髪技理容師を探せ Vol. -CURARE 1968 you-wrap Ken

今回はHair salon Switch 野村さん からCURARE 1968 you-wrapのKenさんをご紹介いただいたので、ぜひお話を伺いたいと思いインタビューさせていただいた。理容師としての技術だけではなく、溢れ出る人情味と感謝の温かい心でお客様を迎えすることで、癒しの接客を行なっている。ちなみにコロナ禍に趣味で始めたパスタ料理はご家族にも大変好評で仕事同様に日々試行錯誤に勤しんでいるそうだ。

Ken 

CURARE 1968 you-wrap

理容師歴:37年
出身校:中央理容美容専門学校
出身地:横浜
得意技術:癒しのシャンプー・ヘッドスパ
得意スタイル:仕事を通してお客様を癒すこと
こだわり:技術に目を奪われがちだがマインドを大切にすること
趣味:パスタ料理

CURARE 1968 you-wrap について

まずはサロンへの道順を案内しよう。たまプラーザ駅北出口から《バス》柿生駅前行きへ乗車、美しが丘西一丁目で降車した後は、ラーメン屋「きむら初代」の方向へ直進。そのまま「美しが丘西一丁目」の横断歩道を直進すると、道路沿いにお目当てのサロンが見えてくるだろう。駐車場もあるので、利用する際はサロンに確認してみるといいだろう。

サロン内ではボブ・マーリーのレコードが流れており、心地良い空間が迎えてくれる。シェービング・ヘッドスパ・炭酸泉など頭皮や健康毛促進、男性目線で考えたメニューは清潔感だけではなく癒し&リフレッシュTimeへ導いてくれるだろう。

お店の簡単な紹介が済んだところで早速、Ken氏のインタビューを進めていくとしよう。

CURARE 1968 you-wrap Ken氏

理容師を目指したきっかけ

バーバーなび:こんにちは、本日はよろしくお願いします。まずKenさんが理容師を目指すことになったきっかけを教えてください。

Ken氏:よろしくお願いします。ズバリきっかけは床屋の息子に生まれたことです。昔から「ケンボウ、ケンボウ」とお客様に可愛がってもらい、物心ついた頃には「僕は床屋になるんだ」と思っていました。実際には厳しい現実が待っていて、同期も辞めていき、人間関係で悩んだ時期や今後が不安になる時期もありました。そんな中お客様に、「シャンプーうまいね」と褒められたことがきっかけで、僕はシャンプーでお客様を喜ばすことのできる理容師になりたいと思ったんですね。

ただ、一度は理容の道から離れて飲食業の道へ進み、ある日、勤め先の店主から「床屋だったんだろ?切ってくれよ」と言われ、なんてこと言うんだと思いつつ文具ばさみでカットをすると、仕上がりを見た店主が「ありがとう!」と、とても喜んでくれたんです。それを機に「やっぱり髪が切りたい!」と我に返り、理容の道を歩み直すことに決めました。以前の自信がなかった気持ちもなく、理容でやっていくという気持ちで進み、はじめは父の理髪店で弟と一緒に勤めていましたが、程なくして結婚して子供ができ家族と過ごす時間が増える中で、自分のお店を持ちたいという思いが強くなり、独立する決意をしました。

バーバーなび:一度は諦めかけた理容の道ですが、飲食での経験やその時の出会いが、再び理容に戻るきっかけとなり、今の理容師人生につながっているのですね。

Ken氏:でも逆にその1年、理容から離れたことによって、この仕事の良さを身に染みて感じることができました。独立に関しては、今思えば身の丈に合わない額の借入をしながらのスタートでしたし、はじめこそ知らない土地での集客からつまずいたけれど、なんとかここまでやってくることができ、一度は諦めたこの理容の道も、今では天職なんだなって思っています。人に歴史ありです。

理容業界への思い

バーバーなび:理容業界全体に対してはどのような思いや考えをお持ちですか?

Ken氏:1mm、1gでも良くなってほしいと思います。業界にも良し悪しがあると思います。1000円カットが出てきて、とても画期的だと思った反面、10分でパパッと仕上げてしまうという面ではそれぞれの手仕事の重み、人様に触れる意味を考えてほしいと感じています。もちろん、お客様側は圧倒的に10分でささっと終わることに賛同されたからこれだけ世の中に広まったってことなんですけど、これから理容の道を志す人には、「髪を触る、頭を触る、顔を触る、ハサミを使う、カミソリを使う」そういった特殊な仕事、 その重みを大事にしてほしいと思います。と、同時にお客様の心に寄り添うホスピタリティを置き去りにしてはならないと思います。

バーバーなび:今後はカットだけではなく、それ以外のまさに、Kenさんがこだわられているシェービングやヘッドスパもフォーカスされるようになっていってほしいと思いますね。

Ken氏:そうですね。「床屋さんって髪切るとこだろ」って言われるんですけど、「ここに来ることが趣味」って言ってもらえることもあるので、なんていうか贅沢品じゃないけど、その人のQOLが高まるような場所にしたいと思っています。誰かの趣味として成立するような業種にしていきたいと思っています。ベルトコンベアのような流れ作業ではなく、お客様ときちんと向き合い、僕はお客様を癒すことで僕自身が癒されている部分もあるので、本当に仕事が楽しいなと思って日々過ごしています。

お客様との時間は通常1時間ですが、私は1時間半の枠を取るようにしています。急なメニューの追加や次のお客様への準備のため、あとは僕の気持ちをリセットして、新たな気持ちでまたお客様を迎える準備ができるようにするためです。そうしないと「いい仕事」ができないと思うんです。予約を詰め込みすぎて失敗したこともあったので、どんなことがあっても予約枠は詰め込まず、1日6組程度の予約枠にさせてもらっています。

髪技理容師としてのこだわり

バーバーなび:ありがとうございます。それではこだわりを教えてください。

Ken氏:お客様を癒したい、笑顔にしたい、ですね。せっかく来ていただいたお客様だから、笑顔になって帰っていただきたいんです。人様に触れるお仕事なので、お客様の気持ちに寄り添わないといけないと感じています。

バーバーなび:あたたかいKenさんのお人柄ならではのこだわりですね。僕も出会ってからまだ数十分ほどですが、こういった形で温かくお客様を受け入れていらっしゃるんだろうなっていうところを感じました。

Ken氏:いえいえ、ほんと恐縮です。僕はね、笑って死にたいんです。「今日も息できてる!起きれたんだ!」と日々感じながら、やっぱりそれに気づかないとダメですよね。日々楽しく過ごしたいんで、ただただそれだけです。 寝る前も、「今日1日ありがとうございました」って、来ていただいたお客様に感謝をして寝るんです。「明日もよろしくお願いします」って。

バーバーなび:感謝の気持ち…大切ですよね。とても素敵です。

お客様へのメッセージ

バーバーなび:どのようなお客様にお店に来て欲しいですか?

Ken氏:そうですね。相思相愛でいたいので、床屋さんが好きだっていう人に来ていただきたいし、もちろん床屋さんの良さ、面白さを知っていただきたい。髪切るだけじゃないんだよ、と魅力を感じていただける場にしたいです。ディズニーランドのようなアミューズメント性はないけれど、どこかそんなワクワクする場所にしていきたいですね。

独立後、はじめは慣れないPC作業でホームページを作ってみたり、ポスティングや折込チラシ、SNSでの発信にも挑戦しました。でも結局は、頑張って理容のことを発信していた時期よりも、僕の趣味やパスタ作りのことをありのまま発信していた方が良いのかなって思っています。そういったところから興味を持っていただいたお客様にも来ていただけたりしているので。

バーバーなび:お客様のリピートに繋がる秘訣はそういった部分もあるんですね。

Ken氏:技術面を求められることは前提として、僕が人と比べられることが苦手ということもあるかもしれないですが「僕は僕」というスタンスでやっていて、そんな僕でよろしければお客様と充実した時間を過ごしたいので、床屋さんで髪を切ること以外に、いかにリフレッシュして楽しんでもらえるかを大切にこれからもやっていきます。

未来の理容師に向けたメッセージ

バーバーなび:理容師を目指す若者に向けたメッセージもお願いできますか?

Ken氏:そうですね。この仕事を志している方に伝えたいことは「ありがとうございます」です。本当に嬉しいという思いですし、やるからには楽しんでもらいたいと思います。あなたにしかできない理容の仕事を見つけてほしいし、 あなたという人間を大事にして理容師になってもらいたいです。人それぞれ個性を持っているので、みんな同じ顔になっちゃダメだと思うんです。

ぜひ若い人たちには、「あなたにしか出来ない床屋さんになってください」と伝えたいです。辛いこともありますが、楽しい仕事です。技術を習得するまでの辛さはあるけれど、良い仕事だと胸を張って言えます。僕は一度やめたけどね(笑)何が縁かわからないけど、数少ない理容を目指す人材に、「あなたのその選択は間違ってないです」とも伝えたいです。きっと報われる瞬間が来るはずなので、そこを信じてやっていい!一緒に頑張りましょう!

バーバーなび:温かく、そして心強いメッセージをありがとうございます!

最後に

バーバーなび:本日はお忙しい中取材のご協力いただきありがとうございました。最後にKenさんからおすすめのメニューを紹介してもらえますか?

Ken氏:はい。こちらこそありがとうございました。こちらでございます。

髪技理容師おすすめメニュー「ルベルONE」コース ¥9,900
カット+シェービング+ルベルONEスパ

 

モデル写真提供:CURARE 1968 you-wrap

髪技理容師おすすめメニュー韋駄天シャンプー/鬼シャン  ¥2,600(ご新規様初回限定¥1,600)

※単品メニュー注文不可

モデル写真提供:CURARE 1968 you-wrap

髪技理容師おすすめメニュー眠りの頭浸浴 ¥2,000

※単品メニュー予約不可

モデル写真提供:CURARE 1968 you-wrap

店舗基本情報

店舗名CURARE 1968 you-wrap
住所神奈川県横浜市青葉区美しが丘西2丁目54−14
営業時間・定休日10:00~19:00
定休日:火曜日及び月曜不定休
最寄駅沿線東急田園都市線
最寄駅たまプラーザ駅
電話番号045-903-1035
ホームページhttps://tk2b09.wixsite.com/curare-1

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