THE STYLIST INTERVIEW
理容師特集
BARBER-GLANZ 大野 裕司
今回は蒲田駅周辺で髪技理容師に出会うべく調査していると、BARBER-GLANZを見つけ、取材を申し込んだところ、代表の大野 裕司さんが快諾して下さったのでインタビューに伺った。大野氏は理容師歴13年、お客様の思い描くイメージに対して最善を尽くしたスタイルを提供していただける髪技理容師だ。
BARBER-GLANZ
大野 裕司
理容師歴:13年
出身校:北海道理容美容専門学校
出身地:北海道
得意技術:短髪全般
得意スタイル:フェードスタイル、パーマとフェードを組み合わせたスタイル
こだわり:お客様の思い描くカールの方向など再現性高いスタイルを作ること、持ちを良くすること
趣味:サッカー、スノーボード
サロン紹介
まずはサロンへの道順を案内しよう。JR蒲田駅西口を出発し正面のバス通りを直進する。モスバーガーとローソンを通り過ぎ、直進すると左手にお目当てのサロンにたどり着く。
黒基調にブラウンの木目がシックな内観が特徴的で、”男のためのサロン”の雰囲気が溢れるような空間で施術を受けることが出来る。もちろんご家族で来店することも可能で、お子様用の車の施術チェアもあるので、親子揃ってのバーバータイムも味わえるだろう。 お店の簡単な紹介が済んだところで早速、大野氏のインタビューを進めていくとしよう。
理容師を目指したきっかけ
バーバーなび:こんにちは、本日はよろしくお願いします。まず大野さんが理容師を目指すことになったきっかけを教えてください。
大野氏:よろしくお願いします。実は最初から理容師になりたかった訳じゃないんです。サッカーが好きで自分はケガが多かったので、本当は理学療法士などスポーツに関わる仕事をしたかったのですが、勉強が嫌いで(笑)他に何かないかなと考えた時に中学生の頃から髪型をいじるのが好きだったことを思い出し、理容師を選びましたね。あとは母親から良く「手に職をつけろ」と耳にタコができるくらい言われていたのも理由の一つですね。
バーバーなび:そういった経緯があって、中高生の頃に理容師になろうと考え始めていたわけですね?
大野氏:はい、高校2年生の後半から3年生の進路を決めないといけないタイミングですね。
理容業界への思い
バーバーなび:理容業界全体に対してはどのような思いや考えをお持ちですか?
大野氏:周りの人から見た業界は華やかだと思いますが、修行期間、営業時間ともに長かったり、休みが少なかったりと、そうではない部分もあります。なので、職人と言えばしょうがないのかもしれませんが、できるだけ改善出来たらもっと人が増えるのではないかと思います。また、親世代の人達が子供の将来を考えた時にあまり良いイメージがないと思うので、そういった所を変えていく必要がありますよね。ただ、今はバーバーブームもありますし、もっともっと発信出来たらいいのかなとも考えてます。
バーバーなび:こちらのサロンを開業される際、どのような思いで開業されましたか?
大野氏:最初はバーバーなのでメンズ特化サロンにしようと思っていたのですが、”遊びに行く街”より”人が住む街”にお店を出したかったので、この街の方が気軽に行けて、なおかつオシャレな空間ということも叶えられるような場所を探してオープンしました。
髪技理容師としてのこだわり
バーバーなび:ありがとうございます。それではこだわりを教えてください。
大野氏:色々なタイプの理容師がいると思うのですが、「こうすればカッコイイよ」などの押し付けなどはあまり好きではなくて、理容師はお客様が「こうしたい、こうなりたい」ということを最前線でサポートする人間だと思っているんです。なので、提案はするのですがお客様が思い描くものを作る側の人間なので、自分のスタイルに対してのこだわりと言うよりかは、お客様がなりたいスタイルに対して最善を尽くすところがこだわりです。
バーバーなび:先ほど得意スタイルに対するこだわりで仰っていたように、お客様の思い描くパーマのカール具合なども含め再現性の高いスタイルの提供にこだわっているんですね。
お客様へのメッセージ
バーバーなび:どのようなお客様にお店に来て欲しいですか?
大野氏:こういう人に来て欲しいというのはあまりなくて、1歳くらいのお子様から90代のお客様までいらっしゃるので、悩んでいる人なら誰でも来ていただきたいです。来ていただければ、できるだけその悩みを改善したいなと思っています。
バーバーなび:人の住む街としては、やはりご家族で来られるお客様も多いんですか?
大野氏:いらっしゃいますね。お父さんの隣にお子様が並んで同時にカットしたり、兄弟が居る方が交代で切ったりなどもよくありますね。
未来の理容師に向けたメッセージ
バーバーなび:理容師を目指す若者に向けたメッセージもお願いできますか?
大野氏:今をとにかく楽しんでほしいとは思いますね。結局働き始めた当初は時間・お金が無いということもあるので今のうちに色々なことを経験して、働き始めたら仕事に集中して、遊ぶ時は遊んでといった形で、オン・オフをしっかりできるようになれればいいのかなと思います。
あとは素直に言うことを聞いて技術を学んだ方が上達も早いと思いますし、若い頃は反抗はいらないと思うので(笑)先輩方は正解を言っているだけなので、歯向かわずに学んだ方がいいのかなと思います。
バーバーなび:大野さんの経験を踏まえ、専門学校時代にこういうこと意識すると良いなど、アドバイスなどはありますか?
大野氏:せっかく理容師になるのであれば、将来どうしたいかということも学生のうちにイメージしておいた方がサロン選びなどもスムーズいくかなとは思います。離職率が高いのが現状なので、どうなりたいかをあまり考えず、休みが多い・給料が高い・楽しそうだけで選ぶと、イメージとの差から離職に繋がってしまうかもしれません。でも、将来どうなりたいかという目標があれば、そんなことに惑わされず前に進むだけだと思うので学生のうちに考えておいた方がいいのではと思いますね。
バーバーなび:何においてもやはり目標は大事ですね。素敵なメッセージをありがとうございます。