
今回は新中野エリアで髪技理容師に出会うためにリサーチをしていたところ、Barber TOKUTOKOさんを見つけたので取材を申し込むと代表の土田 徳さんがインタビューを快諾してくださった。土田氏は理容師歴21年、技術はもちろんのこと、第一印象から伝わる親しみやすさが自然と人の心を開かせる魅力となり、お客様を惹きつける髪技理容師だ。
Profile
Satoshi Tsuchida (土田 徳)
Barber TOKUTOKO
理容師歴:21年
出身校:新潟理容美容専門学校
出身地:新潟県
得意技術:メンズショートカット
得意スタイル:フェード・短髪・パーマスタイル
こだわり:再現性のある仕上がり、セットなしでも自然なスタイル
趣味:ゲーム
Barber TOKUTOKO について

サロンへの道順をご案内する。新中野駅4番出口を出て、青梅街道をローソン方面へ進む。ドトールコーヒーを越えた先の横断歩道をウェルシア側に渡り、CoCo壱番屋カレーの隣に位置する。新中野駅から徒歩1分で到着する。

セット面4席の落ち着いた店内は、初めての方でも緊張せずにリラックスできる心地よさが魅力のサロンだ。
お店の簡単な紹介が済んだところで早速、土田氏のインタビューを進めていくとしよう。

Barber TOKUTOKO 土田 徳氏
理容師を目指したきっかけ
バーバーなび:こんにちは、本日はよろしくお願いします。まずは土田さんが理容師を目指すことになったきっかけを教えてください。
土田氏:よろしくお願いします。実家が農家だったので、最初は長男として家業を継ぐつもりでした。でも、いざ「継ぎたい」と親に伝えたら継がせられないと言われてしまい、そこからじゃあ、何をしようかなと考えた時に、母から「手に職を持った方がいい」と言われて、美容師か理容師を目指そうと思いました。
当時、美容師は女性の髪を切る、理容師は男性の髪を切るというイメージで、自分は男性の髪を切る方が楽しめそうだなと思い、「理容師になろう!」と決めたのが中学生の頃ですね。一度決めたらとことん突き進むタイプなので、そこから友達の髪を切ったり、いいハサミを買って練習したりしているうちに、どんどん楽しくなっていきました。
バーバーなび:その後、新潟の専門学校へ進み、卒業後に東京で理容師人生がスタートしたのですね。
土田氏:はい、そうですね。東京では3年くらい働きましたが、結構厳しい環境でしたね。でも、そのぶん基礎をしっかり叩き込んでもらえて、今振り返るとすごくいい経験だったと思います。一度新潟に戻った時期もありましたが、やっぱり東京でやりたいなと思って戻ってきてからは、さらに修行を積んで独立しました。

理容業界への思い
バーバーなび:理容業界全体に対してどのような思いや考えをお持ちですか?
土田氏:組合に入っていますが、若い人はほとんど入って来ていないのが現状です。組合を通してもっと業界内での繋がりが持てたらいいなと思いますし、特に若い世代の交流が増えたらいいですよね。お互いライバルではありますが、情報交換も含めちょっとした繋がりがあるだけでも刺激になり、業界全体の活性化にも繋がると思います。
僕自身、親が理容業をやっていたわけでもなく完全に自分の代からのスタートで、そういった目線で理容業界の若い人たちを見ていると「こういうこと、ああいうことをしたい」と理想や目標を掲げている人が多いと感じるので、営業時間や賃金の決め方なども、もっと自由に取り組める環境を組合が率先して作っていけるといいですね。これまでの閉鎖的な理容業界から少しずつ制限をなくすことで、業界全体が良くなるといいですね。
バーバーなび:率直なご意見をありがとうございます。そのような環境面などで今後取り組んでいきたいことはありますか。
土田氏:うちのサロンは割と自由にやっている方で、練習は営業後ではなく、営業中に暇な時間があれば練習をしたり、有効活用していきたいですね。あとは給料の基準も低いので、従業員の給料はもっと自由に上げられるようにしたいと思っています。もちろんオーナーの取り分もありますが、正直取りすぎているように感じることもあり、アシスタント時代でもシャンプーなども含め、色々な仕事をしているわけで、そこを評価しないのは違うかなと思っています。
なので、うちではカラーを担当した分の歩合をつけるなど、しっかり反映させるようにすることで、給与の水準は他のサロンよりも高く、そうやってやった分をもらって当然だと思っています。アシスタントがいなかったら、僕らスタイリストの売上も成り立たないですからね。
結局アシスタント時代の給料が低く、続けずに辞めてしまうのはもったいないですよね。アシスタントとスタイリストはどっちが大変かというと大変さは変わらないですが、でもそれでアシスタントの給料が安いというのもどこか違うのではないかなと。そういう面も今後業界としての変化は必要になってくると思います。

髪技理容師としてのこだわり
バーバーなび:それではこだわりを教えてください。
土田氏:お客様が帰る際に笑顔で帰っていただくことを大切にしています。特に初めてご来店されるお客様は緊張されている方が多いので、どうやってその緊張をほぐそうか、技術の前にそれを考えています。
バーバーなび:具体的にはどのようなことをされているのですか?
土田氏:まずは緊張をほぐせるよう、お客様が話しやすい雰囲気を作ります。そうすることでスタイルのご要望も言いやすくなり、お互いに満足のいく仕上がりに繋がると思っています。言葉で説明するのは難しいですが、とにかく雰囲気を見ながら細かい声掛けをしたり、最初にいきなり懐に入ろうとするのではなく、自然体で接するように心がけています。
僕自身が緊張せずにお迎えし、マニュアルに縛られすぎない接客を意識することで、お客様も心を開きやすくなるとこれまでの経験から感じているので、その辺りも常に意識していますね。
バーバーなび:実際、先ほどお会いした際も、最初から気さくに話しかけてくださって、とても安心感がありました。そのような土田さんの細かな心くばりが自然とお客様にも伝わっているのですね。
土田氏:ありがとうございます。お客様が目を閉じている時も、話し方や表情から「リラックスできているかな」「怒っているかな」といった気持ちを読み取るように心がけていますし、やっぱりお互いが緊張していると、話したいことも話せないと思うので、技術の前に「この人にお金を払ってもいい」と思われる存在でありたいと思っています。人間性は、お客様に対してだけでなく、従業員に対しても大切にしたい部分です。

お客様へのメッセージ
バーバーなび:どのようなお客様にお店に来て欲しいですか?
土田氏:どこに行ってもうまく決まらない、再現性のあるスタイルが見つからない、またはイメチェンしたい方、大歓迎です。カットはもちろん気分よく帰っていただける自信もあります!
うちのサロンはキャラの違うスタッフが4人揃っていて、一人ひとりに合わせて様々なスタイルをご提案できるので、きっとご満足いただけると思います。SNSで話題のスタイルはすぐに取り入れるので流行にも敏感ですし、どんなお客様が来店されても対応できます。
バーバーなび:スタッフみなさんそれぞれの強みをお持ちなのですね。
土田氏:そうですね。年齢層について「どの層をターゲットにしてるんですか?」と聞かれることが多く、特に決めてるわけではないので、地域に根ざして幅広いお客様に来ていただいてます。なのでどなたでも気軽に来てもらえたら嬉しいですね!

未来の理容師に向けたメッセージ
バーバーなび:理容師を目指す若者に向けたメッセージをお願いできますか。
土田氏:昔と比べると、業界全体の状況は少しずつ良くなってきているので夢を持てる仕事だと思います。床屋は頑張ったらしっかり稼げる仕事ですし、楽ではないかもしれませんが、それでもしっかりとやりがいを感じられる仕事です。毎日同じことの繰り返しじゃないからこそ、面白いし飽きないです。
僕自身、学生の頃はバイトが続かなくて、「大人になっても仕事なんてできないんじゃないか」と思ってたくらいでしたが、この仕事は続けられたんですよ。なので、特別に器用でなくてもできる仕事だと思います。
あとは、この業界は思っている以上に自由でやりたいことを形にしやすいから、もっと若い人たちに増えてほしいです。アシスタントの時期は大変なこともある中で、それでもとにかくこの仕事は楽しいし、やりがいがある!ということを伝えたいですね。
バーバーなび:素敵なメッセージをありがとうございました。

最後に
バーバーなび:本日はお忙しい中取材のご協力いただきありがとうございました。最後に土田さんおすすめのメニューを紹介してもらえますか?
土田氏:はい。こちらこそありがとうございました。おすすめのメニューをご紹介します。
髪技理容師おすすめメニューアイロンパーマ ¥4,400〜5,000
熟練のアイロン技術活かしたパンチパーマ、アイパー、ナチュラルなアイロンパーマなど幅広く対応

モデル写真提供:Barber TOKUTOKO
店舗基本情報
店舗名 | Barber TOKUTOKO |
住所 | 東京都中野区中央3丁目34−3 |
営業時間・定休日 | 平日10:00~最終受付20:00 土日祝日9:00~最終受付20:00 定休日:不定休 |
最寄駅沿線 | 東京メトロ丸の内線 |
最寄駅 | 新中野駅 |
電話番号 | 03-3229-6222 |
ホームページ | http://tokutoko.jp/ |
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