今回はHAIR SALON WEED代表の山口さんより、「ぜひうちのエース竹林を!」とのことで、スタイリストの竹林直己さんにお話を伺うことができた。早速、竹林氏の経歴とプロフィールをご紹介していこう。竹林氏は理美容のダブルライセンスを取得。日々新しいスタイルを研究し、お客様に愛される理容師を目指しながら、技術と共に人としても成長を続けている髪技理容師だ。
Profile
Naoto Takebayashi (竹林 直己)
HAIR SALON WEED スタイリスト
理容師歴:4年
出身校:中央理美容専門学校
出身地:埼玉県
得意技術:フェードカット
得意スタイル:アレンジ可能なナチュラルスタイル
こだわり:お客様のお悩みを手助けできる仕上がりにすること
趣味:映画鑑賞・自己研鑚日を作って過ごすこと
HAIR SALON WEEDについて
まずはサロンへの道順を案内する。東京メトロ副都心線、雑司が谷駅1番出口を出て右へ。左手に大鳥神社がある交差点を右折していただき、そこから500mほどいった先の左手がお目当てのサロンだ。
創業63年を誇るアットホームな店内はセット面が4席、パパやママ、おじいちゃん、おばあちゃん、そしてお子様たちと親子三世代で通える、お客様に長く愛され続けているサロンだ。
お店の簡単な紹介が済んだところで早速、竹林氏のインタビューを進めていくとしよう。
HAIR SALON WEED 竹林 直己氏
理容師を目指したきっかけ
バーバーなび:こんにちは、本日はよろしくお願いします。まず竹林さんが理容師を目指すことになったきっかけを教えてください。
竹林氏:よろしくお願いします。実家が床屋だったことから、幼い頃から父の背中を見て育ちました。その背中を幼いながらにかっこいいなと思っていましたし、どこか自分も床屋になるんだろうなって思って育ってきました。
進路を決める際、ちょうどバーバーブームでバーバーバトルを見る機会があり、そのようなスタイルの理容もかっこいいなと感じ、憧れた部分があったんです。しかし、実際の理容業界を見てみると、若手の少なさや成り手不足といった課題を感じる場面が多々あり、だからこそ、自分がこの業界の発展に少しでも貢献できる存在になりたいと思うようになりましたね。
バーバーなび:そのような目標もあるのですね。きっかけはお父様の背中を見てきたことが影響しているのですね。
竹林氏:そうですね。父が楽しそうにお客様と会話をしながら仕事をしている姿を間近で見ていたので、自分もいつか父のようにお客様と関わりながら楽しく働きたいと思うようになりました。
理容業界への思い
バーバーなび:理容業界全体に対してどのような思いや考えをお持ちですか?
竹林氏:まだまだ理容と美容を比べると、理容には硬いイメージがあると思うんです。一方で、美容はおしゃれの最前線という印象が強く、実際僕自身も美容から刺激を受けることが多いです。だからこそ、これからは理容が先駆けとなるかっこよさを見つけて広めていけたらと思います。髪を切ることで「こんなに幸せになれるんだ」とか「こんな良いことがあった」というポジティブなエピソードをもっと前面に押し出せるような理容のスタイルを作っていきたいですね。
バーバーなび:竹林さんが今後やっていきたいと思っていることはありますか。
竹林氏:今後は、SNSでの集客に力を入れたいですね。今は主にInstagramでスタイルを発信していますが、自分が作ったスタイルを見て来店してくださるお客様がいると本当に嬉しいです。なので、これからは得意のショートスタイルを中心に男性全般をターゲットにした新しいスタイルを生み出していきたいと思っています。今はまだ他のスタイルの真似をする段階ですが、将来的には”竹林オリジナルスタイル”と呼べるような独自のデザインを作り出して、それを流行らせることができたら面白いだろうなと考えています。
いつか地元の埼玉に帰った時に「この流行りの竹林スタイルは埼玉に行けば体験できる」といった認知が広がれば、地元を盛り上げる意味でもやりがいがあると思いますし、理容師としても自分にとっての大きな武器になるとも思うんです。
バーバーなび:オリジナルスタイルへの思い、素敵ですね!これからのご活躍がとても楽しみです。
髪技理容師としてのこだわり
バーバーなび:それではこだわりを教えてください。
竹林氏:お客様から希望されたスタイルをその場でそのまま再現して終わりにするっていうだけじゃつまらないと思うので、お客様との距離感を大事にしながらもちょっとした「おもしろお兄さん」みたいな立場でいられたらって思っています。サロンに来るというよりも、僕に会いに行きたいと思ってもらえるようスタイルが理想ですね。
あとは、お悩みがある方にも活かせる部分は必ずあるので、そのような提案ができる関係性を作ることも大切だと思っています。当たり前のことですが、とにかく丁寧に、ということを意識しています。
バーバーなび:そのような丁寧さからお客様との信頼関係に繋がるわけですね。
竹林氏:そうですね。信頼関係が深まれば、そのお客様の結婚式など大切なイベントのヘアスタイルを任せていただけるような場面にも繋がると思うんです。人生の大事な瞬間に関わらせていただけることは理容師としてとても光栄なことですし、そんな信頼を得られるような関係性を築いていきたいと思っています。なので、お店に立つ時はそういった未来の姿をイメージしながら接客して、お客様一人ひとりの人生の大事な節目に寄り添える理容師でありたいです。
バーバーなび:新規のお客様の時は、より意識する必要がありますよね。
竹林氏:そうですね。新規のお客様だと、他店で嫌な思いをしたことがあるお客様もいると思うので、意識してお伺いするようにも心がけ、僕はこのようなカットをして、バリカンはここに使いますよといった事前説明をすることで安心してもらえるようにしています。
1mm単位でも確認しますし、時間はかかるかもしれませんが、お客様のご要望を丁寧にお聞きし、できる限り叶えられるような姿勢を大事にすることで、僕の何かしらを好きになっていただいて通っていただけると嬉しいです。おおげさかもしれないですが、お客様一人ひとりを宝物のように大切にしたいと思っています。
お客様へのメッセージ
バーバーなび:どのようなお客様にお店に来て欲しいですか?
竹林氏:若い方、家庭を持っている方、年上の方、どのような方にも気軽に来ていただきたいです。僕自身は遊び心のあるスタイルよりカッチリしたスタイルを得意としているので、30~40代の男性には特に満足していただけるかなと思っています。それに、この世代のお客様との会話は、人生の先輩としての知恵や経験談を聞けるので、すごく面白いんですよね。お話を伺いながら自分自身が成長できると感じることも多いので、そういった意味でも楽しんでカットできています。
そうして作り上げたスタイルを見て、奥様やお子様から「ここなら安心して任せられる」と思っていただければ、ご家族での来店に繋がるきっかけになると思うので、そのようにご家族のみなさまで来店していただける場所になることが出来たら嬉しいです。
バーバーなび:このサロンがファミリー層にも愛されている理由は、このようにスタッフみなさんで取り組まれている姿勢にあるのですね。
未来の理容師に向けたメッセージ
バーバーなび:理容師を目指す若者に向けたメッセージをお願いできますか。
竹林氏:とにかく色々なスタイルやサロンを見て、色々なところに行って、経験を重ねてほしいです。そこで色々な人の頭の中を見て「こういうスタイルにしたら似合うかな」など、自分の中での似合わせを見つけるトレーニングをしていくと、実際サロンで勤務することになった時に上達が早くなると思います。人によって黄金比があるので、それを引き出すためにも自分自身の引き出しを多く持つことが大切です。
これから理容師を目指したいと思っている人には、人の人生に深く入り込めるやりがいのあるこの理容業界の魅力を伝えたいです。自分の刺激になる毎日が送れるこの業界は、お客様との深い関係性を持てるやりがいある仕事です。そういったことに興味がある人はぜひ目指してほしいと思います。
バーバーなび:そのようなトレーニングも大切なのですね。メッセージをありがとうございました。
最後に
バーバーなび:本日はお忙しい中取材のご協力いただきありがとうございました。最後に竹林さんおすすめのメニューを紹介してもらえますか?
竹林氏:はい。こちらこそありがとうございました。おすすめのメニューをご紹介します。
髪技理容師おすすめメニュー竹林直己の似合わせcut ¥6,000
モデル写真提供:HAIR SALON WEED
店舗基本情報
店舗名 | HAIR SALON WEED |
住所 | 東京都豊島区雑司が谷1丁目5−2 |
営業時間・定休日 | 平日10:00~19:00 土日・祝日9:00~19:00 ※~19:00(カット・トリートメント) ~18:00(カラー・パーマ) その他時間外も応相談(時間外料金あり) 定休日:毎週月曜日/第1・2・3月火連休 |
最寄駅沿線 | 東京メトロ副都心線 |
最寄駅 | 雑司が谷駅 |
電話番号 | 03-3971-9364 |
ホームページ | https://weedhair.com/ |
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