ヨコタトコヤ  横田 智也

以前取材させて頂いたTRAD BARBER STYLEの山崎さんより中野でご活躍されているヨコタトコヤの横田さんをご紹介頂き、ご連絡させていただいたところご承諾いただいたので、ぜひ紹介させて頂こう。横田氏は理容師歴15年、誰でも気軽に入りやすい街の床屋を目指す、とても温厚な印象のある髪技理容師だ。

ヨコタトコヤ

横田 智也

理容師歴 15年
出身校 窪田理容美容専門学校
出身地 茨城県
得意技術 刈り上げ、頭の形に合わせるカット
得意スタイル ショートスタイル
こだわり セットのしやすさや持ちの良さ、スタイルの再現性を高くすること
趣味 ジムで筋トレ、近所の飲食店で飲み歩くこと

サロン紹介

簡単にアクセスを説明すると、新中野駅から出発し、まずは中野坂上方面に鍋屋横丁という交差点まで歩く。その交差点で右に曲がって鍋屋横丁通りを直進すると、チャリフラワーという花屋の隣に位置するサロンにたどり着けるだろう。なんとも令和らしい、真っ白な壁にオシャレなフォントで「ヨコタトコヤ」と書かれた外観が目印だ。

サロンの入り口をくぐるとドライフラワーや観葉植物がところどころにある洗練されたシンプルな空間が広がる。座り心地の良いバーバーチェアが2席用意され、オシャレでありつつ気軽に入れる雰囲気が両立しているセンスが際立つサロンだ。 簡単にサロンの紹介が終わったところで、早速本題の横田さんの取材にうつるとしよう。

理容師を目指したきっかけ

バーバーなび:こんにちは、本日はよろしくお願いします。まず横田さんが理容師を目指すことになったきっかけを教えてください。

横田氏:はい、よろしくお願いします。きっかけは何個かあるんですけど、美容師になろうと高校生くらいの頃は思っていて、いざ専門学校に見学に行った時に、一生現役で働ける・ライバルが少ない・環境が良いなどの理由で理容師を強く勧められたんです。僕は地元の床屋さんに通っているのですが、そこがとても良い雰囲気のお店だったので床屋さんに対してネガティブなイメージはなく、一生現役で働けるという言葉に、当時の僕はとても惹かれて理容師になりましたね。

バーバーなび:地元が茨城県とのことですが、いつか地元で理容室をやりたいという気持ちもありますか?

横田氏:今すぐではないですが、ある程度年を重ねて田舎でゆっくり暮らしながら、週3〜4回くらいで仕事を続けるというのもありかなと思っていますね。

理容業界への思い

バーバーなび:理容業界全体に対してはどのような思いや考えをお持ちですか?

横田氏:理容業界はどうしても高齢化が進んでいるので、若い人たちにもっと入ってきていただいて、いきいき働けるような現場を作りたいと思います。また、今でこそおしゃれな床屋さんがありますが、なり手不足が深刻で若い子たちから床屋のいいイメージを聞かないので、そういったところを変えていければなと思っています。

バーバーなび:変えていくために横田さんが取り組んでいきたいことはありますか?

横田氏:そうですね。今のところ僕は人を雇っていないのですが、いいご縁があれば若い子を雇って一緒に働いて、店舗展開もできたらなと思っています。ただ、昔のように下積みを長くさせたり、夜遅くまで練習させたりしない環境作りは必要だと思っていますね。僕はちょうど良い町の床屋を目指しているので、それを継続して若い子たちも気軽に入ってこれる雰囲気作りを続けていければなと思います。

バーバーなび:オシャレなサロンも沢山ありますが、安心出来るちょうど良いサロンの存在も絶対必要ですよね。

髪技理容師としてのこだわり

バーバーなび:ありがとうございます。それではこだわりを教えてください。

横田氏:こだわりですか、そうですね。できるだけお客様の要望には答えるようにしたいというこだわりがあって、お客様が希望する髪型があまり向いてなかったら、否定するのではなくこういう風にすればできますということを伝えるようにしています。

あとは、鏡を見せた時に直してほしいと思っていても「大丈夫です」と言ってしまったり「ここはもうちょっと切ってほしいけど…まあいっか~」と心の中で消化されないように、言いづらいことも気軽に言えるような雰囲気作りにはこだわりたいですね。

バーバーなび:お客様の雰囲気を察して、横田さんから少し言葉をかけることもありますか?

横田氏:相手によりますが、お客様が鏡越しに自分のどこを見ているかを観察して、前髪を見ていたら「前髪もうちょっと切りましょうか?」などと提案するようにしています。

バーバーなび:お客様にとっても、その気遣い1つが嬉しくて、最終的な満足につながるかもしれませんね。

お客様へのメッセージ

バーバーなび:どのようなお客様にお店に来て欲しいですか?

横田氏:そうですね。床屋に行ったことがない方でも、床屋のデビュー戦のように気楽に使ってもらえるようにしたいですね。それこそ、オシャレをしていかなくても今日髪切りたいなと思った時にふらっと立ち寄れる、そんな身近な存在になりたいので、近所の方々も大事にしていきたいなと思っています。

バーバーなび:髪を切りたいときにふらっと行ける身近な存在、いいですね。

未来の理容師に向けたメッセージ

バーバーなび:理容師を目指す若者に向けたメッセージもお願いできますか?

横田氏:少なからずこの仕事は決して楽ではありませんが、やったらやった分だけ結果にすごく反映されるので、やりがいはとても大きいと思います。毎回新たに気づくことがあったり、できたと思っていたことでも、さらに極める余地が沢山あるので、髪の毛が好きなら、一生楽しめる仕事だと思いますね。

バーバーなび:大変なこともあったと思いますが、そんな時に乗り越えた時のエピソードなどありますか?

横田氏:前の会社の社長が「創意工夫」という言葉をよく使っていて。社長は「できるようになったことでも工夫を凝らすとより早く、より綺麗にすることが出来るから、常に向上心を持ってやると誰にも追いつかれないレベルにいける」と言っていたんです。その言葉を胸に留めて僕も常に努力するようにしていますね。

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