、当時のことを覚えていてくれたのです。今もこうして理容師として仕事を続けられていることを考えると、あの時の選択は間違いではなかったと改めて実感しています。

理容業界への思い

バーバーなび: 理容業界全体に対して、どのような思いや考えをお持ちですか。

内藤氏: 理容業界は、美容業界と比較すると地味な印象を持たれているように思います。情報の発信や宣伝の仕方が十分に工夫されておらず、メディアでの露出も美容師に比べて少ないと感じています。理容の技術は非常に繊細で難易度も高いものですが、その魅力が十分に若い世代に伝わっていないのではないでしょうか。

バーバーなび: 理容の良さを伝えるための情報発信は重要だと思います。今後どのように取り組んでいきたいとお考えですか。

内藤氏: 私自身はSNSがあまり得意ではなく、十分に発信できていないのが現状です。ただ、インスタグラムをはじめとするSNSは若い世代にとって身近な情報源であり、そうした媒体を活用して理容の魅力を伝えていくことが必要だと感じています。今後は自分自身も学びながら、少しずつ発信の機会を増やしていきたいと考えています。

髪技理容師としてのこだわり

バーバーなび: それでは、理容師としてのこだわりを教えてください。

内藤氏: こだわりのひとつは、当サロンで採用しているフローシェービングです。一般的なカミソリと比べて肌へのあたりが非常に滑らかで、「本当に剃っていたのですか」と驚かれるほどソフトな感触を実現できます。もうひとつ大切にしているのは、お客様との会話やつながりです。「1か月、この日を楽しみにしていた」とおっしゃっていただいたり、施術が終わると「もう終わりなのですね、また来月が楽しみです」と言っていただいたりすることがあります。そうしたお言葉に私自身も励まされますし、お客様にとってもリラックスできるアットホームな時間となるよう心がけています。

バーバーなび: 施術だけでなく、人とのつながりを大切にされているのですね。

内藤氏: その通りです。当サロンに来る目的を「剃りに来るだけ」にしたくありません。お客様がご家族の写真を見せてくださったり、お子さまの成長をお話しいただいたり、そうしたやり取りも大切な時間だと考えています。さらに、空間づくりにもこだわりがあります。3年前に現在の店舗を構える際、完全個室にしたのは大きな決断でした。以前は男性客もいるサロン内の一角で施術していましたが、男性の存在に抵抗を感じる女性のお客様もいらっしゃいました。そこで、完全プライベート空間とすることで、より安心してご利用いただける環境を整えました。

お客様へのメッセージ

バーバーなび: どのようなお客様にお店に来ていただきたいとお考えですか。

内藤氏: 現在、当サロンに多くご来店いただいているのは50代以上のお客様です。老眼で眉が見えづらくなった方や、ご自身で顔を剃ることが難しくなった方などが中心となっています。ただし、若い世代の方々にもぜひ体験していただきたいと思っています。

バーバーなび: 確かに、お顔剃りは若い方にも魅力を知っていただきたい技術ですね。特に未体験の方に向けて伝えたいことはありますか。

内藤氏: お顔剃りは、実際に体験して初めてその良さを実感できるものです。テレビなどで「お顔剃りはしない方が良い」と発信している専門家もいるため、不安を抱かれる方もいますが、初めて施術を受けたお客様からは「全然違うのですね」と驚かれる声を多くいただきます。実際にお顔剃りを行うと、化粧水の浸透やメイクのノリが大きく変わります。お肌のターンオーバーは約1か月といわれていますので、月に一度のメンテナンスとして取り入れていただくのが理想的です。近年はお顔の脱毛をされる方も増えています。脱毛は毛を処理する点で効果的ですが、お顔剃りは毛だけでなく古い角質まで取り除けるという特徴があります。両者を目的に応じて使い分けることで、より明るく健やかな肌を目指すことができます。だからこそ、若い世代の方にも一度はお顔剃りを試していただきたいと考えています。

未来の理容師に向けたメッセージ

バーバーなび: 理容師を目指す若者に向けたメッセージをお願いいたします。

内藤氏: 私たちが若い頃は、夜遅くまで練習することや、営業時間が長いことが当たり前でした。しかし現在は、理容業界の環境が大きく変わってきています。たとえば、息子が働いている店舗では完全週休2日制を導入し、お盆休みもしっかりと確保でき、有給休暇も整備されています。

バーバーなび: 労働環境の改善は、これから理容師を目指す方にとって心強い要素ですね。

内藤氏: はい。以前は「理容師は労働時間が長い」「給料が安い」といったイメージが強かったかもしれませんが、今はその状況も大きく変わりつつあります。以前に比べて、理容師として働くハードルは確実に低くなってきていると思います。また、一時的に女性理容師の数は減少しましたが、近年は女性のシェービング需要が高まったことで、女性理容師の活躍の場も増えてきています。シェービングは理容師にしか許されていない技術であり、大きな強みです。理容師という仕事はやりがいがあり、健康である限り長く続けられる職業です。ぜひ多くの若い方にこの道を志していただきたいと願っています。

バーバーなび:素敵なメッセージをありがとうございました。

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SHOP INFORMATION

  • 店舗名:女性お顔そり専門店 艶肌アトリエとも
  • 住所:東京都板橋区蓮根2丁目13−6 プレシャスキューブ 201
  • 営業時間(平日):10:00~17:30(最終受付)
  • 営業時間(土日祝):10:00~17:30(最終受付)
  • 定休日:月曜日・火曜日
  • 沿線:都営三田線
  • 最寄駅:蓮根駅
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丸山 幸浩

Re:y yamazaki

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