エステ&シェービングサロン LIDRESS 立川 由梨

今回は多摩センターエリアでシェービングに特化したサロンをリサーチしていたところ、エステ&シェービングサロン LIDRESSを見つけたので取材を依頼したところ、オーナーの立川 由梨さんが快く応じてくださった。立川氏は理容師歴16年。繊細な技術と心配りで“癒しの時間”を生み出し、お客様一人ひとりの居心地を何より重視し、会話や動作の細部にまでこだわりを持っている理容師だ。

CREDIT:Photo/Yuki 文/Yuki 編集/Manami(バーバーなび)

エステ&シェービングサロン LIDRESS

Yuri Tachikawa(立川 由梨)

理容師歴:16年
出身校:東京理容専修学校
出身地:東京都
得意技術:シェービング
こだわり:ご自身では行き届きにくい部分まで、丁寧にケアすること
趣味:韓国ドラマ・猫と遊ぶこと

サロン紹介

まずはサロンへの道順を案内する。京王多摩センター駅・中央口を出て直進。エスカレーターで下へ降り、突き当たりまで進んだら右折する。横断歩道をセブンイレブン方面へ渡り、川沿いを左へ。レンガ造りの外壁が目印だ。オートロックのため「204」を押して、2階へ上がってほしい。

エステ&シェービングサロン LIDRESS(リドレス)は、理美容のプロによる本格的な技術と極上の癒しを融合させた、女性専用のプライベートサロン。美に関する資格を多数有する女性理容師が施術を担当し、アロマ香る落ち着いた空間で、特別なリラックスタイムを提供している。月間リピート率90%という数字が、技術と接客への信頼を物語っており、シェービングやフェイシャルを通じて“より輝く自分”を目指したい方に選ばれている一軒といえるだろう。

理容師を目指したきっかけ

バーバーなび:こんにちは。本日はよろしくお願いします。まず、立川さんが理容師を目指されたきっかけを教えてください。

立川氏:よろしくお願いします。もともと自分から理容師を目指したわけではありません。結婚していた当時、夫が理容師で、信頼している経営者の方からお店を譲り受けるという話がありました。その際、妻である私にも理容師免許を取得してはどうかという流れになりました。最初は戸惑いもありましたが、「途中でやめても構わないから」と背中を押され、専門学校に入学することになりました。そこで、同じようにご主人が理容師という理由で通っている方々や、年齢の近い仲間と出会い、次第に学校生活が楽しく感じられるようになりました。その中の一人が「私たちにできるのはレディースシェービング」と話していて、一緒に講習に参加することにしました。なので、理容に対して初めは特に意欲があったわけではありませんが、学んでいくうちに、次第にこの仕事に魅力を感じるようになりました。

バーバーなび:免許を取得されてからは、シェービングに特化されたのでしょうか。

立川氏:はい。はじめは夫のアシスタントとして現場に立ち、カットの技術にはまだ自信が持てませんでしたが、サロンワークを経験する中で、次第に自分の専門性を深めたいという気持ちが芽生えていきました。特にシェービングの技術には奥深さを感じ、自分の強みとして磨いていきたいと考えるようになりました。

理容業界への思い

バーバーなび:理容業界全体に対して、どのようなお考えをお持ちですか。

立川氏:理容業界は、長い歴史と伝統を持つ素晴らしい分野だと思っています。その一方で、いまだに昔ながらの価格帯や価値観にとどまっている側面もあり、そこには変革の余地があると感じています。シェービングやカットは、世界に誇れる確かな技術であり、本来であればもっと高く評価されても良い分野です。長年、料金が据え置かれてきた中で、ようやく最近では、技術力に見合った価格設定を行うサロンも増えてきている印象があります。これは業界全体として大きな前進だと感じています。

バーバーなび:実際、こちらのサロンではお客様のニーズに合わせて、理容とエステを組み合わせた施術を提供されていますね。

立川氏:はい。技術だけでなく、空間やサービス全体の価値を伝えることも、理容の魅力のひとつだと思います。これからの理容業界が、もっと価格に対する意識や価値の発信に力を入れていくことで、次の世代にとっても魅力的な業界として発展していけるのではないかと期待しています。

髪技理容師としてのこだわり

バーバーなび:それでは、こだわりについて教えてください。

立川氏:お客様には、施術後にスッキリとした気持ちでお帰りいただくことを第一に考えています。サロンに足を運ばれても、どこかモヤモヤしたまま帰られるのは非常にもったいないことだと思います。そのようなことがないよう、細かな気配りや、些細な仕草・動作までを大切にすることが、最終的な満足につながると考えています。

バーバーなび:きっとそうした細やかな気配りが、お客様の満足感にも繋がっているのですね。

立川氏:お客様には何も気にすることなく、心からくつろいでいただけるように心がけていますので、結果としてそれがお客様の満足度に繋がっていると嬉しいです。プライベートサロンであるという特性を活かし、リラックスできる空間を提供することで、技術面だけでなく、その時間全体を通して価値を感じていただけるよう努めています。

お客様へのメッセージ

バーバーなび:どのようなお客様にお越しいただきたいとお考えですか。

立川氏:シェービングを受けたい方や、お肌をきれいに整えたいとお考えの方、美意識の高い方にご来店いただけると、きっとご満足いただけるのではないかと思います。

バーバーなび:気になってはいるけれど、なかなか一歩が踏み出せないという方もいらっしゃると思います。そうした方々に向けて、メッセージをいただけますか。

立川氏:まずはぜひ一度、施術を体験していただきたいと思います。サロンを選ぶ際には迷われることも多いかと思いますが、どのようなこだわりを持っているサロンかを見極めて選ぶことがとても大切だと感じています。シェービングの捉え方は人それぞれで、際までしっかり剃ることを望まれる方もいれば、整える程度で十分という方もいらっしゃいます。そのため、ご自身の希望と合致するサロンを見つけることが重要です。ご自身に合ったサロンに出会えた際には、ぜひ足を運んでみていただけたらと思います。

未来の理容師に向けたメッセージ

バーバーなび:理容師を目指す若い方々に向けて、メッセージをお願いできますか。

立川氏:理容師という職業は、手を怪我するとそのまま収入が途絶えるという現実があります。そのため、仕事をしながら別の収入源について考えておくことも大切だと思います。これは理容業界に限らず、多くの職種に共通する不安だと思いますが、将来的な安心のためにも、自らの道をしっかりと考え、備えておくことが必要です。また、企業に属していない場合は、特にその不安が大きくなる傾向がありますので、理容業界で働く上では現実的な視点も忘れずに持っておくべきだと思います。

もう一つ大切にしているのは、日々さまざまなお客様と接する中で、会話ができるかどうかという点です。会話がうまくできないと、自分自身も楽しくありませんし、お客様からの信頼や指名にもつながりにくいと感じています。そのためにも、若いうちにさまざまな経験を積み、会話の引き出しを増やしていくことが大切です。

バーバーなび:ご自身の経験をもとに、会話の引き出しを増やすことが大切ということですね。

立川氏:はい。たとえば、「年配のお客様と何を話したらよいかわからない」という場面もあるかもしれませんが、引き出しが多ければ話題も広がりますし、お互いにとって心地よい時間になると思います。技術を提供することはもちろん大切ですが、その技術とともに、さりげない会話の中で感じていただける居心地の良さも、大切にしていきたいと考えています。

バーバーなび:本日は素敵なお話をありがとうございました。

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SHOP INFORMATION

  • 店舗名:エステ&シェービングサロン LIDRESS
  • 住所:東京都多摩市鶴牧1丁目3−10 シティハウス多摩 204号室
  • 営業時間(平日):10:00~19:00
  • 営業時間(土日祝):10:00~19:00
  • 定休日:月曜日 / 火曜日
  • 沿線:京王電鉄 京王相模原線、小田急電鉄 小田急多摩線、多摩都市モノレール線
  • 最寄駅:京王多摩センター駅
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