premium hair PLUS 髙橋 美紀

今回は以前バーバーなびでご紹介させていただいたSUPERCOOL and RICO EAST 鳥居 元さんにご紹介いただき、premium hair PLUSの髙橋 美紀さんを取材させていただいた。髙橋氏は女性ならではの視点から生まれる細やかな心配りとスタイル作りに加え、インタビュー中にも感じられる明るさとエネルギーで周りを元気にしてくれる髪技理容師だ。

premium hair PLUS

髙橋 美紀

理容師歴:21年
出身校:国際理容美容専門学校
出身地:東京都
得意技術:毛量の多い人をうまく整えること・メンズカット
得意スタイル:刈り上げ・パーマ・もちをよくするショートスタイル
こだわり:もみあげや細かな部分の丁寧さ
趣味:旅行・パンダ・スワッグ作り

サロン紹介

まずはサロンへの道順を案内する。本蓮沼駅徒歩1分の当サロンは、A1出口を出ると、道路を挟んですぐ正面に見えるだろう。

落ち着いた雰囲気の店内には3席のバーバーチェアが並び、ニューヨーク・ブルックリン風をイメージした、洗練されつつもどこか温かみのある内装が特徴だ。女性オーナーならではの細やかな視点で配置されたインテリアも魅力的。サロン内に飾られてあるスワッグやヴィンテージものの剃刀の額縁などは、全て髙橋様の手作り作品だ。 お店の簡単な紹介が済んだところで早速、髙橋氏のインタビューを進めていくとしよう。

理容師を目指したきっかけ

バーバーなび:こんにちは、本日はよろしくお願いします。まずは髙橋さんが理容師を目指すことになったきっかけを教えてください。

髙橋氏:よろしくお願いします。きっかけは高校生の時に美容院に行き、「嬉しい、綺麗になって気持ちいい」と感じたことです。その時に私も人を喜ばせることができる仕事をしたいと思い、美容師を目指そうと考えました。

そして、専門学校に話を聞きに行ったのですが、その時に初めて理容の話を聞いたんです。そこで「最近は理容室も美容室みたいな雰囲気のお店が多いんだよ」と教えてもらい、さらに理容師はブライダルも含めたシェービングも出来ると知りました。美容よりも幅広い技術が学べると感じたので、それなら理容師を目指そうと決めたんです。

バーバーなび:きっかけは美容院で、美容師を目指されていたのですね。

髙橋氏:そうですね。女性相手にしたい、男性相手にしたいという特化した希望はなく、人を喜ばせることが出来る部分では同じ業界だと思ったので、色々なことができる理容の道を選択しました。私の同期は約90人ほどいて、後にも先にも一番多い世代だったようです。その時期はちょうど理容と美容が変革期を迎えているタイミングで、学校の先生からの助言もあったおかげで理容を選ぶ後押しになったんだと思います。

理容業界への思い

バーバーなび:理容業界全体に対してどのような思いや考えをお持ちですか?

髙橋氏:体に無理のない福利厚生を業界全体で整えていけたらいいなと思っています。長く現役で活躍するためには、技術だけでなく体のメンテナンスも大切です。最近では世間でも時短勤務などが話題になっていますが、それに加えて福利厚生の一環として、例えば私の場合、ピラティスに通うことで姿勢が改善され、立ち仕事が楽になったという実感があるんです。なので、そういった健康維持のための活動に補助が出るような体制が整えば嬉しいですね。

同年代の同業者と集まると、「ハサミさえあれば続けられる仕事だけれど、健康的に働き続けるためのカリキュラムみたいなものがあればもっと安心して長く働けるよね」という話題になることがよくあるんです。そうした取り組みが進めば、業界全体がより元気で活気づくのではないかなと思います。

バーバーなび:確かに仕事を続けるためには健康であることが重要ですからね。

髙橋氏:そうなんです。例えば、猫背一つとっても、首に負担がかかり、最終的には神経に影響を与えてしまうこともあります。そうなると体だけでなく、メンタルにも悪影響を及ぼしかねないですよね。だからこそ、心も体も定期的にメンテナンスできるような環境が福利厚生として整えば、業界全体がより健康志向に向かうのではないかと思っています。実際、私自身もサロンのスタッフにはそういったケアを積極的に提供していきたいと考えています。

バーバーなび:なるほど、とても納得できるお考えですね!

髪技理容師としてのこだわり

バーバーなび:それではこだわりを教えてください。

髙橋氏:細部にまで気を使って仕上げることが一つのこだわりですね。それから、お客様に教えていただいたことなのですが、女性理容師としての視点から無意識のうちにさりげないおもてなしを心がけている部分も、私にとってはこだわりと言えるかもしれません。また、シェービングエステサロンでの経験を活かし、スキンケアや美容に関する知識をお客様のニーズに合わせて提供することも意識しています。

バーバーなび:これまでの経験を活かしたアドバイスを女性目線でされているんですね。

髙橋氏:そうですね。あとは接客業でもあるので、お客様がしてほしいことを汲み取るというところは意識しています。お客様の気持ちやニーズに敏感に反応し、できる限りその要望に応えられるようできればと思っています。

バーバーなび:きっとお客様の気持ちを汲み取る力も、髙橋さんの大きな強みなのですね。

お客様へのメッセージ

バーバーなび:どのようなお客様にお店に来て欲しいですか?

髙橋氏:どなたでも肩肘張らずにリラックスした気持ちでお越しいただければと思います。気軽に通える場所でありたいと思っているので、何も構えずに日常的に通っていただけるような雰囲気作りを大切にしています。あとは、お客様が髪型や悩みについて、気軽に相談していただけると嬉しいです。「実はこうしたい、こういう悩みがある」といったことも、無理なく話していただけるような、寄り添いながらサポートできる存在でありたいと思っています。

バーバーなび:実際に取材させていただく中で、私自身もこのサロンの良さを実感できたので、そういったサロンを求めている方々にその魅力が伝わると嬉しいですね。

未来の理容師に向けたメッセージ

バーバーなび:理容師を目指す若者に向けたメッセージをお願いできますか。

髙橋氏:目標に向かって信念を曲げずにコツコツと続けていけば、その夢は必ず叶う仕事だと思います。身についた技術は裏切らないし、手に職を持つことで、女性でも男性でも一人の力で生きていける、稼げる仕事です。なので信念を持って頑張ってほしいですね。

バーバーなび:ピンポイントで学生に向けたアドバイスも頂けますか。

髙橋氏:勉強も大切だけど、その時しかできない遊びがたくさんあると思うんです。なので、学生のうちは遊びも学びもしっかりと両立させてほしいと思います。遊びも経験の一つなので、良い意味で遊びながら経験値を積んでほしいですね。

色々な人と接することは社会人になった時も役立つので、学生時代に遊んだ経験を社会に出てから活かしてほしいです。その方がお客様との会話も楽しめますし、学生時代に得た出会いが後々に役立つことも多いので、勉強はもちろん大事ですが、遊ぶことにも疎かにならず、バランスを取ってほしいですね。

バーバーなび:素敵なメッセージをありがとうございました。

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