今回は以前バーバーなびでご紹介させていただいたSOLIZ HAIR CREWの井草 渉さんにご紹介いただき、GlanzRaumの、猿田さんを取材させていただいた。猿田氏は理容師歴8年、作り込みすぎない自然なサロンスタイルを大切にしながら、地域に愛されるサロン空間を提供し、本当の意味で人と人が繋がることを目指す髪技理容師だ。
Profile
Kodai Saruta(猿田 航大)
GlanzRaum
理容師歴:8年
出身校:埼玉理容美容専門学校
出身地:埼玉県
得意技術:カット
得意スタイル:ビジネススタイル・フェードスタイル・流行りのスタイル
こだわり:お客様のご希望を取り入れながら、細かい部分をしっかりカウンセリングすること
趣味:お酒を飲むこと・サッカー
GlanzRaumについて
まずはサロンへの道順を案内しよう。大井町駅から徒歩5分、西口を出ていただき、商店街を区役所方面の右側に5分ほど進み道路を渡った場所に見つけられるだろう。
セット面が4席の店内は、少人数制のプライベートサロンならではの、落ち着いた雰囲気が特徴だ。リラックスして、癒しのサロンタイムを過ごすことができるだろう。
お店の簡単な紹介が済んだところで早速、猿田氏のインタビューを進めていくとしよう。
GlanzRaum 猿田 航大氏
理容師を目指したきっかけ
バーバーなび:こんにちは、本日はよろしくお願いします。まず猿田さんが理容師を目指すことになったきっかけを教えてください。
猿田氏:よろしくお願いします。実は、もともと理容師を目指してたわけじゃなくて、最初は普通に大学に進学しようって思っていたんです。でも、学力的に難しいなって感じた時に、通っていた理容室のスタッフさんに「この業界いいよ」と勧められたんですよね。そのときの会話がきっかけで、理容師の道もありかなって考えるようになりました。
バーバーなび:通っていたサロンの方の一言がきっかけなんですね。
猿田氏:そうなんです。小学生の頃からお世話になってた理容師さんで、ラーメンに連れて行ってもらったり、僕がサッカーしてる姿も見てくれていたので、僕の人間性をよく分かってくれた上で勧めてくれたんだと思います。それを聞いたとき、「この人が言うならやってみようかな」と思えましたし、その期待に応えたいという気持ちもあって、理容師の道を選ぶきっかけになりました。
理容業界への思い
バーバーなび:理容業界全体に対してどのような思いや考えをお持ちですか?
猿田氏:僕自身、これまで色々なサロンを見てきましたが、美容室のような雰囲気の理容室もあれば、かっこよさを前面に出したバーバーもあって、どのタイプも個性的で素敵ですよね。その中で、僕が理容師としてやっていく以上、自信を持って「男性は理容師に行くべきだ!」と言える存在になりたいなと思っています。でも、それには業界全体で若い世代のなり手をもっと取り込んで、動いていかないといけないなとも感じています。
理容師を選んでよかった!と心から思えるような業界にしていきたいですし、ただ古いだけの「床屋さん」ではなく、昔ながらの角刈りの技術や伝統的なスタイルも大事にしつつ、時代に合わせた新しいスタイルもどんどん生み出していきたいです。業界のイメージを変えて、もっと若い世代の人たちに「バーバーってかっこいいよね!」と思ってもらえる存在になれたら最高ですよね。「バーバーって何?」と聞かれる業界ではなくて、「バーバーが良い!」と真っ先に選ばれるような文化を若い世代と一緒に盛り上げていきたいです。
バーバーなび:素敵ですね。そのために猿田さんが今後取り組んでいこうと思っていることがあれば教えていただけますか。
猿田氏:コミュニケーションが僕の取り柄だと言ってもらえることが多いので、その強みをしっかり活かしていきたいと思っています。今はまだオープンして2ヶ月でスタッフ2人でやってる小さなお店ですが、目の前のお客様に満足してもらうことを優先し、一人ひとりのお客様にしっかり向き合うことが、お店づくりの中でもコミュニケーションを取るにしても一番の近道だと思うんです。
現段階の目標としては3店舗ほど展開したいという夢があるので、それを実現するためには、教育環境をしっかり整え、信頼できる環境を作ることが大事だと思っています。自分自身も後輩たちから信頼される人間にならなきゃいけないし、逆に人を信頼できるようになることも大事です。その中で、スタッフたちの夢や目標も大事にし、「将来的に何がやりたいのか?」など聞きながらそれぞれのスタッフもきっと夢を持っているはずなので、一緒に応援しながらやっていきたいなと思います。自分本位になりすぎず、スタッフのみんなの考えや目標もしっかり考え、今後のサロン運営についてもまずはしっかりと今のスタッフと向き合いながら、これからも一緒に成長していけたらいいなと思っています。
髪技理容師としてのこだわり
バーバーなび:それではこだわりを教えてください。
猿田氏:カウンセリングを大切にしています。お金を頂いている以上、プロとして接するのはもちろんですが、家庭だったり仕事場では言えないことや不満もここで吐いてくれるような関係性や、髪を整えるだけじゃなく、その人の人生の1ヶ月に1回というペースで関われていると思うとその部分もすごくやりがいを感じています。お客様の中には、たくさんお話しをしたくて来られる人もいれば、リラクゼーションを求めて来られる人もいるので、そういう部分をしっかり汲み取り、ここで過ごす時間がお客様にとって一番の空間になるようにしたいです。そのためには、技術面はもちろん、カウンセリングを通じて心と心で繋がれる関係性を築くことが大事だと思っているので、そこはとても意識している部分です。
バーバーなび:カウンセリングや何気ない会話から関係性も出来ることがありますからね。とても重要な時間ですよね。
猿田氏:はい。元々、隣駅でサロンをやっていたのですが、こちらに移転しても変わらず来てくださるお客様には本当に感謝していますし、一駅離れることで利便性が変わってしまうにもかかわらず通ってくださるのは、お客様と心と心で繋がれていたからだと感じています。これからもそのご縁を大切にしていきたいと思っています。
バーバーなび:素敵ですね!理容師としての人間性の部分もより意識されて空間や環境を作られているわけですね。
猿田氏:ありがとうございます。ここの店名の由来がドイツ語で「輝く空間」ってい意味で、お客様にとって輝く空間にしてほしいという思いがあるので、本当にそのような場所になれば嬉しいですし、忘れてはいけない部分ですね。
お客様へのメッセージ
バーバーなび:どのようなお客様にお店に来て欲しいですか?
猿田氏:町に愛されるサロンを作っていきたいので、どのような人に来てほしいというのは特にないですが、今来てくださっているのは20代から50代の方が多いので、これからも幅広い世代の方々に来ていただけると嬉しいです。今通っているサロンで何か物足りないなと感じている方に一度来ていただければ、こういうサロンもあるんだよという部分をわかっていただけるかなと思っています。
雰囲気的に女性の多い美容室に入りづらくなる男性も多いと思うので、全てそうとは限らないですが、僕たちもそういった面でサポートできるよう、例えば、外の通りから見えづらく状態で施術を受けられるよう配慮し、落ち着いた環境を提供できるようにしています。
バーバーなび:そのような空間を好む方も多いと思うので、重要なポイントですね!
未来の理容師に向けたメッセージ
バーバーなび:理容師を目指す若者に向けたメッセージをお願いできますか。
猿田氏:理美容で言うと、まだまだ需要のある業界だと思いますし、理容は自分自身でお店を持ちたいと思った時に美容に比べてライバルが少ない面もある業界です。なり手が少ない分、理容師はとても価値のある仕事で人をカッコよくできる仕事なので、そこにやりがいを感じられる人には合っているかもしれません。あとは、女性を可愛くしたい場合は美容師、男性をカッコよくしたい場合は理容師が向いているのかなとも思いますね。社会人になると自由な時間や遊ぶ時間が少なくなるイメージがあるかもしれませんが、この職業は仕事で色々な人に会うことも出来ますし、友達がサロンに来てくれたらそれこそ1ヶ月に1回会えたりもしますからね。そういった人との時間も大切に出来る仕事です。
あとは、学生さんは今のうちにたくさん遊んで人生経験を積んで欲しいですし、理容師を目指す中で色々なサロンを見て、様々な雰囲気を感じて、自分に合うサロンを選んで欲しいです。
バーバーなび:素敵なメッセージをありがとうございました。
最後に
バーバーなび:本日はお忙しい中取材のご協力いただきありがとうございました。最後に猿田さんからおすすめのメニューを紹介してもらえますか?
猿田氏:こちらこそありがとうございました。こちらでございます。
髪技理容師おすすめメニューフェードカットアイパー ¥14,000
モデル写真提供:GlanzRaum
店舗基本情報
店舗名 | GlanzRaum |
住所 | 東京都品川区大井1丁目15-2 1F |
営業時間・定休日 | 平日: 11:00 ~ 21:00 土日: 9:00 ~ 19:00 定休日:月曜日・火曜日 |
最寄駅沿線 | 京浜東北線 |
最寄駅 | 大井町駅 |
電話番号 | 03-6429-8360 |
ホームページ | https://glanzraum.jp/ |
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