髪技理容師を探せ Vol.48 -BULLS CUT  岡本 伸介

今回は葛西駅周辺で髪技理容師の調査をしていると、BULLS CUTさんを見つけたので取材を申し込んだところ店長の岡本さんがインタビューに応じて下さることになった。岡本氏は理容師歴11年目、同級生のオーナーと一緒にお店を支える髪技理容師だ。

Shinsuke Okamoto (岡本 伸介)

BULLS CUT 店長

出身地:静岡県
出身校:東京理容専修学校
得意技術:メンズパーマ
得意スタイル:ツイストスパイラル、毛流れのあるパーマ
趣味:野球


BULLS CUT について

簡単な道案内をすると、葛西駅北口改札を出て、まずは環七通りを一之江方面へ歩いていく。その後葛西橋通りの横断歩道を渡ると左手のマンションの1Fに見える。平日は23時まで営業しているので、仕事終わりに癒されに訪れても良いかもしれない。

店内は個室になっており、隣のお客様が気にならない仕様となっている。また、個室内の空間も広く圧迫感がないのでとてもリラックスできるだろう。また、後ほど岡本氏のインタビューにも出てくるが、フルフラットになるシャンプー台があり、ヘッドスパなどのリラクゼーションメニューも人気だそう。

お店の簡単な紹介が済んだところで早速岡本氏のインタビューを進めていこう。

BULLS CUT  岡本 伸介氏

理容師を目指したきっかけ

バーバーなび:こんにちは、本日はよろしくお願いします。まずさん岡本さんが理容師を目指すことになったきっかけを教えてください。

岡本氏:最初は全然深く考えていなくて、実家が床屋なんです。大学も一瞬考えたのですが受験勉強が大変だなと思って、両親や祖父母など幼い頃から身近に理容師の仕事を見てたのでイメージしやすくて、あまり深くは考えずになんとなく良いかなと思い目指しました。

バーバーなび:ご家族が理容師というのもあって、特にプレッシャーとかは感じなかったですか?

岡本氏:そうですね。1回もやれと言われたことはなかったです。自分からやると言ったらサポートも沢山してくれてすごく助かりましたし、ありがたかったです。

バーバーなび:静岡県のご出身で、その時からいつか東京でやりたいなという考えがあったんですか?

岡本氏:最初は静岡の専門学校を考えていました。でも、美容科と理容科があって美容科は毎年1学年に2、30人くらいいるんですけど、理容科は僕が入学する年度の前まで人がいなくて休校していたんです。たまたま僕が入学する年でまた始まったんですけど3人しかいなくて。父が職人気質なタイプで、3人の所に行ってもなんの競争もないしダメだと言うので、父の知り合いの神戸の先生のもとで働きながら通信制の学校に通うか、東京の競争が激しい専門学校に通うかの2択になって。それがきっかけで東京に出ました。

バーバーなび:やはり競争のある環境が重要だというところだったんですね。

理容業界への思い

バーバーなび:理容業界全体に対してはどのような思いや考えをお持ちですか?

岡本氏:どの業界もそうだと思うのですが、今人材がすごく不足していますよね。理容業界も本当に不足していて、床屋さんは多分美容師さんの20分の1ぐらいの人数しかいないんです。全国でも美容師さんが2万人ぐらいいるのに対し、床屋さんは1000人いないぐらいと、とても差があるので改善していかないと、理容業界が小さくなっていってしまうと思います。僕はあまりメディア露出するタイプではないんですけど、そういうのも床屋さんまだまだ弱いので、みんなで盛り上げて活性化させていければいいなと思います。

バーバーなび:最近はバーバーブームもあって理容師さんかっこいいという憧れの存在になっていますし、シェービングの気持ちよさとかもあると思うので、理解していただける方が徐々に増えていくといいですよね。

岡本氏:そうですね。やはり床屋さんって少しダサいイメージがあるじゃないですか。僕が専門学校に入る時も結構そのイメージがあったので、理容師を選んだけど美容師さんって言われたいなという思いが若い時はあったのですが、でも理容師もかっこいいと思うのでそれを知っていただければ嬉しいですね。理容業ならではの技術もありますし、理容業はどちらかというと地域密着でやる店が多く、地域貢献として地元のお客様と密接に繋がりながら美容室とはまた違ったアットホームな空間で仕事もできるので、それもすごく良いところだと思います。お客さんと一緒に年齢を重ねていけるのが理容業の魅力かなと思っています。

髪技理容師としてのこだわり

バーバーなび:ありがとうございます。それではこだわりを教えてください。

岡本氏:やはりシェービングが床屋さんならではの技術ではあるかなと思うので、そこに1番こだわっているのと、あとヘアスタイルについて、フェードカットなどを美容室でやるところも結構増えてはいるのですが、床屋さんはそこは負けちゃいけないと思っています。散髪でも負けてしまったら、カットの部分の強みがなくなってしまうかなと思うので、その辺は結構強いこだわりです。

また、最近だと濡れパンとか、アイロンパーマを今風にアレンジしたものが出てきているんですけど、そのようなスタイルは美容師さんがやるところは少ないので、床屋さんならではの技術だと思っています。床屋さんだから楽になるヘアスタイルの提案だとかをこだわりたいですね。

お客様へのメッセージ

バーバーなび:どのようなお客様にお店に来て欲しいですか?

岡本氏:やはり20代後半とか30代になって、美容室に行きにくくなってきたようなお客様や、ごりごりのバーバーに入りにくいようなお客様にも来ていただければなと思います。また、うちの店の場合は個室になっているのでお客様同士が隣合わないですし、スタッフがせわしなく後ろを通ったりすることもないので、お客様の負担も少ないかと思います。個室ならではの悩みを引き出せる魅力的な空間があるので色々な悩みを持っている方に来ていただけるといいなと思います。さらに、うちはヘッドスパ専用のシャンプー台を入れていて、床屋さんの中でも珍しい方だとは思うので、リラックスしたい方などにもおすすめです。

バーバーなび:完全にリラックスできる空間を実現しているのですね。ありがとうございます。

まるで寝ている感覚!フルフラットになるので体への負担も少なく施術できる自慢のシャンプー台。

未来の理容師に向けたメッセージ

バーバーなび:理容師を目指す若者に向けたメッセージもお願いできますか?

岡本氏:僕自身、前に勤めていた店でヘアコンテストをやっていて、目標を持って挑戦できたんですね。期間はコンテストに限らずでいいと思うんですけど、目標を持って挑戦していかないと、どんどん埋もれて行ってしまうんです。
今の時代って、sns、youtube、instagramなどで技術を発信してる人が沢山いて、僕の時代の若い頃とは違って、誰でも簡単に上手い人の技術を吸収できる時代なので、努力しないと簡単に埋もれてしまいます。周りは皆上手いと思った方が良いと思います。また、プラスαで自分の強みを持てないと、やっぱり埋もれて行ってしまうので向上心と探求心を持ってやれたら、すごく楽しい仕事だと思いますね。ロールプレイングゲームのようにやったらやった分だけこう、自分が成長してくる感じです。

あとは、お客さんがやはり喜んでくれる仕事なので、そういった面でもすごくやりがいを感じれるかな思います。
その分の努力や勉強は必要なのですが、頑張って自分のお店開いたりとか、やりたいようにできますし、楽しんで好きになってもらいたいと思います。

バーバーなび:基本的なことかもしれませんが目標をしっかり設定して、そこに向けて積み重ねていくことが重要なんですね。

岡本氏:80歳後半の祖父に「一生技術は勉強だよ」「これでいいやって思った瞬間から技術が死んでいくんだ。だから何歳になっても探求心を持って技術を勉強していくという気持ちがないとそこで止まってしまう」と言われたので、楽しむことをベースにしながら技術を磨いて自信をもって仕事をしてほしいと思います。

最後に

バーバーなび:本日はお忙しい中取材のご協力いただきありがとうございました。最後に岡本さんからおすすめのメニューと作例を紹介してもらえますか?

岡本氏:はい。こちらこそありがとうございました。

髪技理容師おすすめメニューカットデザインパーマ ¥12100

モデル写真提供:BULLS CUT

髪技理容師おすすめメニューエイジングヘッドスパ ¥8000

モデル写真提供:BULLS CUT

髪技理容師おすすめメニューフェイシャルケアコース ¥9000 

モデル写真提供:BULLS CUT

店舗基本情報

店舗名BULLS CUT
住所東京都江戸川区中葛西2-27-11 サニーレジデンス1F
営業時間・定休日平日12:00~23:00(22:00最終受付)
土日祝10:00~21:00(20:00最終受付)
定休日:なし
最寄駅沿線東京メトロ東西線
最寄駅葛西駅
電話番号03-6808-0838
ホームページhttps://beauty.hotpepper.jp/slnH000520434/

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