髪技理容師を探せ Vol.72 -LA SCUDERIA  小山 隆裕

今回は二子玉川にあるFreemans Sporting Club Tokyo BARBERの齋藤さんからLA SCUDERIAの小山さんをご紹介いただき、インタビューをさせて頂いたので紹介する。小山氏は理容師歴8年目、お客様のライフスタイルに寄り添ったスタイルを常に更新・改良しながら施術してくれる、バイクがとても似合う髪技理容師だ。

Takahiro Koyama  (小山 隆裕)

LA SCUDERIA

理容師歴:8年
出身地:埼玉県
出身校:中央理美容専門学校
得意技術:カット
得意スタイル:フェードスタイル、坊主に近い短髪
趣味:車、バイク、飲みに行くこと


LA SCUDERIA について

簡単な案内をすると、馬喰横山駅A2出口を出発して小伝馬町駅の方向へ直進し、1個目の交差点を右に曲がって進み、横断歩道を渡ってから左に曲がる。CITANというホテルがある角を右に曲がるとサロンに到着する。

サロンがある大伝馬町は江戸時代に荷馬の小屋があった場所だそう。また、小山氏はモータースポーツがお好きで、イタリア語で「鉄の馬をメンテナンスする」という意味を持つSCUDERIAを店名にしたそうだ。
店内はシックな雰囲気に和が融合しており、男性のカッコいいロマンを詰め合わせたような空間になっている。

お店の簡単な紹介が済んだところで早速小山氏のインタビューを進めていこう。

LA SCUDERIA  小山 隆裕氏

理容師を目指したきっかけ

バーバーなび:こんにちは、本日はよろしくお願いします。まず小山さんが理容師を目指すことになったきっかけを教えてください。

小山氏:僕の父親は地元で床屋を営んでいて、子供の時から父の仕事を見ていましたが理容にはあまり興味がありませんでした。ずっと違う仕事をしたかったんですけど、気がついたら専門学校に行っていて。当時はまだ日本で床屋さんがあまり注目されていなかったのですが、ニューヨークなど海外で新しい感じの床屋さんがちょっと注目されてきていて可能性を感じたというか、 なんか面白いことできるんじゃないかって思って床屋になりました。

バーバーなび:最初は理容師以外の仕事をしたいと思っていたんですね。

小山氏:はい、 日常にありすぎたのでちょっと違うことしたいって気持ちの方が強かったのかもしれないですね。特に実家とくっついているお店だったので、色々な場所に行きたいっていう風に思ってたのかもしれないです。

理容業界への思い

バーバーなび:理容業界全体に対してはどのような思いや考えをお持ちですか?

小山氏:理容は残っていくべき仕事だとは思うのですが、今みたいな結構変化が激しい時代だと、変わらないとっていうことに囚われすぎてブレてしまってることも多いような気がするんですよね。なので、理容らしさっていうのを大切にしていかないと、逆に生き残っていけないのかなと思います。特に今はバーバーブームみたいに言われていると思いますが、流行らせようっていうことに囚われすぎずに、床屋は本当に日常に必要なものだと思うので、基本的なことをしっかりやっていけばなくなることはないと信じています。

バーバーなび:バーバーブームと言われている中でも、基本的な部分を大切にしていくべきということですね。小山さんが今後の理容業界に対して何か意識していることはありますか?

小山氏:自分が正しいと思ったことを自分がやるっていうことですかね。特に今snsもそうですけど他のお店を気にしがちなので、自分らしいやり方を貫いてやっていけたらなって思っています。お客様に関しても、やっぱり自分に合ったお客様はいると思うのでそういった方々を大事にしていきたいです。

髪技理容師としてのこだわり

バーバーなび:ありがとうございます。それでは技術面でのこだわりを教えてください。

小山氏:その人の髪質だったり生え方だったり、個性を生かしてなるべくその人のライフスタイルをちゃんと理解した上で、本当の意味でその人のスタイルに合った形を作るようには心がけています。やっぱりその人自身を知っていくのが大事なのかなっていうのは思っていて、その人のキャラクターだったり普段どんなことをしてる人なのかとか、性格とかも結構重要な情報だと思っています。カットって1回で終わるものじゃなくて定期的にくるものなので、その人を知っていく中でどんどん良くなっていくように心がけていますね。

バーバーなび:その人をしっかりと知ることが本当の意味でのその人に合ったヘアスタイルに繋がっていくんですね。理容師としてのこだわりもありますか?

小山氏:信頼してもらえるように心掛けているのと、基本的にこの人だったら大丈夫だなって思わせるような仕上がりと立ち振る舞いを心掛けています。あとは、まだまだですけど地元のコミュニティの一員になれるように、近所の付き合いだったり町の人たちとの関係性をある程度保つこともしっかりやっています。

バーバーなび:お客様や近隣の方から見て、理容師としてだけでなくお話相手・相談相手などにもなりうるのでそういった関係性は大事ですよね。

小山氏:髪を切るっていうだけじゃないんだろうなっていうのがあるので、その人が月に1回だったり、2、3週間に1回ぐらい来て、結構プライベートな話をされる方もすごく多いですし、髪を切るのと同時に友達と他人の中間みたいな関係で、ある意味なんでも言える存在になれるように取り組んでいます。特に僕は1人でやってるので、友達でもない、家族でもない、第3の特別な存在みたいになれるようにしています。

お客様へのメッセージ

バーバーなび:どのようなお客様にお店に来て欲しいですか?

小山氏:来たいと思った人に来てほしいっていう思いがあるので、普通のお店に飽きたら来てみてくださいと伝えたいですね。

バーバーなび:今はどのようなお客様が良く来られていますか?

小山氏:年齢層は20代後半から60代、70代のお客様もいらっしゃるのですが、一応ボリュームゾーンは多分30代~50代ぐらいですね。割とバリバリ働かれてる方など、日常的に忙しくされてる方がすごく多いです。また、エリア的に結構ホテルが多いので、もちろん観光の方も来られるのですが、この辺りに住んでいる外国人の方や日本橋界隈以外の方なども割と来てくれていますね。

バーバーなび:観光客の外国人やこのエリアに住んでいる外国人も多く来られるんですね。

小山氏:そうですね。あとは観光で来た人でも、半年後、1年後にまた日本に来た時に髪だけ切りに来てくれたりとか、友達に紹介してくれてその人が日本に来た時に髪を切りに来てくれたりとか、そういうのもありましたね。できれば住んでる人に来てもらいたいっていうのはあるんですけど、特に海海外から転勤で日本に来ている外国人の方は髪切るところで悩んでる人はすごく多いと思うので、そういった人の力になれるかなとは思っています。

未来の理容師に向けたメッセージ

バーバーなび:理容師を目指す若者に向けたメッセージもお願いできますか?

小山氏:頑張ってくださいとしか言えないですけど、でもやっぱりお客様がつくようになるとすごく楽しい仕事だとは思うので、最初は色々覚えたりすることも多いですけど、本当に長い目で見たら一瞬で終わるようなことなので、早めに技術を覚えてどんどん色々なお客様と出会っていってくださいと伝えたいです。

あとは、もちろん技術も大事だとは思うんですけど人間性を磨くのも大事だと思うので、普段の自分の好きなこととかをしっかり追求して、技術一辺倒にならない方が自分自身の価値を高めるためにはいいんじゃないかなって思います。

最後に

バーバーなび:本日はお忙しい中取材のご協力いただきありがとうございました。最後に小山さんからおすすめのメニューと作例を紹介してもらえますか?

小山氏:はい。こちらこそありがとうございました。

髪技理容師おすすめメニューHAIRCUT & SHAVE   ¥7,700

モデル写真提供:LA SCUDERIA

店舗基本情報

店舗名LA SCUDERIA
住所東京都中央区日本橋大伝馬町15−3 カーサ大伝馬 1F
営業時間・定休日月~金 10:00~20:00
土 9:00~18:00
定休日:日曜日
最寄駅沿線都営地下鉄新宿線
最寄駅馬喰横山駅
電話番号070-3126-5763
Instagramhttps://www.instagram.com/p/CT9NfIaPOG0/

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