今回は京成曳舟駅周辺でいい感じの髪技理容師を探していたところ、V.I.P BarBerさんを見つけたので早速取材を申し込んだところ代表の石川さんが快く対応してくださった。石川氏は理容師歴12年目、理美容のダブルライセンスを持ち、数々のコンテストで入賞を果たしてきた凄腕理容師だ。東京理容競技大会のブロースカットの部門では優勝も経験しているそう。2023年に独立し、住み慣れた地元でこちらのV.I.P BarBerを開いたとのことだ。今回の取材では石川氏のこだわりや想いをしっかりと掘り下げて行きたい。
Profile
Yuji Ishikawa (石川 祐史)
V.I.P BarBer 代表
出身地:東京都墨田区
出身校:国際理容美容専門学校
得意技術:刈り上げ、メンズカット全般
得意スタイル:メンズカット全般、どんなスタイルも得意です
趣味:カフェ巡り
V.I.P BarBer について
サロンまでの道案内をすると、まずは京成曳舟駅の真下を交差する道を、薬の福太郎とは反対方向、三好というお好み焼き屋さんがある方向に進む。道沿いに進んでいくと465号線とぶつかる大きめの交差点が出てくるので、そこで右に曲がると向かって左手にお店が入るビルが見えてくる。京成曳舟駅から出た時の方向を間違えなければ順調にたどり着くことができるだろう。
ここV.I.P BarBerではホワイトニングや脱毛などもセルフでできるようになっており、ヘアスタイルに加えてお顔のトータルビューティーが叶うという珍しいサロンだ。眉はこのサロン、歯はこのサロンと分けなくて済むのでとても楽で嬉しいサービスだ。
それでは、こちらのサロンの代表である石川氏のインタビューに進めていこう。
V.I.P BarBer 石川 祐史氏
理容師を目指したきっかけ
バーバーなび:こんにちは、本日はよろしくお願いします。まず石川さんが理容師を目指すことになったきっかけを教えてください。
石川氏:実はきっかけいうきっかけがあまりなくて。あまりないというか、幼少期時代に物心つく前からこの仕事をしたいと言っていて、そのまま変わらずになった感じです。なんかウルトラマンになりたいとか、あの感覚に近い感じで言ってたんですよね。親が理容師という訳でもなく不思議なもので、そのままなっただけなんですけど(笑)
バーバーなび:それは不思議ですね。何の影響があったんですかね。
石川氏:親もわかんないって言ってたんです。なんか意外と美容師に行っちゃうと思うんですけど、なぜかその時代からずっと理容師と言ってた。自分でもなぜか全然わかんない。本当に毎日やってるから本当にこの仕事が好きなんだろうなと思うんですけど、なんでかって聞かれてちょっとわかんないところですね。
バーバーなび:なるほど、本当に運命みたいですね。ありがとうございます。
石川氏:ちょっとあんまり言葉にして言うと恥ずかしいですけど、そんな感じですね(笑)
理容業界への思い
バーバーなび:理容業界全体に対してはどのような思いや考えをお持ちでしょうか?
石川氏:日本人特有の強さもありながら、世界的に見ると弱いところもあるというのが日本の理美容の特徴だと思うんです。例えば美容で説明するとオールウェーブ(1960年代に流行っていた髪型)とワインディングが国家試験課題になっていて入口から古いんです。今使うことは全くなくて。理容の方はミディアムカットというスタイルなんですけど、今風ではなくてちょっとおじさんがやるようなのが課題にされてるんです。海外で国家資格ってないところもあるんですけど、もしあったとしたらもっとおしゃれだと思うんですよね。それがないのが日本の理美容のちょっと悪いところでもあって、そういった入り口から、理容組合や美容組合など色々なところの考え方が結構固いと思います。
そういったちょっと古くさい風潮が残ってる業界なのですが、僕はあんまり硬い考え方を持ってなくて。
僕は刈り上げが苦手だったので、刈り上げを得意とするためにコンテストをやっていただけでしたし、売り上げを立てる時にアシスタントがいない中でやってくのは、100万、200万、300万が限界であって、それを達成するために何を使うかっていう手段ですね。それをコンテストにするのか、講習に行って自分にしかない技術を磨いていくのかとか、色々なことがあるんですけど、これは方法によって違うんじゃないかなってと思っているので、うちのサロンでは理美容関係なくトータルビューティーを入れています。これから美容院の展開も考えてるので、理美容業界に思うことは、考え方をもっと楽にしてんじゃないかっていうことですね。
バーバーなび:そういった風潮も変化が出てくるといいですね。
石川氏:そうですね、変わっていくためには、僕ら世代が頑張らないといけないなと思ってるので、変えていければ嬉しいなって思ってます。だからスケール大きいんですけど、ちょっと異端者というか変なやつがいないと変わらないと思っていて、僕はトータルビューティーしてるのでその変なやつになりつつあるんですよね(笑)コンテストサロンじゃないのにコンテストしてるし、その辺がなんだあいつって思われるタイプなので。僕は美容師のライセンスも持ってるんですけど、これから美容院も作ったりとか店舗展開していく中で、このサロンはずっと同じスタッフの人もいるし入れ替わりもしてるしっていういい環境を目指してるんで、その辺は変えていければなと思っています
髪技理容師としてのこだわり
バーバーなび:ありがとうございます。続いてこだわりを教えてください!
石川氏:お客様1人1人のなるべく100パーセントに近いスタイルを提供することです。だから「俺、それかっこ悪いと思うけど」って思ってもやります。おかしくても、その方が求めていることの再現性を大事にしています。それがやっぱり本来の僕たちの仕事なので。その方に対しての100パーセントを引き出すために努力をすることですかね。
バーバーなび:なるほど。その方のご要望の再現性を大切にしているんですね。
石川氏:はい。僕は100パーセント引き出すっていうことでやってるのですが、こだわり持ってる方はそれ以上を目指すと思うんですよね。でも、僕の中ではそれ以上は100パーセント答えていく中で見つかっているものだと思ってるので。
お客様へのメッセージ
バーバーなび:どのようなお客様にお店に来て欲しいですか?
石川氏:僕のブロースカットっていう部門が、ショートスタイルに関しての頭の補正がうまくなるような技術、例えば張りがあるとか凹みがあるとかが詰まってるんですよね。だからどこいってもうまくいかない方とか、なんかシルエットがこうなるんだよなっていう悩みがある方とかには本当におすすめなので、迷ったら来ていただければと思います。
また、このサロンは都市部と比べたらそんなにですけどこの辺にしては料金ちょっと高めではあって、特別感はあると思ってるんです。なので来た意味を持たせるためには、カットだけで入ったとしても、なりたいスタイルの詳細や抱えている悩みを聞いて、その悩みに適切な技術を施していくようにしています。その方が本気でカットでどうにかなると思って来られていてもパーマしないとどうしようもない時もあって。お話を聞いた上で、多分カットじゃ無理ですよとはっきり言って、ちょっと時間かかっちゃうんですけどストレートパーマやってもいいですかとか話をして、悩みに対して施術をしていくっていうイメージです。悩まれてる方はぜひ。
バーバーなび:数多くのコンテストに出た分、石川さんは技術の幅が広く、たくさんの選択肢があるので、お悩みもしっかり解消できるっていうところが魅力ですね。
未来の理容師に向けたメッセージ
バーバーなび:それでは理容師を目指す若者に向けたメッセージもお願いできますか?
石川氏:最近の若い子たちってyoutubeとか媒体が多い中で、結構頭でっかちな方が多い印象があって。その中でもしっかりしてる子はしっかりしているんですけど、本当はこうかもしれないっていう考え方もないまま、ネットの情報だけで流されてるっていう方も多いと思うんですね。でも今の世の中、お金もないし若い人もいないしどんどん日本は厳しくなってくので、今まで通りにはうまくいかないと思うんですよ。僕はこうやって店舗を構えてやってる中で、多分、店舗を構える時代は多分なくなってくんじゃないかなと思っていて。店舗構える場合もあると思うんですけど、多分出張理容が主流になって、店舗を持たない美容師が出てくると思うんです。だから時代に対してもその辺の柔軟性をちゃんと持った理容師であることをおすすめします。
今は日本の法律上、出張理容に行くときには店舗持ってなきゃいけないというのがあるんですよ。店舗で勤めてる中で出張に行きますっていう証明をしないと出張理容はできないんです。でも多分フリーランスのサロンに名前だけ置いてあって、それができる人もいるわけなんです。個人事業主でやってくとか色々な働き方があるので、固定概念に縛られずに、今の時代に合わせて頑張ってほしいなって。
バーバーなび:そうですよね。柔軟性は今後必要ですよね。ありがとうございます。
最後に
バーバーなび:本日はお忙しい中取材のご協力いただきありがとうございました。最後にお店からおすすめのメニューと作例を紹介してもらえますか?
石川氏:こちらこそありがとうございました!こちらになります!
髪技理容師おすすめメニューフルコース+デザインパーマ 14,040円(税込)
モデル写真提供:V.I.P BarBer
髪技理容師おすすめメニュー フルコース+デザインカラー 12,660円(税込)
モデル写真提供:V.I.P BarBer
髪技理容師おすすめメニューフルコース+セクションパーマ 12,320円(税込)
モデル写真提供:V.I.P BarBer
本日取材に応じてくれた代表の石川氏
店舗基本情報
店舗名 | V.I.P BarBer |
住所 | 東京都墨田区京島3丁目9−5 プリマベーラ 1F |
営業時間・定休日 | 火・水・金~日・祝:9:00~23:00 木:9:00~19:00 定休日:月曜日 |
最寄駅沿線 | 京成電鉄押上線、東武伊勢崎線 |
最寄駅 | 京成曳舟駅、曳舟駅 |
電話番号 | 03-6657-0732 |
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