今回は国立エリアで髪技理容師に出会うためにリサーチをしていたところ、Trife by AKARAさんを見つけたので取材を申し込むと代表の髙木さんがインタビューを快諾してくださった。髙木氏は理容師歴約28年、理容と美容のダブルライセンスを持ち、落ち着いた雰囲気と居心地の良い空間を提供する話し方が魅力的な髪技理容師だ。
Profile
Sadaharu Takagi(髙木 貞治)
AKARA株式会社
理容師歴:28年
出身校:東京理容専修学校
出身地:東京都
得意技術:カット
得意スタイル:ショートスタイル
こだわり:スタイルの持ちを良くすること、見えない部分も綺麗に仕上げること
趣味:サーフィン・キックボクシング
Trife by AKARAについて
まずはサロンへの道順を案内しよう。国立駅南口を出て右斜めにマクドナルドが見える方(富士見通り)へ歩いていき、道沿いにまっすぐ進む。1つ目の信号がある交差点を越えると右手に見えてくるだろう。サロン前のウッドデッキはテラス席になっており、サロン入店前、退店後にコーヒーを飲みながらリラックスして過ごす時間もさぞ快適だろう。もちろんカフェ利用のみも可能なので、気軽に立ち寄れるのも嬉しい点である。
NYカフェをイメージしたサロンは、洗練されたデザインと落ち着いた雰囲気が魅力的な空間だ。メンズの方も大歓迎だが大人女性にも人気があり、カフェとサロンが融合した独自の空間で、髪の悩みを解決しながら癒しを提供してくれるだろう。
お店の簡単な紹介が済んだところで早速、髙木氏のインタビューを進めていくとしよう。
Trife by AKARA 髙木 貞治氏
理容師を目指したきっかけ
バーバーなび:こんにちは、本日はよろしくお願いします。まず髙木さんが理容師を目指すことになったきっかけを教えてください。
髙木氏:よろしくお願いします。きっかけは、曽祖父や祖父、父が皆理容師だったことですね。理容家系で育ったことから物心ついたときには、なんとなく自分も理容師になるんだろうなと思って、自然にその道を進んできました。
バーバーなび:ありがとうございます。理容を目指す中で、ネガティブなイメージや他の道への迷いがでたことはありましたか?
髙木氏:理容に対してネガティブな要素は特にありませんでしたね。専門学校に入る前から、実家が床屋だったこともあって技術もわからないまま、場所だけ借りて友達の髪を切っていました。元々、何かを作るのが好きだったので、ずっと好きで続けているんです。
バーバーなび:ダブルライセンスを取ることになったきっかけも教えていただけますか。
髙木氏:はい。立川で修行していた時代の師匠がダブライセンスを持っていたことが大きいです。あとは、長い目で見た時に人を綺麗にするということでのダブルライセンスのあり方、大切さを教わり、働いていく中で自分自身でもそうだなって思う部分があったので、美容の免許も取ることにしました。
また、理美容の垣根を取りたいという思いもありました。それも修行先での話になりますが、そこのサロンはバーバーでありながら美容の要素もあるため女性も半々の比率で来ていて、ヘアセットをやるのにわざわざ他のところに行かなくても、全部そこでできるというメリットがありましたし、男性ならシェービングまでできるという強みを実感し、自分が独立する時もそのようなサロンにしようと考えていました。なので、理容・美容にとらわれず、”人を綺麗にする”という視点で見ていきたいと思っています。
理容業界への思い
バーバーなび:理容業界全体に対してどのような思いや考えをお持ちですか?
髙木氏:理美容をすみ分けること、例えば女性のカット、男性のカットで分けて考えることが勿体無いなと感じる部分があります。カットという部分では一つだと思うので、それをみんなで共有して日本が綺麗な人でいっぱいになれば、魅力的ですよね。中にはそこまでカットに力を入れてない人もいるかもしれませんが、全体的に技術を高めていければ良いなと思います。今後、理容の良いところも残しながら理美容の垣根を超えて業界全体が発展していけたら良いですよね。
バーバーなび:今現在、2店舗経営されている中で、今後取り組んでいきたいことがあれば教えていただけますか。
髙木氏:今は2店舗とも食品衛生資格を取り、ブースを2つに分けて飲食店登録もした店舗としてやっています。海外ではこのありがちなスタイルも日本では縛りが厳しいことで、良いアイデアも実行に移せない環境がもったいないと思います。もっとライトにお店を利用していただくために、このようなカフェと理容がコラボした面白いスタイルも良いのではないかと思っています。なので、もっとみんなの面白いアイデアで新しいスタイルの理容をたくさん作っていけたら絶対に楽しいですよね。そうすることで働き方も変わり、お客様だった方を社員として迎え入れられることもあるかもしれないです。そういった輪が理容業界全体で広っがっていったらいいなと思います。
バーバーなび:労働環境面や人との繋がりなどの面でも良い影響が出そうですよね。
髪技理容師としてのこだわり
バーバーなび:それではこだわりを教えてください。
髙木氏:男性のお客様をお相手する時は、シェービング一つにしても見えない部分、例えば耳の中、鼻、ヒゲの繋ぎ方など、髪型だけじゃない理容師ならではのシェービングを上手く使ってやるようにしています。襟足もただ剃るのではなくてぼかしてあげることで後ろから見た第三者からも、「その髪型かっこいいね」などと言ってもらえることに繋がってほしいなと思います。
バーバーなび:確かに知人などにそう言われると嬉しいですもんね。
髙木氏:そうですね。だからこそ、流れ作業ではなく、一人ひとりにこだわってカットすることが大切ですね。僕は特に後ろとか、横の部分をこだわって男性に関してはやらせてもらっていますし、正面は自分で作ろうと思えば作れる部分なので、やっぱり後ろの見えないところはよりこだわりたいです。
お客様へのメッセージ
バーバーなび:どのようなお客様にお店に来て欲しいですか?
髙木氏:髪型含め、僕はお客様に全体的に綺麗にいてほしいと思うのでそういった思いをお持ちの方に来ていただけると嬉しいです。
バーバーなび:お客様の層としてはどういった方が多いですか。
髙木氏:やっぱり僕と世代が近い方が多いです。なので男女関係なく30~50代がボリュームゾーンです。中には僕が理容師を始めた頃からのお客様もいらっしゃるので、当時から来ていただいているお客様だと80代の方もいらしていて、逆にそのお孫さんを連れて来てくれることで、小中学生といった年代のお客様にも来ていただいています。全体的には男女関係なく、世代を超えて来ていただいています。また、こちらの店舗は駅から近いので様々なエリアから集まられている印象で、もう1店舗は地元の方が多く来店される印象があり、やっぱり地域でそのあたりの違いはあります。
未来の理容師に向けたメッセージ
バーバーなび:理容師を目指す若者に向けたメッセージをお願いできますか。
髙木氏:理容業界に漠然と向き合うのではなく、こだわりを持って仕事をしていくとより伸びると思います。未来に向けて何か自分のこだわりを持って挑戦すれば、特化型の理容師さんになれるし、それが理容師にとって一番良いと思います。僕は襟足や見えない部分のカットへのこだわりがありますが、その人しかできない理容を確立できたら本当に強みになり、そういう理容師さんが今後必要になってくると思うので、その地位を確立することでよりモチベーションも上がり、もちろん生活面も良くなると思います。そういったところを目指してもらえれば、自分にネガティブな部分があったとしても、プラスに変えていける部分になると思うのでメッセージとして伝えたいですね。
バーバーなび:素敵なメッセージをありがとうございました。
最後に
バーバーなび:本日はお忙しい中取材のご協力いただきありがとうございました。最後に髙木さんからおすすめのメニューを紹介してもらえますか?
髙木氏:こちらこそありがとうございました。こちらでございます。
髪技理容師おすすめメニュー【メンズ人気No.1】メンズカット+眉毛カット(S&B付) ¥5,500
モデル写真提供:Trife by AKARA
髪技理容師おすすめメニュー【メンズ限定】カット+炭酸スパ+眉毛カット ¥8,000
モデル写真提供:Trife by AKARA
髪技理容師おすすめメニュー【Mシェービング】顔剃り+眉カット+EMSマッサージ ¥3,500
モデル写真提供:Trife by AKARA
店舗基本情報
店舗名 | Trife by AKARA |
住所 | 東京都国立市中1-14-4コンフォート1F |
営業時間・定休日 | 9:30~20:00 定休日:毎週月曜、火曜日 |
最寄駅沿線 | JR中央線 |
最寄駅 | 国立駅 |
電話番号 | 042-505-8850 |
ホームページ | https://trife.tokyo |
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