
今回は以前バーバーなびでご紹介させていただいたバーバークドウの南 美樹さん、ヘアーサロンキャプテンの小熊 孝尚さんにご紹介いただき、maukauiの佐藤 妃美嘉さんを取材させていただいた。佐藤氏は理容師歴13年目、講師活動や組合活動へ積極的に取り組みながら、理容業界の発展を牽引されている、明るくキラキラとした雰囲気が印象的な髪技理容師だ。
Profile
Himika Sato (佐藤 妃美嘉)
maukaui
理容師歴:13年
出身校:東京理容専修学校
出身地:東京都
得意技術:レディースシェービング、眉毛デザイン/スタイリング
こだわり:次回予約をとっていただけるレディースシェービング、第三者に褒められる眉スタイリング
趣味:仕事に繋げられること探し・DIY
maukaui について

まずはサロンへの道順を案内しよう。ひばりヶ丘駅北口 徒歩0分。北口を出て右に進み、左手に見える松屋を過ぎて、「ひばりヶ丘KEビル」の3階に位置している。

佐藤氏が自らDIYをした照明などの装飾をされているという店内は、女性らしくアットホームな雰囲気で、癒しための空間となっている。くつろぎの時間を過ごしたい方や、初めてのお顔そりで緊張されている方も、リラックスすることができるだろう。
お店の簡単な紹介が済んだところで早速、佐藤氏のインタビューを進めていくとしよう。

maukaui 佐藤 妃美嘉氏
理容師を目指したきっかけ
バーバーなび:こんにちは、本日はよろしくお願いします。まず佐藤さんが理容師を目指すことになったきっかけを教えてください。
佐藤氏:よろしくお願いします。主人が理容師だったことがきっかけです。主人の周りの友人やスタッフたちと家族ぐるみの付き合いをする中で、理容師の奥さんが理容師をされている姿や、スタッフの彼女さんが理容を学ぶ姿に触発されて、理容師の嫁の立場として自分も覚悟を決めようと思い理容学校へ通い始めました。
バーバーなび:そういったきっかけがあったのですね。なかなか珍しいケースかもしれないですよね。
佐藤氏:そうなんです、珍しいきっかけですよね。当時は小さい子供がいたので、通信での取得でしたが、通学が必要な場面などは家族に助けてもらいながら通いました。理容に対する知識がゼロの中でのスタートだったので本当に苦労しましたし、27,28歳くらいだったんですけど、なかなか成長を実感できず、自信を持つのも難しい時期がありました。「果たして免許を取れるのか」と不安になることもありましたが、なんとか乗り越えてここまでやってくることができました。

理容業界への思い
バーバーなび:理容業界全体に対してどのような思いや考えをお持ちですか?
佐藤氏:私は理容業界を変えたいと思ったので、組合の中でも意見を言えるよう努力しました。「業界をこうしていきたい」という思いをまずは業界内から変えていかないといけないと思ったので、今は特に組合含めた業界内で色々な事を変えていけるよう動いています。私はカットをしていないので、理容の全国大会やカット技術に関して、まだまだわからない部分もありますが、全体含めて変えていけるよう周りの意見も多く取り入れて業界をもっと良くしていきたいという思いを持っています。
バーバーなび氏:そんな理容への思いがあるからこそ、趣味のところでも仰っていたように、日常の体験なども含めこのお仕事に活かそうとされているわけですね。。
佐藤氏:そうですね。専門学校で講師活動もしているので、「どうしたら生徒が増えるか、理容を目指す人が増えるか」ということも考えていますし、「面白い授業、生徒に楽しんでもらえる時間」を工夫して授業ができるように頑張っています。

髪技理容師としてのこだわり
バーバーなび:それではこだわりを教えてください。
佐藤氏:私は、2代目でもなく師匠がいるわけでもないですが、エステ業界での経験はあったので、そこをどう理容と融合させていけるかというところにこだわっています。今までの理容に比べたら、非常識なことをしている部分もあるかもしれないですが、私がこの理容業界を進化させていく起爆剤になれればいいなと思っています。お客様にとっても、今までのエステとは一味違うシェービング体験していただきたいですし、そういった進化を理容を通して伝えていけたらと思っています。
バーバーなび氏:素敵ですね。佐藤さんは美容関連の経験があるのですね。
佐藤氏:はい。私は18歳から化粧品販売や訪問によるフェイシャルケア、整骨院でのリフレ提供など、美容や健康に関わる業界で経験を積んできました。なので、エステ、東洋医学、マッサージの要素を理容と組み合わせた独自の技術を考案しています。定期的なケアを続けていただくことで、シェービングではリンパやツボ、筋肉を意識した施術を取り入れているので、お肌のターンオーバーがスムーズになり、より美肌効果を実感していただけると思います。

お客様へのメッセージ
バーバーなび:どのようなお客様にお店に来て欲しいですか?
佐藤氏:内側から輝く肌を手に入れたい方に来ていただきたいです。20代でお肌が綺麗なのは当たり前、30代、40代、50代と年齢を重ねる中でのお手入れの仕方によって、同世代との肌の違いが少しずつ現れてきます。なので定期的にケアを続けていただける方に来ていただきたいですし、その方がより効果を実感していただけると思います。
お顔剃りは、単に産毛を剃るだけでなく、お肌の状態を整える大切な役割を持っています。日々のお手入れの一環として、月に一度の定期的な施術をぜひ続けていただきたいです。もちろん、特別な日のためのシェービングとしてご来店いただくのも素敵ですが、継続することで本来の肌の美しさをより引き出せると感じています。
バーバーなび:継続することが重要なんですね。客層はどのような方が多いのでしょうか。
佐藤氏:幅広いですね。うちは20代のお客様も来ていただいていますし、70代や80代の方も、3階まで階段の店舗なので「リハビリだと思っているよ」と言って来てくださっている方もいらっしゃいます。90%以上のお客様が翌月の予約を入れて帰ってくださるので、月に一度のケアとしてリピートしていただいているお客様に支えていただいています。

未来の理容師に向けたメッセージ
バーバーなび:理容師を目指す若者に向けたメッセージをお願いできますか。
佐藤氏:私の母は、「私が仕事をしている姿が楽しそうだ」と言って60歳で理容師免許を取りました。なので、若い人に理容師を目指してもらいたい気持ちはもちろんあるんですけど、資格を取ることに年齢は関係ないとも伝えたいですね。自分が何かをやりたいと思ったことを、やりたい時にできる人生の方が振り返った時に「いい人生だったな、よかったな」と思えるいいですよね。
あとは、美容師さんの方がかっこいいとか、目指したいと思う人が多いかもしれませんが、やっぱりカットの細やかさ、シェービングができることは理容の強みなので、選択肢に美容だけではなく、理容にも一度目をむけてほしいなと思います。と言うのも、私はダブルライセンスを強く推奨していて、最終的にどっちを選択するかは本人次第ですが、ダブルライセンスがあることで選択肢が増える・仕事の幅が広がるという意味でもおすすめです。
理美容師ともに増えることが業界の底上げにも繋がりますし、お客様からお金をいただいているのに「ありがとう」と言われるこのやりがいある仕事をぜひもっと多くの方に知ってもらい、少しでも目指してくれる人が増えたら嬉しいです。
バーバーなび:未来のある明るく素敵なメッセージをありがとうございました。

最後に
バーバーなび:本日はお忙しい中取材のご協力いただきありがとうございました。最後に佐藤さんおすすめのメニューと作例を紹介してもらえますか?
佐藤氏:はい。こちらこそありがとうございました。おすすめのメニューを2つご紹介します。
髪技理容師おすすめメニュー・レディースシェービング

モデル写真提供:maukaui
髪技理容師おすすめメニュー・メンズ眉デザインパーマコース

モデル写真提供:maukaui
店舗基本情報
店舗名 | maukaui |
住所 | 東京都西東京市ひばりヶ丘北3-3-14 ひばりヶ丘KEビル3F |
営業時間・定休日 | 10:00〜18:00 定休日:日曜/月曜 |
最寄駅沿線 | 西武池袋線 |
最寄駅 | ひばりヶ丘駅 |
電話番号 | 042-439-3984 |
ホームページ | https://lit.link/maukaui |
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