THE STYLIST INTERVIEW
理容師特集
MEGURO BARBER SHOP 6PPONGI 目黒六 目黒 侑路
今回六本木エリアで髪技理容師をリサーチした所、BISIKMA道を貫くホットなバーバーを見つけたので取材を申し込んでみた。MEGURO BARBER SHOP 6PPONGI 目黒六の代表を務める目黒 侑路さんが快く応じてくれたのでまずは目黒氏のプロフィールとサロンの紹介をさせて頂きたい。
CREDIT : Photo/Zummy 文/Zummy 編集/Zummy(バーバーなび)

MEGURO BARBER SHOP 6PPONGI 目黒六 目黒 侑路
Yuji Meguro(目黒 侑路)
出身地:北海道釧路
理容師歴:9年
出身校:北海道理容美容専門学校
得意技術:フェードなど流行りのカットはもちろんですが、お客様のニーズを掘り下げる事。
得意スタイル:フェードスタイル・メンズスタイル
趣味:バンドを通じた、ライブやフェスのプロデュース
サロン紹介

六本木駅5a出口から出て六本木交差点から徒歩3分とアクセスは非常に良い。北麻布ビルディングの4階に当サロンは構えている。サロンへつながるエレベーターは目印の一階ケバブ料理店の手前を左折して脇道に入ってすぐに見つかるだろう。初めての来店でも特に迷うことはないと思われるが、万が一の際は03-6438-9677に電話すれば案内してくれるそうだ。 すでにお気づきだろうが、サロンの「目黒六」は地名の目黒ではなく代表のお名前と六本木を組み合わせから付けられたもの。余談にはなるがネットで検索した際にてっきり目黒周辺のバーバーと勘違いされてお問合せされるお客様も中にはいらっしゃるとのことだが、もちろん目黒から足を運んでも後悔しない魅力的なサロンなので是非今回の記事を読んで興味を持たれた方は迷うことなく予約してみてはいかがだろうか?

さて、エレベーターで4階に上がるとすぐにサロンのエントランスが出てくるので早速店内を見学させていただいた。主役はあくまでもお客様で、無機質ではあるが洗練された内装で席数は全部で5席で個室もあり。目黒氏はじめ目黒氏を慕って集まったスタイリストの方が、オーソドックスから六本木に合わせたデザイン性の高いカットまでお客様のイメージ・ライフスタイルに合わせて様々な提案をしてくれるそうだ。 では簡単にサロンの紹介を済ませたところで、今回の主役である目黒氏のインタビューに進めていこう。
理容師を目指したきっかけ

バーバーなび:おはようございます。本日はよろしくお願いします。まず目黒さんが理容師を目指すことになったきっかけを教えてください。
目黒氏:はい。よろしくお願いします。元々は工業高校から1年間建築の仕事でお金を貯めてから理美容の専門学校に通って理容師になったという経緯がありますが、その背景として幼少期の体験がきっかけだったと思います。
バーバーなび:それは具体的にはどの様な体験ですか?
目黒氏:当時は親の趣向で、めっちゃロン毛でメッシュと中々周囲にはいない髪型にされてて、それが原因でいじめられたと言うかそれがコンプレックスだったんですよ。中学校に上がるタイミングだったかな、自分で床屋さんを探して勇気を出してカットして貰ったんですね。そしたらもう衝撃と言うか、こんなにイメージが変わって、自分に自信を持てるんだ!って。その経験で将来は自分も理容師になって感動体験を与えたい、髪一つで人生を変えたい、それがきっかけでしたね。
バーバーなび:その思いがサロンのコンセプトにもつながっているんですね。
理容業界への思い

バーバーなび:理容業界全体に対してはどのような思いや考えをお持ちですか?
目黒氏:東京だけなのかもしれないですが、美容と違って理容の場合は個性が出にくいというのはありますよね。特に若手のうちに大手の理容グループに入るとその傾向が強くて、そう言う側面が多少なりとも理容師ダサイと言うイメージにつながっているんじゃないかなと思ってます。でも実際にはカッコいい床屋も理容師も増えてきているので少しずつイメージも変わって来ていますし、うちの場合は私も含めて全員オーダーメイドのスーツスタイルでそれぞれの個性を表現したりなんて事もやってますね。
バーバーなび:将来の夢みたいなものはありますか?
目黒氏:はい。実はずっと持ってる夢があって、理容の中学・高校を作る事です。それで海外にも作って交換留学したりしながら世界で戦える理容師を育てていく事が出来たらいいなと思います。やっぱり中学・高校の6年間って感受性もあるし一番吸収できる年代じゃないですか?若いうちに理容に触れることで18歳になる頃にはもう即戦力みたいな。そういった教育に力を入れていけるように頑張っていきたいですね。
髪技理容師としてのこだわり

バーバーなび:ありがとうございます。それではこだわりを教えてください。
目黒氏:こだわりですか?それで言うと、お客様の深層ニーズを徹底的に理解すると言う事ですね。技術はもちろんなんですが、その技術云々の前に今日ご来店頂いたお客様にはどういったバックボーンがあるんだろう?例えば、なんでツーブロックにしたいんだろう?なんで今日はパーマ当てたいんだろう?絶対そこには背景があるはずで、施術前のカウンセリングでその背景を理解し共有し合うことで本当にお客様が求めているところに辿り着くように心がけています。
バーバーなび:インスタグラムを拝見すると外国人のお客様も多いですか?
目黒氏:そうですね。当サロンのgoogleの口コミや、近隣のホテルさんからの紹介などもあり、ありがたい事に非常に多くの訪日外国人のお客様が訪ねてくれます。飛び込みで突然こられたり、言葉の壁というのはありますが、写真や片言の英語で日本人のお客様と同じ様にお客様のニーズへの理解を深めてサービスを提供させて頂いていますよ。
お客様へのメッセージ

バーバーなび:どのようなお客様にお店に来て欲しいですか?
目黒氏:当サロンのコンセプトは髪一つでお客様の人生を変えられる感動体験を提供したい。そんな「髪一重」な体験を通じてお客様の人生をより豊かにしたいという思いがあります。なので今日は勝負の日だと気合を入れたい、イメチェンして気持ちを入れ替えたいなんて方には是非ご来店頂きたいですね。
人生のターニングポイントにご来店頂いて、しっかり変わって頂いて喜んで帰っていただくと言うことが私のこの仕事で得られる一番のやりがいなので変わりたい人は是非!
未来の理容師に向けたメッセージ

バーバーなび:理容師を目指す若者に向けたメッセージもお願いできますか?
目黒氏:理容師という仕事は練習量は裏切らないというのは間違いないのですが、上手い人から教えてもらうのが近道にはなるので環境作りを大事にして欲しいなと思います。そういった意味ではオンラインスクールなんかでも良いので少しでも日本一になりたいならその人の所を訪ねてスキルを学ぶという事をお勧めします。
アシスタント時代は辛いけど、せっかくスタイリストになってもレパートリーが無いとうまく行かないなんてのはザラなので、引き出しは多い方が良いし、その引き出し作りという意味でもやはり上手い人から学ぶと言う事は大事ですね。
バーバーなび:理容以外の部分でこう言った勉強した方がいいとかありますか?
目黒氏:そうですね。髪だけじゃなくてお客様のライフスタイルをトータルでコーディネート出来る知識やスキルを身につけておくともっともっと理容の仕事が楽しくなると思いますよ。髪以外の部分の知見を深めておく事でお客様への提案は圧倒的に広がりますし、スタイリストとしてのご自身の個性を作っていく事にも繋がりますからね。是非頑張って頂きたいですね。